サンドボックスの作成
誰がサンドボックスを作成できますか?
現在のところ、管理コンソールからDeveloperサンドボックスを作成/削除できるのは、Box Enterprise管理者/共同管理者となっています。
Developerサンドボックスとは何ですか?
Developerサンドボックスは、アプリケーションの開発とテストのみを目的としています。運用中のアプリケーションを管理するためのものではありません。
サンドボックスで使用できる機能や適用される制限については、最新の機能マトリックスを確認するか、Box担当者までお問い合わせください。
サンドボックス環境と無料のDeveloperアカウントには、どのような違いがありますか?
無料のDeveloperアカウントは、最初の30日間、開発者が評価のために開発者ツールを使用できる、無料トライアルプランのアカウントです。
- 開発チームがBox Platformで具体的なプロジェクトを開発できる状態の場合、Enterprise管理者/共同管理者が作成したサンドボックスは、現在のプランを反映した、親Box Enterpriseの実稼動データに影響を及ぼさない、承認された開発環境となります。
- また、サンドボックスインスタンスを作成すると、Enterprise開発者は、自分のプランに関連付けられたチケットに基づき、ユーザーサービスから適切なサポートを受けられます。 親EIDのプランでPremier Supportを利用している場合は、これもサンドボックス関連作業に適用されます。
- サンドボックスは、Developerアカウントとは異なり、メインの親Enterpriseに直接リンクされています。 将来的には、さらに効率的な実稼働までのパスを提供する予定です。
サンドボックスのEnterprise ID (EID) は、親Enterpriseと同じですか?
いいえ。サンドボックスはそれぞれ独立したBox Enterpriseであり、一意のEIDとプライマリ管理者が設定されています。 サンドボックス環境におけるプライマリ管理者は、サンドボックスのプライマリ管理者メールアドレスが割り当てられている開発者となります。
サンドボックスを作成する際、Enterprise管理者が指定してプロビジョニングできるユーザー数は何人ですか?
Enterprise管理者/共同管理者が指定できるのは、サンドボックスのプライマリ管理者だけです。 サンドボックスのプライマリ管理者が、その他のサンドボックスユーザーアカウントを作成できます。 また、サンドボックスのプライマリ管理者はBox Command Line Interface (CLI) を使って、サンドボックスユーザーの一括プロビジョニングを自動化することもできます。 Box Command Line Interfaceツールの詳細については、こちらを参照してください。
サンドボックス環境はどのような見た目になっていますか?
サンドボックスは、デフォルトでブランド設定された通常のBox Enterpriseと同じように表示されます。 ページの左下に表示されるバッジが、この環境はサンドボックスであることを示します。
サンドボックスはいくつまで作成できますか?
お客様ごとに10個までサンドボックスを作成できます。
すでにサンドボックス環境が存在している場合、どうすればよいですか?
すでにサンドボックスが存在しているEnterpriseの場合、管理者が管理できるよう、Box担当者に連絡してそれらのサンドボックスを管理コンソール内でリンクし、アクティブにしてもらうことができます。
サンドボックスがアクティブなのはどれくらいの期間ですか?
現在のところ、サンドボックスが使えなくなる期限は設定されていません。 Enterprise管理者/共同管理者は、Boxの使用を終了した場合にサンドボックスを削除できます。
サンドボックスとシングルサインオン (SSO) はどのように連係しますか?
お客様ごとにSSOの設定方法が異なるため、サンドボックスとSSOを関連付けるには、プロバイダや会社の構造に応じて特定の設定を手動で行う必要があります。 お客様固有のSSOの使い方に合わせてサンドボックスを適切に設定するには、Box Consultingに相談することをお勧めします。
親EnterpriseがBox Verified Environment (BVE) として設定されている場合、その設定はサンドボックスに引き継がれますか?
いいえ。BVEは、企業ごとに有効な固有の設定であり、特定のBoxのプランには含まれていません。 設定は自動的にはサンドボックスに引き継がれないため、BVEステータスは自動的には転送されません。
親EnterpriseがIP許可リストを使って設定されている場合、その設定はサンドボックスに引き継がれますか?
いいえ。IP許可リストは、企業ごとに有効な固有の設定機能であり、特定のBoxのプランには含まれていません。 設定は自動的にはサンドボックスに引き継がれないため、IP許可リストの設定は自動的には転送されません。
サンドボックス管理
親Enterpriseの情報や設定は、サンドボックスで複製されますか?
- サンドボックスは有料の実稼働Enterpriseにリンクされ、お客様の有料プランが反映されます。 各サンドボックスは、現在のBoxのプランをベースにした、何も設定されていない新しい環境となります。
- 現在のプランで使用できる機能や適用される制限については、最新の機能マトリックスを確認するか、Box担当者までお問い合わせください。
Relay、Shield、Zonesなどのアドオン製品を使用している場合、サンドボックスにも組み込まれますか?
- 現在のところ、組み込まれません。 サンドボックスは、お客様の有料プランを反映した、単に何も設定されていない環境です。 そのため、追加のアドオン製品はサンドボックス環境に反映されません。
- 現在のプランで使用できる機能や適用される制限については、最新の機能マトリックスを確認するか、Box担当者までお問い合わせください。
管理コンソールからサンドボックス管理ページにアクセスした後、以前のサンドボックスはどこで確認できますか?
以前のサンドボックスが存在している場合、当該環境のEIDを使ってサンドボックス管理ページに組み込むことができます。 詳細については、Box担当者までお問い合わせください。
価格と対象
Developerサンドボックスを利用できるのは、どのお客様ですか?
Developerサンドボックスは、Box Business以上のプランに含まれています。 現時点では、お客様が別途購入できるサンドボックス用個別SKUに対応したプランはありません。
DeveloperサンドボックスでのAPIコールは、Box Platform SKU内のAPIの割り当てにカウントされますか?
Developerサンドボックス内で行われるAPIコールは、実稼働Enterprise EID内で行われるAPIコールとまったく変わりません。 現在、Boxでは、開発およびテスト目的で1か月あたり最大100,000回のAPIコールを提供しています**。 それ以上呼び出す場合、お客様は通常、Box Platformを使ったカスタム開発イニシアチブの一環として、プラットフォームリソースを購入します。
**サンドボックス内のAPI消費量を監視するには、Enterprise管理コンソールの [レポート] タブからPlatform Activityレポートを作成し、エクスポートします。
Developerサンドボックスを管理する際、お客様はいつでも、現在のプランを反映した最大10個のサンドボックスを、自分自身でプロビジョニングできます。 さらに、管理者は、以前から存在していたサンドボックスEIDをサンドボックス管理ページに組み込むようリクエストできます。 詳細については、Box担当者までお問い合わせください。
サンドボックスに適用される機能制限や上限はありますか? ある場合、それはどのようなものですか?
サンドボックスには、お客様の有料プランが反映されます。 そのため、各プランで提供されている機能や制限が再現されます。 これらの機能や制限は、以下のBox環境要素のすべてに当てはまります。
- ストレージ
- 帯域幅
- ネットワークスループット
- APIレート制限、アップロード制限、割り当て
- 管理対象ユーザー
- ファイル、フォルダ
- Enterprise内のサービスアカウント/App User
サンドボックス環境には、追加のアドオン製品は反映されません。 現在のプランで使用できる機能や適用される制限については、最新の機能マトリックスを確認してください。
Developerサンドボックスは、無料アカウントの開発者も利用できますか?
いいえ。無料アカウントには [Platform] タブは表示されません。 現時点では、[Platform] タブはBusiness以上のプランのお客様にのみ表示されます。
サンドボックスユーザーを作成できるのは、親Enterpriseのユーザーに限定されますか?
- Developerサンドボックスのプライマリ管理者としてプロビジョニングできるユーザーに特定の制限はありません。
- 現在のところ、Boxのプランのアカウントに関連付けられたメールアドレスとは異なる、一意のメールアドレスを使用することが、唯一の条件となっています。