分類設定には、分類ラベルや任意の分類統合を変更できるユーザーの定義が含まれています。 このトピックのセクションは以下のとおりです。
[分類ラベル] タブ
設定 | 説明 |
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名前 | 必須。 分類ラベルには、40文字以内で一意の名前を指定する必要があります。 この名前は、分類ラベルが適用されているファイルやフォルダをユーザーが選択またはプレビューすると、色の付いた横長の円に表示されます。 |
色 | 必須。 デフォルトは黄色です。 |
定義 | 必須。 分類ラベルが適用されているファイルやフォルダをユーザーが選択またはプレビューしたときに、ウェブアプリでユーザーに表示される追加情報 (ただし、iOSおよびAndroid版BoxアプリとBox Driveでは表示されません)。 |
[分類ポリシー] タブ
分類ポリシーの構成要素は3つあります。
- ポリシー名と説明。これによってポリシーを識別します。
- ポリシーの条件。ここでは、ポリシーの適用対象を定義します。
- ポリシーのラベル。ポリシーがファイルに適用されたときにそのファイルに適用される分類ラベルを指定します。
ポリシー名と説明
設定 | 説明 |
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分類ポリシー名 | 一意のわかりやすい名前を入力します。 80文字以内で入力してください。 プレーンテキストのみサポートされます。 |
説明 | 省略可。 ポリシーの実行内容をまとめた追加情報を入力します。 250文字以内で入力してください。 プレーンテキストのみサポートされます。 重要 セキュリティ問題が生じる可能性があるため、[説明] フィールドにハイパーリンクを含めることはできません。 |
ポリシーの条件
ポリシーの条件には、フォルダの条件とファイルの条件があります。
フォルダの条件
設定 |
説明 |
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すべてのフォルダに適用する | ポリシーは、社内のすべてのフォルダにあるファイルに適用されます。 |
選択したフォルダのみ | ポリシーは、選択したフォルダとそのすべてのサブフォルダ内のファイルのみに適用されます。 フォルダを選択するには、次の手順に従います。
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ファイルの条件
[ファイルの条件] セクションでは、ポリシーが適用される条件として、(ファイル拡張子で) ファイルの種類を定義するか、データの種類から成る条件ブロックを1つ以上定義することができます。
次のいずれかを選択します。
- [ファイルの種類を指定する] を選択して、ファイル拡張子を1つ以上入力します。
- [データの種類を指定する] (デフォルト) を選択して、1つ以上のデータの種類から成るブロックを最大3つ定義します。
1つの分類ポリシーにつき選択できるのは、ファイルの種類またはデータの種類の1つだけです。 新規ポリシーでは、デフォルトで、空のデータの種類が1つ選択されています。
ファイルの種類
ファイルの種類を定義するには、ファイル拡張子を1つ以上入力します。
設定 | 説明 |
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ファイル拡張子 | 分類ポリシーを適用するファイル拡張子を定義します。 ファイルの種類は、ファイル拡張子によって決まります。 ファイル拡張子を入力する場合、1つ以上のファイル拡張子をコンマで区切って入力します。
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データの種類
条件ブロックでデータの種類の条件を定義します。 [条件を追加] をクリックすると、合計20個まで条件を追加できます。 条件では、データの種類と、そのデータの種類がドキュメント内でどのように一致したときにポリシーを適用するかを定義します。
[さらに追加] をクリックすると、条件ブロックを追加できます。 分類ポリシーに複数の条件ブロックを含める場合は、すべての条件ブロックの間で [および] (デフォルト) か [または] を選択して (すべて同じにする必要があります)、ポリシーの一致を判定します。
- [および] の場合は、ファイルの条件すべてが一致したときにポリシーが適用されます。
- [または] の場合は、ファイルの条件の1つ以上が一致したときにポリシーが適用されます。
設定 | 説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ファイルに次の条件が含まれている場合 | どの条件が一致したらポリシーが適用されるかを決定します。 次のいずれかを選択します。
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データの種類 | コンテンツ内での検索対象を決定します。 個別の情報の種類から1つを選択できるほか、ユーザーが生成した1つ以上の用語セットを合計で20個まで選択できます。 選択した情報の種類が数値の場合は、数字だけを入力し、スペース、ハイフン、ピリオドなど、数字以外の文字は入力しないでください。
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信頼性 | コンテンツ内で一致する情報の種類を検出する際の精度を決定します。 これは、データの一部が特定の情報と一致する可能性を示すことを目的としています。 次のいずれかを選択します。
信頼性は、検索結果に含まれる要素の一致によって決まります。 情報の種類ごとに一致したと見なされる要素は異なります。パターン、チェックサムのほか、特定の情報の種類のプレゼンスを示すホットワードや構造化されたファイルの列ヘッダーなどのコンテキストが含まれますが、これらに限定されません。 通常、信頼性を [高] または [中] にするには、そのデータで要素 (特にコンテキスト) の一致が複数必要になります。 [高] を選択した場合は検出漏れが増える可能性があるのに対し、[低] を選択した場合は誤検出が増える可能性があります。 |
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数値の条件 | 次のいずれかを選択します。
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一意の数値 | 条件が合うように一致する必要がある一意のインスタンスの数を決定します。 [数値の条件] 列で選択した内容に応じて、値を入力しない場合もあれば、値を1つまたは2つ入力する場合もあります。 |
分類ラベル
設定 | 説明 |
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このラベルを適用 | ポリシーが一致したときにファイルまたはフォルダに適用される分類ラベルを決定します。 |
競合の処理 | 既存の分類ラベルがすでに設定されているファイルに対してポリシーによって分類ラベルが適用されたときに行う処理を決定します。 次のいずれかを選択します。
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[分類設定] タブ
変更権限
設定 | 説明 |
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ユーザーロール | ファイルまたはフォルダの分類を追加、変更、または削除できるユーザーロールを決定します。 次のいずれかを選択します。
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Microsoft Information Protection
設定 | 説明 |
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統合を有効にする | Microsoft Information Protection統合のステータスを決定します。 有効にした場合、ファイルとファイルの新しいバージョンがアップロードされたときに、マッピングされているMicrosoftの秘密度レベルがBoxの分類ラベルに変換されます。 重要 Microsoft Information Protection統合を無効にすると、すべての選択内容とマッピング情報が失われます。これは、統合が終了すると、Boxでは統合サービスの情報が保持されないためです。 |
変更を禁止する | 秘密度ラベルにマッピングされたBox分類ラベルが適用されているファイルを、ユーザーによる操作、フォルダレベルの分類、自動分類などによって更新できるかどうかを決定します。 |
デフォルトマッピングを設定する | 次の場合に、新しいファイルとファイルの新しいバージョンにデフォルトの分類ラベルを適用するかどうかを決定します。
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マッピングされたラベル | Boxの分類ラベルへのMicrosoftの秘密度ラベルのマッピングを決定します。 |