Box Signは、送信者が次のような追加の受信者認証方法を適用できるようにすることで、セキュリティレベルを高めます。
- Boxへのログイン: 受信者は署名プロセスを開始する前に、自分のBoxアカウントにログインする必要があります (Enterprise PlusおよびEnterprise Advancedプランでのみ使用できます)。
- SMS認証: 受信者の本人確認を行うためのSMSテキストメッセージが受信者に送信されます。
- パスワード: 受信者は署名プロセスを開始する前に、提供されたパスワードを入力する必要があります。
アドオン機能を購入した場合は、以下を利用できます。
- CAC/PIV (米国のみ): Box ToolsがインストールされているWindowsオペレーティングシステム搭載のコンピュータで、受信者は、自分のCommon Access Card (CAC) またはPersonal Identification Verification (PIV) カードを使用して署名リクエストにアクセスし、署名リクエストのプロセスを続行します。 詳細については、BoxサポートのCAC/PIV E-Signature Authentication (英語) を参照してください。
- 21 CFR Part 11: 認証方法としてBoxへのログインのみが使用されます。 必要に応じて、送信者は、[パスワードを要求する] を切り替えることで、任意のパスワードを署名リクエストに追加するかどうかを選択できます。
送信者は、署名リクエストごとに、利用可能な認証方法のドロップダウンから認証方法を1つのみ選択できます。
- 追加の認証を有効にしても、署名者に署名リクエストがテキストメッセージで送信されるわけではありません。
- CFR Part 11署名リクエストの要件として、Boxへのログインはデフォルトで選択およびロックされています。
- CAC/PIVでは、署名リクエストを開始および完了するためにWindowsマシンとBox Toolsが必要です。
パスワード認証
受信者用にパスワードを追加するには:
- 受信者のメールアドレスを追加します。
- 受信者のメールアドレスをクリックします。
- [パスワードを要求する] をクリックします。
- [パスワードを入力] で、パスワードを入力します。
- この受信者に個別にパスワードを提供します。
SMS認証
受信者用にSMS認証を追加するには:
- 受信者のメールアドレスを追加します。
- 受信者のメールアドレスをクリックします。
- ドロップダウンで [SMS認証] を選択します。
- 国コードを選択します。
- SMS認証をサポートする国の詳細については、アカウントの多要素認証の設定を参照してください。
- 受信者の電話番号を入力します。
Boxログイン
受信者にBoxへのログインを要求するには:
- 受信者のメールアドレスを追加します。
- 受信者のメールアドレスをクリックします。
- ドロップダウンで [Boxへのログイン] を選択します。
CAC/PIVによる認証 (米国のみ)
受信者にCAC/PIVを要求するには:
CAC/PIV E-Signature Authentication (英語)
- 受信者のメールアドレスまたは名前を追加します。
- その受信者を署名の順序で最後に設定します。
- 受信者の名前またはメールアドレスをクリックします。
- ドロップダウンで [CAC/PIV] を選択します。
- CAC/PIVによる認証プロセスの完了に必要な受信者を最後の署名者として設定します。
注: 受信者がBoxアカウントを持つ企業に属している場合、アカウント管理者に問い合わせて、自身で認証できるようにすることが可能かを確認する必要がある場合があります。 受信者が自身を認証できるBoxアカウントを持っていない場合は、ここから無料のBoxアカウントにサインアップできます。
リクエストの変更
すでに送信済みで、受信者が署名または承認していないリクエストを変更する場合、送信者は受信者のセキュリティ設定を変更できます。
SMS認証またはパスワード認証が適用されている場合、以前指定したパスワードや電話番号にはアクセスできませんが、必要に応じて [パスワードの変更] または [電話番号の変更] をクリックして、パスワードまたは電話番号を置き換えることができます。
送信者が認証方法をSMS認証からBoxへのログインに変更したり、パスワードを要求する認証方法を削除したりするなど、送信済みの署名リクエスト内で最初に署名者に適用されていた署名者の認証方法を変更すると、電話番号とパスワードの値がすべて失われます。
受信者が署名または承認した署名リクエストでは、セキュリティ設定を変更することはできません。
テンプレート
テンプレート作成者は、再利用可能なテンプレート内で署名者、承認者、対面の役割に追加の受信者認証方法を適用できます。
テンプレート作成者がテンプレート内で [受信者] パネルをロックすると、ユーザーは以下のようになります。
- あらかじめ定義されていた受信者認証方法を変更できなくなります。
- 再利用可能なテンプレートレベルで受信者認証方法があらかじめ定義されていなかった場合は、希望する受信者認証方法を追加できるようになります。
テンプレート内で [受信者] パネルのロックが解除されたままの場合、ユーザーは以下のようになります。
- 受信者認証方法を追加または削除できるようになります。
テンプレート内のプレースホルダの受信者に追加の認証方法が適用されると、以下のようになります。
- テンプレート作成者は、認証方法を選択できますが、受信者が定義されるまで、認証の値 (SMS認証の場合は電話番号、受信者のパスワード認証の場合はパスワードなど) を追加または変更することはできません。
- テンプレートユーザーは、受信者を定義する (つまり、受信者の名前またはメールアドレスを追加する) 必要があるほか、リクエストを送信する前に、適用された認証方法に応じて受信者認証方法の値を追加する必要があります。
テンプレート内で定義済みの受信者に追加の受信者認証方法が適用されると、以下のようになります。
- テンプレート作成者は、受信者認証方法を決定し、認証方法の値 (SMS認証の場合は電話番号、受信者のパスワード認証の場合はパスワードなど) を設定できます。
- テンプレートユーザーは、[受信者] パネルがロックされている場合を除き、受信者認証方法とその値を追加または変更できる可能性があります。