Box管理者がBusinessまたはEnterprise向けにメールのアップロードを許可している場合、[このフォルダへのメールによるアップロードを許可する] オプションを有効にすると、特定のBoxフォルダにファイルをアップロードすることも、メールに添付して送信することも簡単にできます。 次に、そのフォルダにファイルをアップロードするために生成されたメールアドレスにメール添付で転送するか、ファイルを送信できます。
注
この機能は、Starterアカウントおよび個人用アカウントでは利用できません。
メール添付でフォルダに転送すると、添付項目のみアップロードされ、メッセージの内容はアップロードされません。
フォルダへのメールアップロードの有効化
この機能を使用すると、目的のフォルダ用にメールアドレスが生成されるため、メールで受信したファイルをBoxに転送する場合に便利です。
注
メールによるアップロードは、ウェブ、Windows、macOSの一般的なメールクライアントから少数のファイルを手動で不定期に転送する場合に向いています。 自動化されたフロー、統合、スクリプトを導入するには、BoxのアップロードAPIを使用する必要があります。
そのため、メールによるアップロードの自動化およびLinuxベースのクライアントはサポートされません。
フォルダへのメールアップロードを有効にするには、以下の手順に従います。
- [すべてのファイル] ウィンドウで、フォルダを右クリックし、[設定] を選択します。
- [アップロード] セクションの [メールアップロード] の隣にある [このフォルダへのメールによるアップロードを許可する] チェックボックスをオンにします。 [アップロード用のメールアドレス] の下に、一意のメールアドレスが表示されます。
- 必要に応じて、[このフォルダのコラボレータにのみメールによるアップロードを許可する] を選択します。
- フォルダにファイルをアップロードするには、ファイルをこのアドレスに送信します。 このメールアドレスをクリップボードにコピーして、メールアドレス帳に連絡先として入力するか、単に添付メールの [宛先] 行に貼り付けます。
注/問題点:
- メールによるアップロードは添付ファイルに対してのみ機能します。メールの本文はBoxにアップロードされません。
- メッセージ本文と添付ファイル (署名を含む) の累積サイズが50 MBを超えてはいけません。
- フォルダの所有者と送信者の両方が、ファイルが正しくアップロードされたことを示す通知を受け取ります。
- また、コラボレータも、フォルダに関するアップロード通知を有効にしている場合は通知を受け取ります。
- 「.msg/.eml」ファイルのメールアップロードをMicrosoft Outlookデスクトップアプリケーションで行うと失敗します。これは、これらのファイル拡張子を持つ添付ファイルのOutlookでの処理方法が原因です。 回避策として、メールを送信する前に、このような種類の添付ファイルを圧縮することをお勧めします。
- Boxは、TNEFをサポートしていません。これは、Microsoft Outlookで使用される独自のメール添付ファイルの形式です。 「winmail.dat」という名前の添付ファイルは無視され、Boxにはアップロードされません。 TNEFの詳細とTNEFを無効にする手順については、次のMicrosoftのサポートページを参照してください: https://support.microsoft.com/en-us/topic/how-email-message-formats-affect-internet-email-messages-in-outlook-3b2c0536-c1c0-1d68-19f0-8cae13c26722
- Unauthorized - User needs to complete email confirmation (未承認 - ユーザーはメール確認を完了する必要があります) エラー: メールによるアップロードは、メールが確認されるまで許可されません。
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SPFのエラーが原因でメールアップロードが失敗します。承認されたIPアドレスであるかどうかを確認するためにドメインの「A」レコードを参照するよう企業ドメインのSPFレコードが設定されている場合は、DNSによるドメイン検索時に「A」レコードが存在することを確認してください。 さらに、「A」レコードにメールサーバーのIPアドレスが含まれていることも確認してください。
- SPFの問題が原因でメールアップロードが失敗するのを防ぐには、メールの設定がRFC 7208に準拠するようにしてください。
- <ip>、<domain>、<sender>引数に関するヘルプについては、セクション4 (https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc7208#section-4) を参照してください。
- 「include」メカニズムに関するヘルプについては、セクション5.2 (https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc7208#section-5.2) を参照してください。
- 「Authentication-Results」ヘッダーフィールドと、境界MTAで行われたテストをMUAなどの下流のエージェントに伝達する方法に関するヘルプについては、セクション9.2 (https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc7208#section-9.2) を参照してください。
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