メールドメインまたはBox EIDを使用した共有リンクへのアクセス制限
shared link
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EIDs
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enterprise IDs
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Article
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Product Utilization
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Established
EIDとは、エンタープライズIDのことです。 会社はBoxを導入すると、Boxから一意のBox EIDが割り当てられます。 EIDは、請求やトラブルシューティングなど、さまざまな目的で使用されます。 また、共有リンクを使用したコンテンツでのコラボレーションの基準として、メールドメインの代わりにEIDを利用することもできます。
Boxを利用するユーザーの多くは、1つのメールドメインに紐付けられたBox EIDを1つのみ所有しています。 ただし、複数の独立した子会社や関連会社から成る大規模な企業では、複数のEIDを所有している場合があります。 これは、各子会社に独自の規制やコンプライアンス、財務上の要件がある場合、経営上分けておくことがあり、その結果、それぞれが一意のBox EIDを所有するためです。
共有リンクについては、このような大企業の管理者に対して、「会社のユーザー」との共有リンクを会社のメールドメインに基づくか、会社のBox EIDに基づくかを指定するオプションが提供されています。
- メールドメインに基づく共有リンクを有効にした場合、コンテンツが「会社のユーザー」と共有されると、実際には、EIDを問わず企業内の誰でもそのリンクにアクセスできます。これは、全員が同じメールドメインを共有しているためです。
- Box EIDに基づく共有リンクを有効にした場合は、コンテンツが「会社のユーザー」と共有されると、そのBox EIDを所有する特定の子会社のユーザーのみがそのリンクにアクセスできます。
会社における共有リンクへのアクセス方法 (メールドメインとBox EIDのどちらに基づくか) を指定するには、管理コンソールを使用します。
次に例を示します。
Acme Holding Corporationは、Acme Electronics、Acme Travel、Acme Entertainmentの3つの事業から成る企業であり、 それぞれの事業は独立しています。 その結果、Acmeは、事業ごとに1つずつ、3つのBox EIDを所有していますが、所有するメールドメインは1つだけです (
person@acme.com)。 そのため、「会社のユーザー」に設定できるBoxのリンクは、EIDではなくメールドメインに基づくことになり、3つの事業全体で共有できます。 Acme Entertainmentの従業員がリンクにアクセスしたり他の2つのAcme企業の従業員とリンクを共有したりできないようにする場合は、AcmeのBox管理者が「会社のユーザー」がEIDに基づいたものになるように組織の構成を変更できます。
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