Safari View Controller (iOS) およびChromeカスタムタブ (Android) を使用することでモバイルウェブブラウザのエクスペリエンスをモバイルアプリケーションにも提供できるようになります。 Box Mobileアプリ (Box for iPhone/iPad、Box for Android) は、エンドユーザー (および所属組織) によるBoxへの認証がより柔軟かつ制御しやすくなるよう、Safari View Controller/Chromeカスタムタブサポートを実装しました。
利点
- 個人や組織による認証エクスペリエンスの制御機能を強化します。
- この機能を利用して、(SSOプロセス内の) IDプロバイダおよび、場合によってはパスワード管理サービスがユーザー資格情報を自動的に入力します。
- ユーザーが既にアクティブなBoxセッションをデバイス上に持っている場合、資格情報を再入力することなくシームレスにBoxで認証されます。
- 承認済みデバイスに限定した認証が可能です。
- 証明書ベースでの認証、またはデバイスレベルでの確認を実行することで、承認済みデバイスのみにアクセスを制限できます。 また、簡単なアクセス方法としても使用できます。
- Box Mobileアプリおよびデバイスのネイティブブラウザのログインプロセスで一貫したエクスペリエンスを提供します。
- これまで、モバイルアプリでは認証に失敗するものの、デバイスのモバイルブラウザでは機能する場合がありました。 本機能により、アプリで機能していなかった独自のログインエクスペリエンスをお客様に提供できるようになります。
制限事項
- モバイルデバイストラストと本機能の併用はできません。
- 本機能を有効にすると、Box Mobileアプリが認証プロセスを制御できなくなるため、現時点では認証処理時にカスタムデバイスチェックを実行できません。
- 本機能を使用するには、SSOを有効にする必要があります。
- 本機能は、iOS端末とAndroid搭載端末の両方で有効になります。
- モバイルアプリからログアウトしても、モバイルブラウザでのユーザーのSSO認証セッションがアクティブのまま維持されます。
- デバイスのSSOセッションがアクティブのため、モバイルブラウザでbox.comに移動する際に、自動的にBoxアカウントにログインします。 これはSSOログアウト時のリダイレクトURLが指定されていない場合のウェブアプリでの動作と似た動きとなります。
- Chromeや古いバージョンがない場合は、一部のAndroidデバイスとの互換性がない可能性があります。
本機能の有効化プロセスについて
Boxを有料で利用しているお客様で、この機能を有効化したい場合は、Box担当者にご連絡ください。
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