Microsoft Teamsでのドラッグアンドドロップの有効化

Box for Microsoft Teams統合を使用すると、企業のユーザーは、Teamsのチャットやパブリックチャネルでデスクトップ上のファイルをBoxにドラッグアンドドロップできるようになります。その際、一度に最大10ファイルまで追加できます。メッセージが送信されると、そのチャネル専用のBoxフォルダまたはチャットフォルダに添付ファイルが自動的にアップロードされます。

Boxへのファイルのドラッグアンドドロップを組織に対して有効にする場合は、次のいずれかのオプションを選択できます。

• Microsoft Teamsを使用するすべてのユーザーにBoxへのドラッグアンドドロップを展開する
• Microsoft Teamsを使用する一部のユーザーにBoxへのドラッグアンドドロップを展開する
• Microsoft Teamsを使用するユーザーグループにBoxへのドラッグアンドドロップを展開する

 

ユーザーに対してドラッグアンドドロップを有効にする方法

Microsoft 365管理者は、以下のPowerShellスクリプトを使用して、テナント内のTeamsユーザー全員に対してBoxのみのエクスペリエンスを設定できます。

前提条件:

TeamsでのPowerShellコマンドの使用については、Microsoft Docsサイトにあるこちらの手順に従ってください。 完了したら、次のスクリプトをコピーして貼り付け、Boxへのドラッグアンドドロップを有効にします。

 

 

PowerShellスクリプト

 

組織全体に対してBoxへのドラッグアンドドロップを有効にする

-IdentityパラメータをGlobalに設定すると、ポリシー設定が組織内の全員に適用されます。

このポリシーを構成する場合:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity Global -DefaultFileUploadAppId  "8d04bcf6-86d8-4ab1-9602-bc3b56e06c37"

元の設定に戻す場合:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity Global -DefaultFileUploadAppId  ""

ユーザーに対するこのポリシーを削除する場合:

Remove-CsTeamsFilesPolicy -Identity Global

テナントのTeamsファイルポリシーの現在の状態を取得する場合:

Get-CsTeamsFilesPolicy -Identity Global

 

ユーザーまたはグループに対してBoxへのドラッグアンドドロップを有効にする

Identityパラメータに任意の名前を割り当て、新しく作成したポリシーを特定のユーザーまたはグループに割り当てることで、新しいTeamsファイルポリシーを作成できます。

新しいポリシーを作成した後、ユーザーまたはグループに対してBoxへのドラッグアンドドロップを有効または無効にできます。

 

ドラッグアンドドロップをデフォルトで有効にした状態で、ユーザーまたはグループのポリシーを作成する場合:

ユーザー:

New-CsTeamsFilesPolicy -Identity UserPolicy -DefaultFileUploadAppId  "8d04bcf6-86d8-4ab1-9602-bc3b56e06c37"

グループ:

New-CsTeamsFilesPolicy -Identity TeamsFilesPolicy -DefaultFileUploadAppId  "8d04bcf6-86d8-4ab1-9602-bc3b56e06c37"

 

特定のユーザーまたはグループに新しいTeamsファイルポリシーを割り当てる場合:

特定のユーザー:

Grant-CsTeamsFilesPolicy -identity "user email id" -PolicyName UserPolicy

グループ:

Grant-CsTeamsFilesPolicy -Group [Group ID] -PolicyType TeamsFilesPolicy -PolicyName TeamsFilesPolicy

 

新しいTeamsファイルポリシーを有効または無効にする場合:

ユーザーに対してBoxへのドラッグアンドドロップを有効にする:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity UserPolicy -DefaultFileUploadAppId  "8d04bcf6-86d8-4ab1-9602-bc3b56e06c37"

グループに対してBoxへのドラッグアンドドロップを有効にする:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity TeamsFilePolicy -DefaultFileUploadAppId  "8d04bcf6-86d8-4ab1-9602-bc3b56e06c37"

ユーザーに対してBoxへのドラッグアンドドロップを無効にする:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity UserPolicy -DefaultFileUploadAppId  ""

グループに対してBoxへのドラッグアンドドロップを無効にする:

Set-CsTeamsFilesPolicy -Identity TeamsFilePolicy -DefaultFileUploadAppId  ""

 

テナントのTeamsファイルポリシーの現在の状態を取得する場合:

ユーザー:

Get-CsTeamsFilesPolicy -Identity UserPolicy

グループ:

Get-CsTeamsFilesPolicy -Identity TeamsFilesPolicy

特定のグループに割り当てられたすべてのポリシーを取得する:

Get-CsGroupPolicyAssignment -GroupId [Group ID]

特定のTeamsポリシーに割り当てられたすべてのグループを取得する:

Get-CsGroupPolicyAssignment -PolicyType TeamsFilesPolicy

 

詳細情報:

この管理者によるドラッグアンドドロップ設定の有効化の詳細については、こちらをクリックしてください。