Enterprise設定では、組織内でのBoxの機能を定義し、[モバイル] タブでは、モバイルデバイスでのBoxの利用方法に関する設定を定義します。 このトピックのセクションは以下のとおりです。
Box Mobileアプリのユーザー権限
以下の設定では、モバイル (iOSおよびAndroid) デバイスのコンテンツセキュリティを制御します。
- デバイスにファイルを保存する
-
オフライン使用のためにモバイルデバイスにファイルをダウンロードまたは保存できるかどうかを制御します。 これにより、ユーザーがモバイルでBoxにアクセスすることを許可しつつ、コンテンツに対する管理を維持できます。 Box for iOS 3.2以降およびBox for Android 3.2以降が必要です。 デフォルトでは有効になっています。
以下の設定を構成するには、この設定を有効にする必要があります。
- 「プレビューのみ」のコラボレータが、オフライン使用のためにファイルを保存する
- コンテンツを外部アプリケーションで開く
- コンテンツを印刷する
- 暗号化されている場合にのみデバイスに保存する (Androidのみ)
- ファイルをアプリケーション内で開き、変更内容をBoxに保存する (iOSのみ)
- iOS 12.0またはそれ以前のバージョンを実行しているデバイスで、ファイルAppの使用を無効化する (iOS EMMのみ)
- 「プレビューのみ」のコラボレータが、オフライン使用のためにファイルを保存する
- [デバイスにファイルを保存する] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、フォルダに対して「プレビューのみ」の権限を持つBoxユーザーは、オフライン使用のためにフォルダコンテンツを保存できます。 「プレビューのみ」のフォルダコンテンツがBoxアプリ内からなくなることはありません。 デフォルトでは無効になっています。
- コンテンツを外部アプリケーションで開く
- [デバイスにファイルを保存する] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、ユーザーは、同じオペレーティングシステムを使用する他のアプリケーションで、Boxのコンテンツを開くことができます。 デフォルトでは無効になっています。
- コンテンツを印刷する
- [デバイスにファイルを保存する] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、ユーザーはデバイス上のBoxアプリからファイルを印刷できます。 デフォルトでは無効になっています。
- ファイルコンテンツのコピーと貼り付けをする
- 有効にすると、ユーザーは、Boxアプリ内のファイルからデバイスのクリップボードにテキストをコピーし、それを他の場所に貼り付けることができます。 デフォルトでは無効になっています。
- デバイスから自動アップロードする
- Boxアプリの設定内での自動アップロード機能の外観を制御します。 この設定は、有料アカウントを持つユーザーのみが利用できます。 デフォルトでは有効になっています。
- プッシュ通知にコンテキスト情報を含める
- 有効にすると、ユーザーは、プッシュ通知とともに、ファイル名などのコンテキストの詳細を受け取ることができます。 デフォルトでは有効になっています。
- 暗号化されている場合にのみデバイスに保存する (Androidのみ)
- [デバイスにファイルを保存する] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、デバイスでフルデバイス暗号化が有効になっている場合のみ、ユーザーはBoxアプリからデバイスにファイルを保存できます。 フルデバイス暗号化をサポートしているAndroidのバージョンが必要です。 デフォルトでは無効になっています。
- ファイルをアプリケーション内で開き、変更内容をBoxに保存する (iOSのみ)
- [デバイスにファイルを保存する] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、iOSのファイル選択機能では、Box上のファイルを外部アプリケーションで開き、変更内容をBoxに保存することができます。 デフォルトでは無効になっています。
- iOS 12.0またはそれ以前のバージョンを実行しているデバイスで、ファイルAppの使用を無効化する (iOS EMMのみ)
- [デバイスにファイルを保存する] と [コンテンツを外部アプリケーションで開く] が有効になっている場合にのみ利用可能で、有効にできます。 有効にすると、Box for Enterprise Mobility Management (EMM) とモバイルデバイス管理 (MDM) 保護の組み合わせにより、iOSデバイスを使用するユーザーはコンテンツにアクセスできなくなります。 この設定は、EMM以外のBoxアプリには影響しません。 デフォルトでは無効になっています。
注
モバイルアプリの以前のバージョンで [デバイスにファイルを保存する] を許可していた場合、このバージョンでも引き続きこの設定が許可された状態で表示されます。
- Intuneモバイルアプリケーション管理 (Intune MAM) を有効化する
- 有効にすると、MicrosoftのIntuneモバイルアプリケーション管理サービスにBoxアカウント所有者が登録されていない場合でも、このサービスが適用されます。
Box Mobileアプリのパスコード設定
この設定では、Box Mobileアプリのパスコードのセキュリティを制御します。
- パスコードロックを必須にする
- Boxアカウント所有者にアプリケーション固有のパスコードを設定するよう要求し、非アクティブに関するしきい値を設定できます。 このしきい値を超えると、パスコードの入力が求められます。 デバイスでこの入力を求められるアカウント所有者は、Face ID (iOSの場合) またはBiometricPrompt (Androidの場合) を使用すると、このパスコードの入力をスキップできます。 次のいずれかを選択します。
- 強制適用しない (デフォルト)
- 1分間操作が行われなかった場合
- 2分間操作が行われなかった場合
- 5分間操作が行われなかった場合
- 15分間操作が行われなかった場合
- 1時間操作が行われなかった場合