Enterprise設定では、企業内でのBoxの機能を定義し、[カスタム設定] タブでは、組織のBoxエクスペリエンスをカスタマイズする設定を定義します。 このトピックのセクションは以下のとおりです。
- 会社概要
- [カスタム設定] セクション
- [ドメイン管理] セクション
- [埋め込みウィジェットのカスタマイズ] セクション
- [ファイルバージョンの制限] セクション
- [カスタムサービス利用規約] セクション
[会社概要] セクション
このセクションでは、ユーザーに組織名をどのように表示するかを定義します。
- 会社の内部表示名
- Boxを使用している管理対象ユーザーに表示される名前を定義します。 これは、Boxとの契約に使用している公式の会社名/組織名とは別であり、異なる名前を使用してもかまいません。また、この表示名によって、公式の会社名/組織名が変更されることはありません。
- カスタムサブドメイン
-
省略可。 Boxにログインしている場合に、
app.box.com
の代わりにユーザーに表示されるカスタムサブドメインを定義します。このサブドメインは一意である必要があります。例えば、所属する組織がAcme Inc.で、フィールドにacmeと入力した場合、ログインしたユーザーのブラウザのアドレスバーには
app.box.com
ではなくacme.box.com
と表示されます。
[カスタム設定] セクション
このセクションでは、管理対象ユーザーに対するBoxの外観を定義します。
- カスタム設定を有効にする
- [カスタム設定] タブのこのセクションには、以下をカスタマイズするための設定を追加します。
- ブランド設定
- ヘルプテキストとフッターURL
- サポートコンテンツ
- システムのメール署名
- ログインページのヘッダーとメッセージ
[ドメイン管理] セクション
このセクションでは、組織が管理するドメインをBox内で定義します。 詳細については、ドメインの管理、検証、自動登録を参照してください。
[埋め込みウィジェットのカスタマイズ] セクション
このセクションでは、BoxのロゴをBox埋め込みウィジェットに含めるかどうかを定義します。デフォルトでは有効になっています。
[ファイルバージョンの制限] セクション
このセクションでは、Boxに保存されるファイルのバージョンの数を定義します。 選択できる最大数は、Boxアカウントの種類によって異なります。
- Personal Free: 利用できません
- Personal Pro: 10
- Starter: 25
- Business/Business Plus: 50
- Enterprise: 100
- Enterprise (Box Governanceを利用): 無制限
[カスタムサービス利用規約] セクション
このセクションでは、デフォルトのサービス利用規約の代わりに使用するカスタムサービス利用規約を定義できます。管理対象ユーザーと外部コラボレータは、Boxの使用やBoxでのコラボレーションを行う前にこれに同意する必要があります。
- 管理対象ユーザーに対して有効にする
- 管理対象ユーザーの初回ログイン時にデフォルトのサービス利用規約とカスタムサービス利用規約のどちらを表示するかを決定します。 有効にした場合は、カスタムサービス利用規約の内容を下に入力します。
- 外部ユーザーに対して有効にする
- 外部ユーザーが初めて外部コラボレーションを承認する前にデフォルトのサービス利用規約とカスタムサービス利用規約のどちらを表示するかを決定します。 有効にした場合は、カスタムサービス利用規約の内容を下に入力します。
- 管理対象ユーザーと外部ユーザーの両方に同じサービス利用規約を使用する
- 管理対象ユーザーと外部ユーザーの両方に、同じ内容のカスタムサービス利用規約を使用するかどうかを決定します。 有効にした場合は、カスタムサービス利用規約を入力するフィールドが1つだけ利用可能になります。
カスタムサービス利用規約でサポートされているHTML要素
カスタムサービス利用規約のフィールドでは、プレーンテキストに加えて、以下のHTML要素がサポートされています。
- 見出し:
h1
、h2
、h3
、h4
- 段落:
p
、br
- 書式設定:
b
(太字)、strong
(通常は太字)、i
(斜体)、em
(通常は斜体)、u
(下線) - リンク:
a
(href
属性の有無に関係なくアンカー) - コンテナ:
span