ドキュメントスキャンは、モバイルデバイスで画像をキャプチャしてPDFファイルに変換し、Boxに直接アップロードするモバイルアプリの機能です。この機能を使用すると、どこからでもコンテンツを簡単に共有できます。
ドキュメントスキャンにより、以下のことが可能になります。
- ページ数の制限なくテキストをスキャンして、スキャンしたページをPDF形式に変換する
- トリミングやカラースケールの調整、画像を回転して、各ページを編集する
- スキャンしたページを個別に削除する
- スキャンした画像内のテキストを検索したり、ファイル検索で、キーワードを使用してスキャンしたドキュメントを検索する
ドキュメントスキャン機能は、Boxでサポートされているすべての言語で使用可能です。また、iOS 13以降およびAndroid 4以降のデバイスでサポートされています。
光学式文字認識テクノロジを利用してテキストを認識するため、スキャンしたドキュメントの検索が可能です。 iOSの場合、光学式文字認識でサポートされている言語は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語になります。Androidでは、ラテン語ベースの言語がサポートされています。
次の表では、メインのBoxアプリ (Android)、Boxアプリ (iOS)、Box Captureアプリ (iOS) を比較しています。
ドキュメントスキャン機能 | Boxアプリ (Android) | Boxアプリ (iOS) |
Box Captureアプリ (iOS) |
---|---|---|---|
画像の角の自動検出 | ✅ | ✅ | ✅ |
自動スキャン | ✅ | ✅ | ❌ |
手動スキャン | ✅ | ✅ | ✅ |
トリミング | ✅ | ✅ | ✅ |
カラースケールのオプション | ✅ | ✅ | ✅ |
光学式文字認識によるテキスト認識 | ✅ | ✅ | ❌ |
テキスト検索 | ✅ | ✅ | ❌ |
テキストをスキャンするには:
- Boxの [ブラウズ] タブで [+] ボタンをタップします。
- iOSの場合は、[ドキュメントをスキャン] をタップします。Androidの場合は、[メディアのキャプチャ]、[ドキュメントをスキャン] の順にタップします。カメラモードが開きます。
- テキストにカメラを合わせます。
- カメラがドキュメントを検出すると自動的に画像がキャプチャされます。手動で画像をキャプチャするには、シャッターボタンをタップします。自動スキャンはデフォルトで有効になっています。
- キャプチャした画像はプレビュー画面で表示されます。
- プレビュー画面で、画像を再度キャプチャするかそのまま保存するかを選択します。
画像からPDFへの変換
ドキュメントのスキャン後、その画像をPDFに変換することができます。
画像を保存してPDFに変換するには:
画像を1枚でもキャプチャすると、カメラモードであれば [保存] ボタンが表示されます。
- [保存] ボタンをタップします。キャプチャした画像がPDFに変換され、Boxに保存されます。
スキャンしたドキュメントの編集
画像を編集するには:
- 画像が保存され、カメラモードに戻ったら、画面の左下でその画像をタップします。キャプチャした画像を編集または削除することができます。
- 実行する編集操作を選択します。
- iPhoneおよびAndroidの場合は、編集画面の下部で、実行する操作をタップします。
- iPadの場合は、編集画面の上部で、実行する操作をタップします。
- 編集が終わったら、[完了] をタップします。
検索
スキャンしたドキュメントをアップロードすると、キーワード検索が可能になります。また、スキャンした画像をフォルダ内から検索することもできます。
スキャンしたドキュメント内の単語を検索するには (現時点では、日本語は対象外) :
- スキャンしたドキュメントがすでにアップロードされている場合は、ファイルのプレビュー画面に移動して、画面の上部にある虫眼鏡アイコンをタップします。
- 検索フィールドにキーワード (複数可) を入力します。
- キーワードが見つかると、検索結果が表示されます。
ファイルまたはフォルダの検索でスキャンしたドキュメントを検索するには:
- Boxの [ブラウズ] タブで虫眼鏡アイコンをタップします。
- 検索フィールドにキーワード (複数可) を入力します。
- キーワードが見つかると、検索結果が表示されます。
注: Keysafeをご利用の場合、ファイルまたはフォルダの検索を使用して、スキャンしたドキュメントでキーワードを検索することはできません。これは、検索用インデックスからテキストが除外されているためです。