Box Shieldのマルウェア検出機能は、ITチームやセキュリティチームが悪意のある可能性があるコンテンツを識別してデバイス間での拡散を阻止するのに役立つ一方で、ユーザーは変わらずにファイルのプレビューやオンラインエディタで作業できるようにします。
日本時間2021年10月に、Box Shieldのマルウェアディープスキャン機能を発表しました。この機能は、ディープラーニングテクノロジを活用することで、ファイル内に潜む悪意のある特性をほぼリアルタイムで特定します。 主要なサードパーティ脅威インテリジェンスデータベースに対する評価スキャンとディープスキャン機能により、企業がマルウェアを特定し、データ侵害やビジネスの継続性が大幅に失われたりする前に封じ込めるのを支援します。
リモートワークが一般的になるにつれ、Microsoft Officeファイルを使用したマルウェアの配布が増加しつつあります。 サイバーセキュリティ会社のSonicWallが発表した新しいレポートによると、悪意のあるMS Officeファイルの配布が67%急増しました。 SonicWallは、この方法で配布されているマルウェアの亜種の多くはまったく新しいものであると主張しています。 そして、脅威の状況を分析したところ、新しいマルウェアの亜種の検出が前年比で74%増加したことが明らかになりました。 また、2020年には、未知のマルウェアが合計268,362件も特定されたということです。
こういった状況を踏まえ、BoxではMicrosoft Officeファイルを含むより多くのファイル形式に対するサポートを開始し、より高度で未知のマルウェアを検出するBox Shieldの機能をさらに強化する予定です。 このリリースでサポートされる新しいファイル形式は、以下のとおりです。
- Microsoft Word: doc、docx、docm
- Microsoft Excel: xls、xlsx、xlsm
- Microsoft PowerPoint: ppt、pptx、pptxm
- Adobe Flash: swf
脅威検出機能の使用に関する詳細については、こちらを参照してください。