有償版のBox Shuttle Advanced Toolingは現時点では、日本のお客様には提供しておりません。Box Shuttle Advanced Toolingは、多くの組織で使用されている15のソースツールからデータを移行できるセルフサービスのテクノロジーです。 多くの場合、これらのソースツールは構造的にBoxとまったく異なっていますが、Box Shuttleは、お客様がご利用のソースツールに合わせてカスタマイズされた詳細な手順や判断材料を提供することで、簡単に移行できるようにサポートします。
Boxのコンテンツ移行テクノロジーの詳細については、Box Shuttleの概要を参照してください。さらに読み進めて、Box Shuttle Advanced Toolingの特定の機能の詳細をご確認ください。
次の条件に該当する場合、Box Shuttle Advanced Toolingの利用をご検討ください。
- 移行対象のコンテンツが10 TBを超えている
- Standard Toolingでサポートされないソースシステムを使用している
ソースツール
Box Shuttle Advanced Toolingを使用すると、さまざまなオンプレミスおよびクラウド共有ツールのコンテンツをBoxのコンテンツクラウドに移行して一元化し、セキュリティ、コラボレーション、統合機能をすべて活用できます。 Box Shuttle Advanced Toolingでサポートされるソースシステムは次のとおりです。
オンプレミスのストレージ | クラウド共有ツール | バルククラウドストレージ |
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コンテンツをBoxに移行するときは、管理者または共同管理者としてBoxにログインしていることを確認してください。 ファイルサーバーなどのオンプレミスシステムから移行する際は、小さなWindowsアプリをインストールする方法でBox Shuttleを構成します。このアプリは、サーバーのバックグラウンドで実行され、データを分析および移行するためのアクセスを付与します。 クラウド共有ツールから移行するときは、管理者としてソースツールに対して認証するだけで、非常に簡単に構成できます。
権限のマッピング
Boxでは、ウォーターフォール権限モデルを採用しています。Boxへの移行における課題の1つは、ウォーターフォール権限と競合する他のシステムの権限との調整です。 Box Shuttleは、これらのソースシステムからBoxに移行することを目的に構築され、2つの権限モデル間の潜在的な相違点を解決するために役立ちます。 Box Shuttle Advanced Toolingは、権限の競合を解決するためBox Shuttle Standard Toolingと同じツールを提供しています (以下に示します)。
[Expand permissions (権限の拡大)]: このオプションは、フォルダ構造で上位のフォルダに対して既存の権限を持つユーザーに、サブフォルダとコンテンツの権限を付与します。 このオプションは、ソースツールでの権限が一時的なものである場合や、ウォーターフォール内に機密データがあまり保存されていない場合に適しています。
[Restrict permissions (権限の制限)]: このオプションは、フォルダ構造で上位の権限を持ちながら、フォルダ構造の下位のコンテンツやフォルダに対する権限を持たないユーザーを削除します。 このオプションは、移行対象に機密データが含まれており、アクセスを必要としない人にコンテンツを公開しないようにする必要がある場合に適しています。
[Skip files that have conflicts (競合しているファイルをスキップ)]: この移行ですべてのコンテンツに対して一律の判断を適用するのではなく、ソースツールでコンテンツを再編したい場合、そのようなファイルをBox Shuttleでスキップさせて、将来の差分同期で移行することが可能です。
コンテンツの所有権
Box Shuttle Standard Toolingと同様に、Advanced Toolingでは、コンテンツの所有権をソースシステムの所有者から、Boxでプロビジョニングされたユーザーとグループにマッピングできます。 Box Shuttleは各システムの一意のメールアドレスに基づき、照合してマッピングを提案しますが、マッピング用スプレッドシートを使用して、このマッピングをより細かく全面的にカスタマイズすることもできます。
ファイルレベルのメタデータ
Box Shuttle Advanced Toolingは、ファイル作成日や最終更新日など、標準的なファイルレベルのメタデータを自動的に移行します。 これには、カスタムのメタデータは含まれません。 コンテンツのユースケースに固有の「リテンション日」、「契約の種類」、その他のフィールドなど、カスタムデータを適用するにはBox Shuttle Managed Migration Servicesをご利用ください。
バージョン履歴
Box Shuttle Standard Toolingと同様に、Box Shuttle Advanced Toolingを使用すると、移行の一環としてコンテンツのバージョン履歴を移行するかどうかを指定できます。 多くの場合、バージョン履歴を移行することが望ましいです。 BoxのBusinessプラン (Business、Business Plus、Enterprise、Enterprise Plus) では、すべてのコンテンツを対象に、50以上のバージョン履歴を維持できます。
Box Shuttle Advanced Toolingへのアクセス
Box Shuttle Advanced Toolingは、テラバイト単位でライセンスが付与されます。 今すぐBoxアカウントチームと連携して、Box Shuttle Advanced Toolingを使い始めましょう。