組織のBoxアカウントの外観をニーズに合わせてカスタマイズすることができます。 これを行うには、[管理コンソール] > [Enterprise設定] > [カスタム設定] タブに移動します。 このタブでは、ユーザーがBoxで作業を行う際に参照できるカスタム情報を組み込むことができるほか、カスタムブランド設定の調整を行えます。
このページに記載された機能の中には、特定のBoxパッケージでのみ利用可能なものが含まれている場合があります。 パッケージの種類と各パッケージで利用できる機能については、Boxの価格設定ページを参照してください。
[カスタム設定] タブに移動するには:
- 管理コンソールの左側のメニューパネルで、[Enterprise設定] をクリックします。
- [Enterprise設定] ページの上部で、[カスタム設定] をクリックします。
会社概要
カスタム設定を開始する方法は以下のとおりです。
- 会社の内部表示名を入力します。これは、管理対象ユーザーがBoxを使用する際に表示される会社名です。
注
会社の内部表示名を変更しても、Boxとの契約上の会社名が更新されることはありません。 契約上の会社名を変更する必要がある場合は、サポートにお問い合わせください。
- カスタムサブドメインを作成します。 従業員は、このカスタムサブドメインに移動して、各自のBoxアカウントにログインします。ヒント:
カスタムサブドメインのURLはできるだけ短くし、ユーザーが簡単に覚えられ、識別しやすいものにすることをお勧めします。
重要
カスタムサブドメインを変更すると、以下の場合に共有リンクが無効になる可能性があります。
- リンクの作成時にすでに別のカスタムサブドメインを使用していた場合
- 既存のリンクのURLがカスタマイズされている場合
上記以外の場合、共有リンクはそのまま同じドキュメントを指すので、これらのリンクを再生成したり再送信したりする必要はありません。
追加したサブドメインは削除できません。変更のみ可能です。削除しようとすると、サブドメインが必要であること示すプロンプトが表示されます。
カスタム共有リンクがあるかどうかを確認するには:
- 管理コンソールの左側のメニューパネルで、[レポート] > [レポート作成] をクリックします。
- [レポート] ページで、[共有リンク] をクリックします。
- [実行] > [エクスポート] をクリックします。 Boxアカウントの [Box Reports] フォルダにレポートが保存されます。
カスタムサブドメインに対する変更は、[ユーザーアクティビティ] レポートで追跡できます。
ドメイン管理
[ドメイン管理] では、インターネットドメインの定義および検証を行うことができます。ドメインを制御することで、ユーザーやコンテンツの管理が簡単になり、セキュリティ侵害の防止に役立ちます。 このセクションを使用して、インターネットドメインを所有していることを明示できます。
詳細については、ドメイン管理を参照してください。
カスタム設定
Boxを社内のプロセスやワークフローと統合できるように、ユーザーがBox上の会社のコンテンツにアクセスしたときに表示されるメッセージやブランド設定をカスタマイズすることができます。
会社のニーズに沿ってBoxアカウントをカスタマイズするには、[カスタム設定を有効にする] の横にあるスライダをクリックして右にドラッグします。
ブランド設定
会社のロゴや配色を使用して、Boxアカウントにカスタムブランド設定を適用することができます。 これを行うには、ロゴの画像をアップロードして、第1および第2のブランドカラーを選択します。 ブランド設定が完了すると、Box製品やBoxからのメール通知に表示されるBoxのロゴと配色がお客様の会社のロゴと配色に置き換えられ、Boxブランドではなく、お客様のブランドの外観が管理対象ユーザーに対して使用されるようになります。
また、ファイルリクエストにもカスタムブランド設定を適用できます。
さらにカスタマイズを行いたい場合は、[詳細設定を表示] をクリックして、[ヘッダーロールオーバー]、[ヘッダーテキスト]、[リンク] の色を選択します。
注:
ブランド設定は、共有リンクや外部ユーザーにも適用されます。
フッターテキスト
このセクションでは、すべての管理対象アカウントですべてのヘルプボックスに表示されるフッターテキストをカスタマイズすることができます。
カスタマイズしたテキストを入力するには、[テキスト] と [リンクテキスト] フィールドにテキストを入力します。[リンクテキスト] フィールドに関連付けるハイパーリンクを追加することもできます。これを行うには、http://を含むURL全体を [リンクURL] フィールドに入力してください。 フッターは、製品に関するフィードバックのテキストフィールドの下にある [ヘルプ] ウィンドウに表示されます ([ヘルプ] ウィンドウは疑問符アイコンをクリックすると表示されます)。
サポートの連絡先情報
連絡先情報を変更して、管理対象ユーザーが会社独自のサポートヘルプデスクまたはIT部門に問い合わせを行うように促すことができます。 この情報は、(設定されている場合は) フッターテキストと、製品に関するフィードバックのテキストボックスの下に表示されます。
システムのメール署名
ユーザーがBox内で特定のアクション (フォルダへのコラボレータの追加やタスクの割り当てなど) を実行すると、自動的に通知メールが送信されます。
このような通知メールには、メール署名やその他の情報を追加することができます。 一般に、メール署名は、法律やプライバシーに関する注意事項を通知する目的に使用されます。ただし、必要に応じて任意のメッセージを表示するようにカスタマイズできます。
ログインページ
このセクションでは、管理対象ユーザーがBoxにログインする前に表示されるカスタムメッセージを設定できます。ここで作成したヘッダーとテキストは、管理対象ユーザーがカスタムサブドメインに移動したときに表示されるログイン画面上のメールアドレスとパスワードの入力フィールドの下に表示されます。
注
- ログインメッセージの長さは2048文字 (半角英数字) までに制限されています。
- 太字<strong>、斜体<em>、改行<br>、リンク<a href>のフォーマットのみをサポートします。
埋め込みウィジェットのカスタマイズ
管理対象ユーザーは、Box埋め込みウィジェットを使用することで、セキュリティ設定をすべて維持したまま、Boxアカウントから別のウェブサイトにファイルやフォルダを埋め込むことができます。
管理対象ユーザーが埋め込みウィジェットを使用する際、デフォルトでは、Boxのロゴが表示されます。Boxのロゴをお客様の会社のロゴに置き換えることはできません。ただし、埋め込みウィジェット全体からBoxロゴを削除することはできます。これを行うには、[Boxロゴを表示する] の横にあるスライダをクリックして左にドラッグします。
埋め込みウィジェットの詳細を参照してください。
ファイルバージョンの制限
[ファイルバージョンの制限] 設定を使用すると、Box上で保持する各ファイルのバージョンの数を制限できます。 たとえば、バージョン数を5までに制限した場合、ファイルのバージョン履歴から、5つ前までのバージョンを復元できます。 バージョン履歴の上限数を超えると、最も古いバージョンのファイルから削除されます。 [バージョン履歴] ウィンドウでは、このバージョンはファイル所有者が削除したと表示されます。
- ファイルバージョンの制限には、ファイルの最新バージョンは含まれません。たとえば、ファイルバージョンの数を1に制限した場合、最大で2つのバージョン (最新バージョンと1つ前のバージョン) が保持されます。
- 保存できるファイルバージョンの最大数は、Boxアカウントの種類によって異なります。
- Personal Free - 利用できません
- Personal Pro - 10バージョン
- Starter - 25バージョン
- Business/Business Plus - 50バージョン
- Enterprise - 100バージョン
- Enterprise Plus - 無制限
カスタム設定が完了したら、変更内容が反映されるように、必ず [保存] をクリックしてください。