先日、Dell社が DBUtilドライバの新しい修正プログラムをリリースしました。この修正プログラムの一部であるDBUtilRemovalTool.exeは、ユーザーのローカルデバイス上のBoxファイルツリーを自動的にスキャンします
(これを
「制御を超えるプロセスの実行」と呼んでいます)。 Boxに大量のコンテンツがあるBox Driveユーザーの場合、このDellツールによるツリーの自動トラバーサルは、CPU使用率やネットワークトラフィックの増加、パフォーマンスの低下につながる可能性があります。現在Boxでは、この問題を修正するBox Driveの新しいバージョンのリリースに取り組んでいますが、影響を受けるお客様がすぐに問題を軽減できるように、このアナウンスを投稿することにしました。また、この問題の影響を受けるユーザー数が20人以上のお客様には、問題を軽減するための詳細な手順を直接メールでご案内しています。
Boxの今後の対応:
Boxは、このような「制御を超えるプロセスの実行」の挙動を示す既知の他のプロセスをすでにブロックしています。 そして、次のBox Driveリリース (v2.22) では、DBUtilRemovalTool.exeプロセスをブロックする予定です。 これにより、ユーザーは引き続きこのプロセスを自分のマシンで実行できるようになります。 ブロックされるのは、そのプロセスがユーザーのBoxファイルツリーをスキャンすることだけです。 ただし、Box Drive v2.22がリリースされるまで時間がかかるため、当面の間は、以下の手順に従って問題を軽減してください。
手順:
影響を受けるすべての組織の管理者が、このDellソフトウェアをブロックされたプロセスのリストに手動で追加することをお勧めします。 Box Drive v2.22ではこれを自動的に実行しますが、以下の手順に従うことで、Boxの環境が影響を受けている場合、この問題をただちに軽減することができます。
DBUtilRemovalTool.exeがBoxフォルダをスキャンすることをブロックするには、DBUtilドライバ とBox Driveを使用しているすべてのユーザーに対して次の手順を実行します。
- Box Driveを終了する
- レジストリエディタを使用して、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Box\Boxに移動する
- BannedProcessNamesという複数行文字列値 (REG_MULTI_SZ) を新規作成する (存在しない場合)
- BannedProcessNamesをダブルクリックし、DBUtilRemovalTool.exeを追加する
- レジストリエディタを閉じる
- Box Driveを起動する
本件に関するご質問は、販売店から指定されたサポート窓口にお問い合わせください。