Box for EMM: アプリケーションユーザー
- Box for EMMとは何ですか?
- Box for EMMのダウンロード方法を教えてください。
- Box for EMMをダウンロードしたデバイスで他のBoxアプリを使用できますか?
- Box for EMMの使用中に問題が発生したら、どうすればいいですか?
Box for EMM: アプリケーション管理者
Box for EMM: アプリケーションユーザー
自分が所属する企業がBox for Enterprise Mobility Management (EMM) を使い始めたら、以下の点を理解しておくことをお勧めします。
Box for EMMとは何ですか?
Box for EMMは、モバイルデバイスによる自社コンテンツへのアクセスを企業が安全に管理するためのモバイルアプリケーションです。
Box for EMMのダウンロード方法を教えてください。
Box for EMMをダウンロードするには、管理者に連絡する必要があります。Box for EMMをダウンロードしたら、以下の表の指示に従って最新の状態を維持してください。
デバイスの種類 | 更新操作 |
iOS | EMMプロバイダによってBox for EMMがデバイスにプロビジョニングされると、公式アプリストアからアプリケーションを更新できるようになります。アプリストアで「Box for EMM」を検索し、アプリケーションを更新します。または、管理者がEMMプロバイダ経由でBox for EMMの最新バージョンをプッシュすることもできます。 |
Android | 管理者がBox for EMMをBoxから直接入手し、EMMプロバイダ経由で最新バージョンをユーザーにプッシュします。 |
Box for EMMをダウンロードしたデバイスで他のBoxアプリを使用できますか?
はい。 iOSデバイスおよびAndroidデバイスでは、Box for iPhone、Box for iPad、Box for AndroidアプリとともにBox for EMMアプリケーションを使用できます。ただし、会社の資格情報を使用してBox for iPhone、Box for iPad、Box for Androidにログインすることや、個人アカウントの資格情報を使用してBox for EMMにログインすることはできません。Box for iPhone、Box for iPad、Box for Androidには、個人アカウントからもログインできます。
Box for EMMの使用中に問題が発生したら、どうすればいいですか?
ログイン時やBox for EMMアプリケーションの使用中に問題が発生した場合は、管理者にお問い合わせください。
Box for EMM: アプリケーション管理者
自社でBox for EMMを使用したいとお考えの管理者の方は、以下の情報をご確認のうえ、Box Product Supportまでお問い合わせください。
Box for EMMの概要
Box for EMMは、一部のエンタープライズモビリティ管理プロバイダとの統合に使用できるモバイルアプリケーションです。それらの企業はさまざまなモバイルセキュリティ機能を提供しており、Box for EMMを使用すればBoxユーザーがモバイルデバイス管理 (MDM) を通じてそうした機能を活用できます。Box for EMMには、以下の機能があります。
- Boxの使用を、Box for EMMと統合されているEMMプロバイダによってセキュリティ保護された会社承認のモバイルデバイスに制限できます。
- BoxとEMMプロバイダの間のサーバー間API呼び出しによって、EMM資格情報が検証されます。
- Boxのコンテンツへのアクセスを許可する前に、管理対象アプリケーションの設定を確認します。
- Boxのコンテンツへのアクセスを許可する前に、EMMプロバイダが設定したセキュリティポリシーにデバイスが準拠していることを確認します。
システム要件
Box for EMMは、以下のオペレーティングシステムをサポートしています。
- iOS 10以降
- Android 4.0 (Ice Cream Sandwich) 以降
- AirWatchバージョン7.2以降
- MobileIron Coreバージョン7.5以降
- MobileIron Connected Cloudバージョン7.5以降
前提条件
Box for EMMを展開する前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
- Box for EMMは、Box Product Supportによって設定されている必要があります。
- 協力するBox for EMMプロバイダのアカウントを持っており、そのプロバイダのMDM製品を使用する必要があります。代表的な製品として、現在Box for EMMは、iOSではAirWatch、MobileIron、Microsoft Intune、 Intune Mobile Application Management without Enrollment 、Citrix XenMobile、およびMaaS360、AndroidではAirWatchおよびMaaS360と統合されています。IntuneはAndroid EnterpriseおよびiOSに対応しています。
Box for EMMアプリケーションへのアクセス
自社用にBox for EMMを設定するには、Box Product Supportに連絡する必要があります。 EMMポリシーの設定については、EMMプロバイダにお問い合わせください。
- Box for EMMは、会社のEMMプロバイダからアプリケーションを取得したユーザーのみが使用できます。
- ユーザーが公式アプリストアから直接ダウンロードした場合はログインできません。
- デバイスのアプリケーションをバックアップして、別のデバイスで復元した場合にもログインできません。
注:
AppleがiOS 11から提供しているファイル App機能で、Box for EMMフォルダ内のファイルをBox環境外アプリのフォルダへコピーまたは移動できるという予期せぬ動作が検出されました。これは、iOSデバイスでこの機能を使用することで、本来ファイルに対するアクセス権限のない人でもそのファイルへアクセスできるようになり、一般公開される可能性があることを意味します。この動作は、iOS 12.1より前のバージョンでのみ発生します。
この動作は、MDM環境でBox for EMMを使用している企業のBoxコンテンツにのみ影響します。iOSでMDMソリューションおよびBox for EMMを使用していない場合には、Boxのコンテンツに影響はありません。
影響を受けるiOSバージョンでこの動作を防ぐには、[管理コンソール] > [Enterprise設定] > [モバイル] に移動し、[iOS 12.0またはそれ以前のバージョンを実行しているデバイスで、ファイル Appの使用を無効化する (iOS EMMのみ)] をオンにします。詳細については、iOS EMMでファイル Appを有効/無効化するを参照してください。
管理対象モビリティユーザー
管理対象ユーザーとは、会社のEMMプロバイダによって設定および登録されたデバイスを所有する企業ユーザーです。EMMに対応する企業のすべてのユーザーを管理対象とする必要があります。
Box for EMMソリューションは、管理対象ユーザーと管理対象外ユーザーのいる企業への展開をサポートしていません。企業がEMM企業として登録されると、Box for EMMアプリケーションを使用しなければBoxにアクセスできなくなります。
ログイン時のエラーメッセージと原因
ログイン時に問題が発生する場合は、以下の表を参考に、考えられる原因を突き止めてください。
エラーメッセージ | 考えられる原因 |
アプリが承認されていないため、ログインを完了できませんでした。詳細は、管理者にお問い合わせください。 |
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ユーザーが承認されていないため、ログインを完了できませんでした。詳細は、管理者にお問い合わせください。 |
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メッセージが表示されない (ログイン画面に戻る) |
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Box for EMMの展開や管理について不明な点がある場合は、Box担当者までお問い合わせください。
FAQ
Box for EMMに興味があります。自分の企業に展開したいのですが、どのように入手できますか?
Box for EMMを有効にするには、Box Product Supportまでご連絡ください。
Box for EMMに興味はありますが、会社のEMMプロバイダがBox for EMMと統合していません。どうすればいいですか?
Boxは、現時点では統合されていないその他の主要EMMプロバイダとも統合を検討しています。Box担当者まで、Box for EMMについて興味をお持ちであることと、ご利用のEMMプロバイダをお知らせください。
Box for EMMを展開できない場合、Box for iPhone、Box for iPad、Box for Androidアプリが、さまざまなネイティブモバイルセキュリティ機能を提供しています。詳細については、モバイルセキュリティ設定についてを参照してください。
Box for EMMはiOSおよびAndroidでプッシュ通知をサポートしますか?
Box for EMMはiOSではプッシュ通知をサポートしていません。
Androidでは、次の操作が行われたときにBox for EMMから通知が送信されます。
- ある項目のコラボレーションに招待され、コラボレーションの自動承認を有効にしていた場合。
- 所有するファイルにコメントがついた場合。
- 以前コメントしたファイルにコメントがついた場合。
- ファイルで@メンションされた場合。
- 自分と関連性の高いファイルが編集された場合 (関連性は、そのファイルへのアクセス履歴に基づいてBoxが判断します)。
企業をBoxアプリからBox for EMMアプリに移行するにはどうすればよいですか?
移行中は、テストユーザーにBoxアプリとBox EMMアプリの両方の使用を許可することができます。ただし、移行の完了後は、Box for iPhone、Box for iPad、Box for Androidアプリを無効にして、ユーザーがこれらのアプリからEnterpriseアカウントにログインできないようにする必要があります。
Enterprise設定でこれらのアプリを無効にするには:
- 管理コンソールから、[Enterprise設定] > [アプリ] に移動します。
- [Box公式アプリ] セクションで、無効にするアプリを選択します。
Box Capture for EMM
Box for EMMを使用している場合、Box Capture for EMMにも関心があるかもしれません。Box Capture for EMMは、Box for EMMのセキュリティ機能を備えたBox Captureアプリの機能を提供しています。ITチームはすべてのモバイルデバイスのセキュリティ、ポリシー、およびプロビジョニングを一元的に管理できます。AirWatch、Citrix、Intune、MaaS360、MobileIron、Oktaなどの先進的なモバイルセキュリティソリューションとの統合により、お客様のデータや知的財産を安全かつ確実に管理します。