詳細:
Box Toolsの古いバージョン (v4.16.0以前) を使用しているお客様は、今後更新予定のGoogle Chrome (v102、日本時間2022年5月25日にリリース) およびMicrosoft Edge (v102、日本時間2022年5月27日にリリース) のブラウザで、デバイストラストが有効な場合、Boxウェブの [開く] ボタンを使用してファイルを開いたり、Boxウェブにログインしたりできなくなります。 これは、前述したChromeおよびEdgeの更新版に、プライベートネットワークアクセスに対するプリフライトのセキュリティの強化が導入されたためです。
手順:
- マシンにインストールされているBox Toolsのバージョンがv4.16.1.19より前の場合は、最新のWindows版Box Toolsをこちらからダウンロードしてインストールしてください。
以下の手順に従って、マシンにインストールされているToolsアプリケーションのバージョン番号を確認します。
- Windowsキーを押し、[プログラムの追加と削除] を検索して開きます。
- Box Toolsを検索してそれをクリックし、アプリケーションのバージョン番号を確認します。
本件に関するご質問は、販売店から指定されたサポート窓口にお問い合わせください。
背景情報: Google ChromeおよびMicrosoft Edgeブラウザの今後のバージョンとの非互換性の回避
Chrome 98では、セキュリティの強化を目的としたプライベートネットワークアクセス拡張機能が新しく導入されました。これにより、ChromeからBox Toolsへのリクエストの仕組みが変更され、Box Toolsでは、box.comとの統合が無効になるという問題が発生しました。最終的には以下の状況が発生しました。
デバイストラストが有効になっている企業内のユーザーはbox.comにログインできなくなりました。認証後のログインフローでは、デバイストラストチェックの実行を待機したまま停止します。
ウェブ上の [開く] ボタンがグレー表示になりました。
その後、Googleはこの変更をロールバックしました (英語) が、今後のバージョン (日本時間2022年5月25日にリリース予定のv102) で再度導入される予定です。
Boxは、日本時間2022年2月17日に、このChromeのプライベートネットワークアクセス拡張機能との互換性の問題を修正する、Windows版Box Toolsの修正プログラム (v4.16.1) をリリースしました。
Box Toolsの最新バージョンに更新しないと、このバグの影響を受けることにより、Google Chrome (v102) およびMicrosoft EdgeのブラウザでBoxファイルをネイティブで開けなくなります。