Box for Oracle NetSuite V0.1.0をご利用のお客様への重要なお知らせ -- Box for Oracle NetSuite v0.1.0を実行している場合は、重要なバンドルデータが失われる危険性があります。アップグレードについては、Box Product Supportにチケットを申請してください。このお知らせは、Box For Oracle NetSuite V0.1.0を実行しているお客様のみに適用されます。上記以外のバージョンを実行している場合は、任意のタイミングで安全にアップグレードを実行できます。詳細については、技術的な問題に関するこちらの記事を参照してください。
プロセス全体を説明したビデオ (解説付き) については、こちら (英語版) を参照してください。
概要
Box for Oracle NetSuiteは、NetSuiteファイルキャビネットを強化または置き換えることにより、Boxの強力なコンテンツ管理機能をNetSuiteインターフェースに直接追加します。 NetSuiteとBoxの両方を使用しているお客様は、1つのレコードに関連するすべてのコンテンツを個々のBoxフォルダに整理できます。 その後、Boxから直接それらのドキュメントにアクセスできます。
この記事では、NetSuiteとBoxを接続する際の最初の手順について詳しく説明します。 また、以下の操作を行うために管理者が実行する必要がある手順についても説明します。
- NetSuiteへのBox SuiteAppバンドルのインストール
- NetSuiteインスタンスのBox企業アカウントへの接続
Box for Oracle NetSuite統合をインストールするには、以下の両方の管理者アカウントが必要になります。
- SuiteAppバンドルをインストールする権限を持つNetSuite管理者
- 以下の操作が可能なBox管理者 (または適切な権限を持つ共同管理者)
- 会社のBox Enterprise ID (EID) へのアクセス
- 管理コンソールでのアプリケーションの承認
- コンテンツマネージャへのアクセス
以前のBox for NetSuite統合からアップグレードする場合の詳細
NetSuiteへのBox SuiteAppバンドルのインストール
重要
すでに以前のバージョンのBox for Oracle NetSuite統合を使用している場合は、先に新しいバージョンの統合をインストールすることを強く推奨します。 インストールと設定が完了したら、必要に応じて、エンドユーザーの混乱を防ぐために、以前のバージョンをアンインストールできます。
NetSuiteにBox SuiteAppバンドルをインストールするには
- NetSuiteのグローバルダッシュボードで、[Customization] > [SuiteBundler] > [Search & Install Bundles] の順にメニューを選択し、SuiteAppバンドルインストーラに移動します。
- 検索ボックスにBox for Oracle NetSuiteと入力して、検索結果にBox for Oracle NetSuite統合が表示されることを確認します。
- [Box for Oracle NetSuite] をクリックします。 バンドルのレコードが開き、バンドルの詳細 (インストール時に作成される6個のカスタムレコードなど) が表示されます。
- [Install] をクリックします。
- メッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。 [Installed Bundle] 画面が表示されます。
Box for Oracle NetSuiteバンドルのステータスは [Pending] と表示されます。 インストールには約10分かかります。
インストールを開始してからしばらく経つと、ステータスが [Pending...] から [Executing...] に変わります。
約10分後にインストールが完了すると、ステータス表示が緑のチェックマークに変わります。
これで Box for Oracle NetSuiteバンドルのインストールは完了です。 ただし、統合自体はまだ完了していません。 ここで、NetSuiteインスタンスとBox Enterpriseを関連付ける必要があります。
バンドルのインストールで問題が発生した場合は、NetSuiteのサポートにお問い合わせください。
NetSuiteインスタンスの設定とBox Enterpriseへの関連付け
これは、2つのパートからなるプロセスです。
- パート1: NetSuiteでBox Enterprise IDと (あれば) カスタムサブドメインを記録する
- パート2: BoxでBox-for-NetSuiteアプリケーションを承認する
パート1: Box Enterpriseの詳細を記録するには
- NetSuiteで、
[Customization] > [Lists, Records & Fields] > [Record Types] の順にメニューを選択し、レコードの種類のリストに移動します。
Box for Oracle NetSuiteバンドルをインストールすると、6個の新しいカスタムレコードオブジェクトがインストールされます。
この6個の新しいレコードの種類だけを表示するには、リストの上部で [Filters] をクリックし、[From Bundle] ボックスにBoxバンドルID (234796) を入力します。
次の表では、6個の新しいレコードの種類それぞれについて説明します。
Boxレコードの種類 |
説明 |
Box Account Association |
各NetSuiteユーザーと各Boxユーザーの間のマッピングが保存されます。 Boxも使用しているNetSuiteユーザーは、このBox Account Associationオブジェクト内に各自のレコードを持つことになります。 |
Box Folder Collaborations |
NetSuite用BoxフォルダのBox権限とコラボレーションを追跡します。 |
Box Integration Config |
統合の主要な設定ファイル。 NetSuiteインスタンスをBoxインスタンスに関連付ける際に必要となる、Box Enterpriseインスタンスの詳細 (EID、サブドメイン、Box Verified Enterpriseなど) が保存されます。 |
Box Record Folder |
NetSuiteレコードとBoxフォルダの間のマッピングが保存されます。 |
Box Record Type Config |
NetSuiteレコードの種類ごとの統合設定が保存されます。 Box統合の設定を有効化したりカスタマイズしたりするには、このオブジェクトを使用します。 この手順を完了すると、対応するNetSuiteレコード画面で [Box Content] オプションを表示できるようになります。 |
Box Type Folder |
NetSuiteレコードの種類とBoxフォルダの間のマッピングが保存されます。 このオブジェクトを使用して、NetSuiteオブジェクトとBox内の親フォルダを指定できます。 |
- Boxインスタンスを接続します。 これを行うには、[Box Integration Config] の右側にある [List] をクリックします。
- [Box Integration Config List] が表示されたら、[Edit] をクリックします。
- Box EIDを取得します。 それには、Box Enterpriseの管理者 (または共同管理者) としてBoxにログインします。
- Boxの [アカウントと請求] をクリックします。
- Box EIDを書き留めておきます。
- 会社のBoxのサブドメインを取得します (ある場合)。 これを行うには、管理コンソールで [Enterprise設定] をクリックし、[カスタム設定] タブをクリックします。
- サブドメインを書き留めておきます。
- NetSuiteに戻ります。
- NetSuiteのBox Integration Configレコードで、[ENTERPRISE ID] フィールドにBox EIDを貼り付けます。
- [BOX SUBDOMAIN] に入力します。
- [BOX VERIFIED ENTERPRISE] チェックボックスを適宜オンにします。
- [Save] をクリックします。
注: ご自身がBox Verified Enterpriseの対象かどうかが不明な場合は、Boxアカウントの担当者かBoxサポートにお問い合わせください。
以前のバージョンを上書きしてこの統合をインストールする場合は、後でこの画面に戻り、v1からv2への移行を構成することになります。
パート2: NetSuite v2カスタムアプリケーションを有効化するには
重要: NetSuite v2カスタムアプリケーションを有効化する前に、新規ユーザーのストレージの割り当てに関する新規ユーザーのデフォルト設定を一時的に解除する必要があります。企業でNetsuite v2カスタムアプリケーションを有効にすると、 自動化ユーザーと呼ばれる特殊な新規ユーザーが自動的に作成されます。このユーザーは、ユーザーに対して有効にした新規ユーザーのデフォルト設定が適用されるため、この自動化ユーザーに無制限のストレージを指定してから、すべてのNetsuiteドキュメントを保持できるようユーザーを作成します。
この新規ユーザーのデフォルト設定を変更するには、適切な権限を持つ管理者または共同管理者としてBoxにログインした後、[管理コンソール] > [Enterprise設定] > [ユーザー設定] に移動し、そのページの [ストレージの割り当て] の設定で [無制限のストレージ] のチェックボックスをオンにします。 その後、Box管理コンソールでBox for Oracle Netsuiteアプリを承認するプロセスを作成したため、忘れずにこのページに戻り、[ストレージの割り当て] を元の設定に戻すようにしてください。
- [管理コンソール] > [アプリ] に移動します。
- [カスタムアプリマネージャ] タブをクリックします。
- [アプリの追加] をクリックします。
- [クライアントID] ボックスに、Box for Oracle NetSuite ID (
pl0vgv5rriv0o4pzqmwy0dlkao2cleat
) を貼り付けます。 - [次へ] をクリックします。
- [承認] をクリックします。
これで、Box for Oracle NetSuiteアプリケーションがBoxの [カスタムアプリケーション] リストに追加されます。
これで、 NetSuiteインスタンスとBox Enterpriseの関連付けと、統合のインストールは完了です。
以前のバージョンを上書きしてこの統合をインストールした場合は、次に移行パスを有効にする必要があります。
それ以外の場合は、統合を有効にしてデフォルトのフォルダ構造を設定します。
注: Box Enterpriseによってすべての未公開アプリケーションがデフォルトで無効になっている場合は、NetSuiteアプリケーションを許可リストに追加する必要があります。この設定を確認し、必要に応じて変更するには、管理コンソールから [Enterprise設定] > [アプリ] に移動し、 [サードパーティ製アプリケーション] セクションまで下にスクロールします。 [未公開アプリケーション] のチェックボックスがオンになっている場合、[例外:] ボックスに、カスタムアプリケーションセクションで使用したのと同じAPIキー (「クライアントID」とも呼ばれます) であるpl0vgv5rriv0o4pzqmwy0dlkao2cleatを入力します。 [保存] をクリックします。