ジョブは、指定した時刻に実行したり、設定可能な間隔で再実行したりするようスケジュール設定できます。
ジョブのスケジュール設定
- [その他のオプション] メニューを使用して [スケジュール] を選択します。
- ポップアップダイアログで、開始日時を設定するほか、ジョブを定期的に実行するか1回だけ実行するかを指定します。[開始日] と [開始時刻] は、オペレーティングシステムのタイムゾーンに一致しています。
また、カレンダーを使用して日付を選択することもできます。 - 前のジョブの完了ステータスに基づいて、ジョブを実行するための条件を定義します。
- [条件なし]: 先行するジョブが正常に完了したか失敗したかに関係なく、ジョブは実行されます。
- [正常に完了]: 先行するジョブがエラーなしで正常に完了した場合にのみ、ジョブは実行されます。
- [完了 (エラーの可能性あり)]: エラーの有無にかかわらず、先行するジョブが完了した場合に、ジョブは実行されます。 先行するジョブが完了しなかった場合または失敗した場合、ジョブは実行されません。
ジョブを実行するための条件を指定すると、スケジューラは、それらの条件を満たさない限り、ジョブを実行しません。 例えば、[正常に完了] を選択し、先行するジョブを停止した場合、スケジューラはジョブを開始しません。これは、そのジョブの先行するインスタンスが正常に完了しなかったことが原因です。 ジョブが実行されていないときにスケジューラの横長の円にカーソルを合わせると、ジョブがスケジューラの実行条件を満たしているかどうかを確認できます。 - スケジュールされたジョブには、スケジュール設定に応じて、スケジュールのステータスが表示されます。
- [スケジュール済み]: ジョブは、1回だけ実行するようスケジュールされています。
- [定期的]: ジョブは、定期的に実行するようスケジュールされています。
- [一時停止]: ジョブは一時停止されており、再開されるまで実行されません。
スケジュールされたジョブの管理
すでにスケジュールされているジョブは、[スケジューラ] メニューを使用して管理できます。
このオプションを使用すると、スケジュールを一時停止、再開、編集、またはキャンセルできます。
スケジュール設定に関する制限事項
スケジューラを使用する際に考慮する必要があるいくつかの制限事項があります。
全般
スケジューラでは、以下のようなShuttleで制御できないさまざまな理由により、ジョブを開始できない場合があります。
- 再設定やソースシステムの資格情報の変更により、ジョブステータスが [無効] に変更されている可能性がある。
- Windowsソースシステムが切断されている可能性がある。
ジョブを実行する際に定期的に監視し、ジョブの開始を妨げるものがないことを確認してください。
Windowsソースシステム
スケジューラは、Windowsソースシステムに対して一度に1つしかジョブを実行しません。 そのため、最適な速度でデータをBoxに転送するのに十分なメモリ、CPUなどのリソースが各ジョブに確保されます。
これは、クラウドソースシステムには影響しません。
- 何らかの理由で移行ジョブをすでに実行している場合、スケジューラでは、最初のジョブの実行中に実行するよう設定された追加のジョブが失敗します。
- 別のジョブの実行がスケジュールされているときに、ジョブがすでに実行されている場合、2番目のジョブは、実際に開始される前に失敗としてマークされます。
- 2つのジョブをWindowsソースシステムに対して同時にスケジュールしている場合は、一方のジョブが実行され、もう一方のジョブは失敗します。
ジョブが失敗すると、ダッシュボードに [失敗] ステータスが表示されます。 ジョブは開始される前に失敗するため、ジョブ履歴が記録されません。そのため、Shuttleのレポートセクションにジョブの失敗は表示されません。 ジョブの失敗が表示される場所は、ジョブカードのみです。
ジョブの実行履歴に移動すると、ジョブの以前の実行は表示されたままですが、スケジュールされたジョブの失敗に関連した詳細は、ジョブのヘッダーにある [失敗] タグ以外は表示されません。これは、ジョブが実際には実行されなかったためです。