制限の範囲を選択します。[デバイス所有者要件] と [デバイスセキュリティ要件] をともに満たすことを条件とするか、どちらか一方を満たせばアクセスできるように設定できます。
注
デバイス所有者要件では、ドメインメンバーシップと証明書プレゼンスの両方を要求するか、どちらか一方を要求するかを決定できます。
次に、それぞれのデバイスとOSに適用するチェック項目を選びます。それぞれ使用できる検証について、以下に説明します。
macOSおよびWindows
- OSの最小バージョンを要求する: セキュリティ機能が強化された新しいバージョンのmacOSおよびWindows OSに適用できます。最小対応バージョンは以下のとおりです (括弧内のサーバーOSバージョンに対応)。
- Windowsの場合:
- Windows 7
- Windows 7 SP1
- Windows 8 (Windows Server 2012)
- Windows 8.1 (Windows Server 2012 R2)
- Windows 10 (Windows Server 2016)
- Windows 11
- macOSの場合:
- Mavericks (10.9)
- Yosemite (10.10)
- El Capitan (10.11)
- Sierra (10.12)
- High Sierra (10.13)
- Mojave (10.14)
- Catalina (10.15)
- Big Sur (11.0)
- Windowsの場合:
- ウイルス対策ソフトのインストールとアップデートを必須にする*: デバイスにウイルス対策ソフトをインストールしてアップデートすることで、アクセスする機密コンテンツの保護機能を向上させます。
- Windows: Windowsセキュリティセンターでウイルス対策の状況を確認
- Mac: McAfee (+ePO)、Symantec、Norton、Trend Micro、ESET、Sophos、Kaspersky、Cisco AMP、AVG、Cortex XDR、CarbonBlack、CrowdStrike Falcon、Jamf Protect、FireEye、またはMicrosoft Defenderを確認
- ファイアウォールの有効化を必須にする*: ファイアウォールによるデバイスの保護を強制できます。
- Windowsの場合: Windowsセキュリティセンター
- Macの場合: OS Xファイアウォール
- すべてのディスクの暗号化を必須にする: ディスク暗号化ソフトウェアの使用を必須にして、データ紛失に対する保護を強化します。
- Windowsの場合:
- Bitlocker
- Symantec Encryption Software (PGP搭載)
- McAfee
- Check Point
- Macの場合:
- FileVault
- Check Point
- Windowsの場合:
* このマークが付いている項目では、Windows Server OSはサポートされていません。
iOS
- デバイスのパスコード: デバイスでのパスコード設定を要求します。
- Jailbreak (脱獄) の検出: 脱獄していないデバイスを要求します。
- 最小OS: デバイスに最小バージョンのiOSおよびiPadOSのインストールを要求します。サポートされるバージョンは以下のとおりです。
- iOS 8
- iOS 9
- iOS 10
- iOS 11
- iOS 12
- iOS 13/iPadOS 13
- iOS 14/iPadOS 14
- iOS 15/iPadOS 15
- iOS 16/iPadOS 16
Android
- root化の検出: root化されていないデバイスを要求します。
- 最小OS: デバイスに最小バージョンのAndroidのインストールを要求します。サポートされるバージョンは以下のとおりです。
- 5.0 (Lollipop)
- 5.1
- 6.0 (Marshmallow)
- 7.0 (Nougat)
- 7.1
- 8.0 (Oreo)
- 8.1
- 9.0 (Pie)
- 10
- 11
- 12
- 12.1
- 13
プラットフォームの追加の制限
デバイストラストは、Boxがサポートされているプラットフォームのみでサポートされます。つまり、Windows、MacOSのほか、Box Mobileアプリが実行されているAndroidおよびiOSでもサポートされます。
デバイストラストがサポートされないすべてのデバイスからBoxへのアクセスをブロックするには、[すべての非サポート対象プラットフォームからのアクセスをブロックする] のスライダをクリックしてオンに切り替えます。
企業内でデバイストラストを有効にすると、上記で選択したチェックが選択したプラットフォームへのすべての新規ログインに適用されます。
注
この設定では、ユーザーが要件を満たしていなくてもログインが許可されます (フェイルオープン)。
デバイスのアクセスを監視するには:
- レポートは、[管理コンソール] > [レポート] > [ユーザーアクティビティ] ([ログイン] の下にある [デバイストラストチェックの失敗] を選択) で生成できます。
- ログは、こちらで確認できます: Boxイベントストリーム
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