この記事には、Box Driveがマシンに項目を保存する際に使用するディレクトリに関する情報、およびBox Driveのキャッシュに関する重要な詳細が記載されています。
Box Driveのディレクトリ (Box Driveがマシンに項目を保存する場所)
- お客様のBoxフォルダ:
- Windows: C:\Users\<USERNAME>\Box
- OS X:
- レガシーカーネルモード: /Users/<USERNAME>/Box
- File Provider Extensionモード: ~/Library/CloudStorage/Box-Box
- ログ:
- Windows: C:\Users\<USERNAME>\AppData\Local\Box\Box\logs
- OS X: /Users/<USERNAME>/Library/Logs/Box/Box
- Box Driveアプリケーション:
- Windows: C:\Program Files\Box\Box\Box.exe
- OS X: /Applications/Box.app
- キャッシュフォルダ:
- Windows: C:\Users\<USERNAME>\AppData\Local\Box\Box\cache
- OS X: /Users/<USERNAME>/Library/Application Support/Box/Box/cache
ストレージ容量の確認
Boxアカウントについて確認する際はBoxフォルダのプロパティを使用しないでください。
- OS Xの場合、Boxフォルダの最大容量と空き容量はMacintosh HDドライブと同じ値になります。
- Windowsの場合、Boxフォルダの使用容量、空き容量、最大容量はC:\ドライブと同じ値になります。
- Box Drive内にある任意のサブフォルダのプロパティ値に表示されるのは、コンピュータのC:ドライブ上で占有されている容量ではなく、Box.com上に表示されている値です。
Box Driveが実際に占有しているローカルの容量を確認するには、Boxのキャッシュフォルダのプロパティを調べてください。
- Windows: \C:\Users\<USERNAME>\AppData\Local\Box\Box\cache
- OS X: /Users/<USERNAME>/Library/Application Support/Box/Box/cache
- FPEモードで実行しているBox Driveの場合、ターミナルで次のコマンドを実行すると、ローカルデバイス上でBox Driveのキャッシュが占有している容量を確認できます。
- du -sh ~/Library/CloudStorage/Box-Box
キャッシュ情報と動作
- Box Driveにファイルを追加すると、そのファイルがDriveのキャッシュフォルダにコピーされ、ファイルのローカルコピーが作成されます。そのため、大きなファイルをDriveに追加する際は、必ずファイルのローカルコピー用に十分なローカルストレージを用意してください。
- 自分のBoxフォルダ内のファイルを開いた場合、Box Driveはそのファイルをキャッシュフォルダ (上記のフォルダの場所) にダウンロードして、ファイルを開きます。
- Box Driveは、以下の場合にキャッシュされたファイルを削除します。
- 過去30日間にファイルのキャッシュが変更されていない、つまりキャッシュされたファイルに変更が加えられていない場合。
- この期間は短縮することができます (キャッシュ期間を調整するには、以下の手順を参照してください)。
- Box上の同じファイルがBox上で新しいバージョンに更新された場合。
- この場合、Box Driveのローカルでキャッシュされたファイルは最新ではないため削除されます。 自分のBoxフォルダからもう一度ファイルを開かない限り、Box Driveがそのファイルを再度ダウンロードすることはありません。
- キャッシュサイズの上限値に達した場合。この場合、最も長い間変更されていないキャッシュファイルが最初に削除されます。
- Box Driveからログアウトした場合。
- 過去30日間にファイルのキャッシュが変更されていない、つまりキャッシュされたファイルに変更が加えられていない場合。
- Box Driveからログアウトした場合、Box Driveはオフラインで利用可能なキャッシュファイルを削除します。
- Box Driveのキャッシュサイズ上限値は、ローカルディスクの空き容量の50%か、25 GBのいずれか小さい方に設定されています。Box Driveが正常に機能するためには、1 GB以上の空き容量が必要です (これを行うには、以下の手順に従います)。
- オフラインアクセス用にマークされたファイルは、この上限値のカウント対象になりません。 残りの容量が2 GBになるまでハードドライブをいっぱいにすることができます。
- Box Driveは、以下の場合、キャッシュされたオンラインのみのファイルを削除できません (このような場合は、上限値を超えることもあります)。
- オンラインのみのファイルが変更後に一度もBoxにアップロードされていない
- 他のプログラムがBox Driveのオンラインのみのファイルの削除を妨害している
- キャッシュフォルダ内のファイルは使用または変更しないでください。 この変更によって、予期しない動作が生じる場合があります。 必ずBoxフォルダからコンテンツにアクセスしてください。
- Box Driveプログラムをアンインストールしても、Box Driveのキャッシュの暗号化や自動削除は行われません。プログラムのアンインストール後に、キャッシュフォルダを手動で削除できます。
- Box Driveからログアウトすると、キャッシュファイル (オフラインファイルやオフラインの環境設定を含む) とログファイルがすべて削除されます。
- Box Driveのキャッシュ機能を全面的に無効にすることはできません。
キャッシュ上限値の変更:
- レジストリ値を追加します。
- 変更したら終了し、Box Driveを再起動します。
File Provider ExtensionモードのBox Driveは、最大キャッシュサイズを設定する機能をサポートしていません。FPEモードの場合、macOSがキャッシュ機能を管理します。
Macでの動作モードを参照し、Box DriveがカーネルベースモードとFPEモードのどちらで動作しているかを確認します。
- を開きます。
キャッシュ期間上限値の変更
Box Driveのキャッシュ期間上限値は30日がデフォルトですが、以下のステップで変更できます。 この期間は1~30の任意の整数に設定できます。キャッシュ期間を短くするとキャッシュファイルがそれだけ早く削除されるため、ほとんどの場合はお勧めしません。 このオンラインのみのファイルに再度アクセスすると、そのファイルがもう一度キャッシュにダウンロードされます。 キャッシュ期間の値を小さくすると、ユーザーアクティビティに基づいてファイルの削除とダウンロードが繰り返されるため、ネットワーク帯域幅に負荷がかかり、カスタマーエクスペリエンスが低下します。
Windows:
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Box\Boxの下に、MaximumCacheAgeという名前のDWORDレジストリ値を追加します。
- MaximumCacheAgeを、新しいキャッシュ上限値を表す値 (日数) に設定します。例えば、MaximumCacheAgeの値を6に設定すると、編集されていないファイルは6日でキャッシュから削除されます。
- 変更したら終了し、Box Driveを再起動します。
新しい上限値が、このマシンのすべてのWindowsユーザーに適用されます。 Windowsのレジストリの変更の詳細を参照してください。 元の上限値に戻すには、MaximumCacheAgeのレジストリ値を削除し、Box Driveを再起動します。
- Box Driveを再起動します。
検索のショートカットの無効化
検索のショートカットをすでに別のアプリケーションで使用していてBox Drive関連で適用したくない場合、 Box Drive v2.5以降では、Boxのカスタム検索UIを起動するためにBox Driveで使用されているショートカットを無効にすることができます。 その手順は以下のとおりです。
Windows環境の場合
- HKEY_CURRENT_USER/Software/Box/Boxの下にGlobalHotKeyCharacterという名前のDWORDレジストリエントリを作成し、値を0に設定します。
- Box Driveを再起動します。
Mac環境の場合
- com.box.desktop.uiの下にDisableSearchShortcutというブール値の環境設定を作成してtrueに設定します。
- これを行うには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
- defaults write com.box.desktop.ui DisableSearchShortcut -bool true
- Box Driveを再起動します。
関連リンク
Box Driveを使用したBox Syncのアンインストール