Box SkillsはサードパーティのAIテクノロジを利用して、ファイルがBoxにアップロードされると同時に自動で分析を実行します。 Box Skillsは自動で画像ファイル内の物体や人物にラベルを付けたり、音声ファイルをテキストに書き起こしたりすることによって、コンテンツに関する豊富なインサイトを提供します。
プライマリ管理者はBox管理コンソールを使用してどのフォルダにBox Skillsを適用するかを指定できます。 Skillsの適用対象に指定されたフォルダへファイルがアップロードされると、サードパーティのAIサービスによって自動的に分析が実行されます。 管理者は会社のBoxインスタンス内で複数のSkillsを有効化することにより、社内で使用されているコンテンツの種類ごとに異なるAIテクノロジを適用できます。 Box Skillsを有効化して設定する方法については、こちらのガイドを参照してください。
Box Skillsは、フォルダにファイルがアップロード、コピー、または移動されると、自動的にトリガーされます。 Skillをトリガーするために管理者やユーザーが手動で操作を行う必要はありません。 Box Skillsによる分析がすでに完了しているファイルをクリックすると、画面右側の独立したペインにそのファイルのメタデータが表示されます。 このペインには、タグ、音声の書き起こしテキスト、抽出されたテキスト、ファイル内で検出された顔などの情報が表示されます。表示される情報は、Skillによって実行された分析の種類に応じて異なります。
管理者が特定のフォルダをSkillの適用対象に指定すると、ユーザーは自身のファイルにBox Skillsを適用できるようになります。 この作業はきわめて簡単です。
Box Skillの分析結果の表示
- Box Skillによって抽出されたファイルのメタデータを表示するには、そのファイルをクリックします。 ファイルのプレビューが開き、右側のペインにファイルの追加情報が表示されます。
- Skillによる分析結果を表示するには、杖のアイコンをクリックします。
このペインには、Skillによる分析を通じて収集されたすべてのデータが表示されます。 このペインに表示される情報は、サードパーティのAIテクノロジにより生成されます。
Skillカード |
表示される情報 |
フェイス |
Box Skillにより検出された顔 (またはその他の画像)。
画像をクリックすると青いバーが表示されます。 このバーは、ファイル内でその人物や物体が出現する時間を示すタイムラインです。 |
トピック |
Box Skillにより検出されたトピック、キーワード、またはラベル。
キーワードをクリックすると青いバーが表示されます。 このバーは、ファイル内でそのトピックが出現する時間を示すタイムラインです。 |
トランスクリプト |
Box Skillによって生成された書き起こしテキストと時間の参照情報。 このカードは、ファイルに関する一般的なテキストを表示する目的に使用される場合もあります。
書き起こしテキスト内の任意のポイントをクリックすると、ファイル内の該当する部分にジャンプします。 |
Skillデータの変更
適切な権限を与えられたユーザーは、大部分のSkillメタデータセクションを編集できるため、Box Skillによって生成されたデータを訂正したり補ったりすることができます。 これにより、不要なキーワードや不正確なキーワードを削除したり、書き起こしテキストの一部を修正したり、書き起こしテキストに任意のキーワードやメモを追加したりすることができます。
Skillデータを編集するには
- 編集するセクションをクリックして展開します。
- 鉛筆アイコンをクリックします。 このアイコンは、ファイルのメタデータの編集権限を与えられたユーザーに対してのみ表示されます。
- 顔を削除するには、削除する顔の横にある [X] をクリックします。
- キーワードを削除するには、削除するキーワードの横にある [X] をクリックします。
- キーワードを追加するには、最後のキーワードの下にある行をクリックします。 キーワードを入力して、[保存] をクリックします。
- 音声やビデオの書き起こしテキストを編集して、間違いがあるセクションを修正したり削除したりするには、編集するセクションをクリックします。 そのセクションが別のボックスに表示されます。 変更を加え、[保存] をクリックします。
関連リンク
Developerドキュメント: