Box Driveの [Mark for Offline] (オフライン) 機能を有効にすると、ネットワークに接続されているかどうかにかかわらず、社内ユーザーはクラウドコンテンツにアクセスできるようになります。 ユーザーはオフラインで使用するコンテンツを指定でき、それらのコンテンツの最新バージョンがBox Drive経由で自動的にコンピュータへダウンロードされます。 ユーザーがオフラインからオンラインの状態に戻ると、オフラインで作業した内容がBox Driveへ自動的にアップロードされるので、ユーザーは常に最新バージョンのファイルを使用して作業を継続することができます。 Box Driveにより、ユーザーはオフラインの状態でも作業を継続できるようになります。
日常的に大量のコンテンツをデスクトップに同期している組織では、帯域幅やストレージ容量の問題を軽減することもできます。
管理者は、組織全体でこの機能を有効にする (デフォルト) か、特定のユーザーに対してのみこの機能を有効にするか、この機能を全面的に無効にするかを指定できます。
オフライン機能の有効化
組織のBox Driveを有効にしていること、および自分にEnterprise設定を編集する権限があることを確認します。 Box Driveを有効にしていない場合や、適切な管理者権限がない場合は、このオプションを表示できません。
オフライン機能を有効にするには
- ユーザーがBox Drive v 2.0またはそれ以降を使用していることを確認します (最新バージョンのBox Driveをダウンロード)。
[管理コンソール] から、[アプリ] に移動します。
上部のナビゲーションで、[Boxアプリと統合] をクリックします。
- [Box Drive - Mark for Offline] セクションまで下にスクロールし、[構成の編集] をクリックします。 表示されるダイアログボックスでは、以下が可能です。
- [すべての管理対象ユーザーに対して有効にする]。 これがデフォルトのオプションです。 このオプションが有効になっている場合は、アカウント内の管理対象ユーザー全員に対してオフライン機能が有効になります。また、このオプションを設定した時点以降に組織に参加した新しいユーザーに対してもオフライン機能が有効になります。
- [選択したユーザーに対して有効にする]。このオプションを選択すると、組織内の特定のユーザーに対してのみオフライン機能が有効になります。 このオプションを選択すると、ダイアログボックスが表示されます。 オフライン機能を有効にする各ユーザーのメールアドレスを入力します。
- 指定できるユーザーは100人までです。なお、メーリングリストなどのグループメールアドレスを入力することはできません。 この設定後、組織へ新たに参加したユーザーはこの機能を使用できません。 新規ユーザーに対してオフライン機能を有効にするには、そのユーザーを手動で追加する必要があります。
- [すべての管理対象ユーザーに対して無効にする]。このオプションを選択すると、組織全体でオフライン機能が無効になります。
- 完了したら、[保存] をクリックします。
オフライン機能の有効化設定後
Box Drive 2.0以降を実行しているユーザーは、管理者によりオフライン機能が有効化されてから24時間以内に、本機能を使用できるようになります。 より早くこの機能を使用したい場合には、Box Driveを終了し再起動することで機能確認が直ちに実行されます。
オフライン機能を無効化した場合
それまでオフライン機能が有効だったユーザーの場合、無効化されてから24時間以内にこの機能を使用できなくなります。 オフライン機能が無効になると、ユーザーがオフラインアクセス用にマークしたすべてのコンテンツが自動的にオンラインでのみ利用可能となります。ユーザーによる設定は不要です。 オフライン機能の無効を速やかに適用したい場合は、ユーザーにBox Driveを終了し再起動してもらうことで、機能確認を直ちに実行させることができます。 また、ユーザーにBox Driveからログアウトするように求めることで、キャッシュされたすべてのコンテンツを直ちに削除できます。