概要
Boxでは、インターネットプロトコルバージョン6 (IPv6) のアドレスを使用したお客様のアクセスをサポートする予定です。 これは、セキュリティのためにIPv6にアップグレードしたお客様のほか、連邦指令に従ってIPv6への移行を求められている米国政府の顧客にもメリットがあります。 また、Boxでは、デュアルスタック操作 (IPv4とIPv6を経由した同時アクセス) もサポートします。 デバイスの中にはデフォルトでIPv6が有効になっているもの (例: 最新のスマートフォンの大半) もあり、Boxへの接続時にはIPv6がIPv4よりも優先されることに注意してください。
Boxがサポートする理由
IPv6は、この5年間で広く採用されるようになりました。
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アドレスの豊富さ: IPv4の場合、グローバルデバイスで使用できる一意のアドレスの数に制限がありますが、IPv6の場合は、128ビットの構造により、340澗 (澗は10の36乗) 個のアドレスを使用できます。 これにより、十分なアドレス空間が確保されます。
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エンドツーエンドの透明性: IPv6では、複数レベルのNAT (ネットワークアドレス変換器)、透過的な接続の促進、トラブルシューティングの効率化、不法行為の簡単な追跡などの保護対策が不要になります。
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管理のしやすさ: IPv6ネットワークの管理は、フラットなアーキテクチャによってシンプルであるため、拡張性、柔軟性、全体的な効率性が促進されます。
お客様側で必要な操作
Boxでは、今後、プロトコルのIPv4バージョンとIPv6バージョンの両方をサポートする予定です。 一部のデバイス (スマートフォンなど) では、デフォルトでIPv6が有効になっているため、Boxへの接続時にIPv6がIPv4よりも優先されます。 デバイスでサポートされているのがIPv4のみの場合、Boxへの接続にはIPv4が使用されます。 また、Box IP許可リストを使用する場合は、Boxサポートに連絡して、それが正しく設定されていることを確認してください。
IPv6を使用してBoxに接続する方法
IPv6を使用してBoxに接続する場合は、IPv6が使用環境で適切に構成されていることを確認する必要があります。 ISPによるIPv6のサポート、VPNの構成、ファイアウォールの構成、コンピュータの構成など、考慮が必要な領域は複数あります。 テスト用ウェブサイトのbox-test.comおよびipv6.box-test.comを使用して、IPv6の接続をテストできます。