タグおよび署名者の事前入力を使用すると、ドキュメントへの自動入力が可能になるため、SalesforceでBox Signワークフローを迅速に進めることができます。 以下のスクリーンショットと情報は、日本時間2023年11月10日時点でのサードパーティ製アプリケーションであるSalesforce内のユーザーエクスペリエンスを説明したものであることにご注意ください。 この情報は、Salesforceにより変更される可能性があります。
設定するには、Salesforce管理者として、Salesforceのアプリケーションランチャーで、[Box Signの表示設定] に移動し、該当するオブジェクトを選択して、以下のセクションまで下にスクロールします。
タグの設定
この設定を使用すると、ドキュメントにBox Signのタグを自動的に事前入力するためにSalesforceデータを接続できます。 例えば、署名者の住所をSalesforceから取り込み、署名者に割り当てるタグとしてドキュメントに追加できます。
タグと、タグに外部IDを追加する方法の詳細については、こちらを参照してください。
設定するには、[事前入力された署名者] セクションで、以下を実行します。
- [SignテンプレートフィールドID] に、テンプレートタグの名前を入力します。
- [データの種類] で、形式を選択します。 これは、テキスト、数値、またはチェックボックスなどになります。
- [Salesforceの値] で、Salesforceフィールドを選択します。このフィールドに設定されている値がドキュメントに事前入力されます。
- [Box Signの表示設定] ページの下部にある [保存] をクリックします。
- [コピー] アイコンをクリックして、タグの構文を生成し、必要に応じて変更します。
- 例えば、「[[t|1|id:examplename]]」というタグの構文があるとします。
- 「t」はテキスト形式を設定します。
- 「1」は署名者を示します。
- 「examplename」は、[SignテンプレートフィールドID] に入力した値を関連付けます。
- 例えば、「[[t|1|id:examplename]]」というタグの構文があるとします。
- このタグの構文を、ベースとなるドキュメント内の任意の場所に貼り付けます。
署名者が事前入力タグに入力した情報をSalesforceに書き戻すために、Box Sign Write Back - OpportunityというSalesforceフローテンプレートを変更することもできます。 詳細については、こちらを参照してください。
注:
- 署名者「0」は送信者を表し、常に送信者用に予約されています。 テンプレートタグは、メールアドレスを受信者フィールドに追加した順で割り当てられるため、署名の順序とは異なります。 たとえば、「s|1」は、指定した署名の順序に応じて、最初の署名者になることも最後の署名者になることもあります。
- テキスト、日付、署名のフィールドのサイズは、フォントのサイズを調整し、スペースを追加することで変更できます。
- タグのフォントの色は白にして、契約書上で表示されないようにする必要があります。
[事前入力された署名者] の設定
この設定を使用すると、事前に定義した署名者を、Salesforceから署名リクエストに自動的に事前入力できます。
そのためには、署名リクエストの送信元となるオブジェクトごとに、まず、取引先責任者の参照項目を作成し、[Box Signの表示設定] で参照できるようにする必要があります。
取引先責任者の参照項目を作成する
オブジェクトで、取引先責任者オブジェクトの 参照項目を作成します。 そのためには、以下の手順を実行します。
- Salesforceの [Setup (設定)] にある [Object Manager (オブジェクトマネージャ)] で、変更するオブジェクトに移動します。
- 左サイドバーの [Fields & Relationships (項目とリレーション)] タブに移動します。
- [New (新規)] をクリックします。
- [Lookup Relationship (リレーションシップの参照)] を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
- ドロップダウンから [Contact (取引先責任者)] を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
- [Field Label (項目ラベル)] および [Field Name (項目名)] に入力し、[Next (次へ)] をクリックします。
- [Next (次へ)] を2回クリックしてから、[Save (保存)] をクリックします。
これで、オブジェクトに参照項目が表示されます。
[事前入力された署名者] セクションの設定:
参照項目が作成されたら、Salesforceのアプリケーションランチャーで、[Box Signの表示設定] に移動し、該当するオブジェクトを選択します。 その後、[事前入力された署名者] セクションで、以下を実行します。
- [受信者] ドロップダウンで、先ほど作成した参照項目を選択します。
- [ロール] (つまり、署名者がドキュメントで完了するアクション) を選択します。
- [署名の順序] を選択して、受信者が署名用ドキュメントを受信する順序を指定します。
- 変更内容を保存します。
これで、ユーザーがそのオブジェクトの署名用ドキュメントを送信する際、[受信者] には参照項目の値が事前入力されます。 ユーザーは、必要に応じてこの値を上書きできます。
入力された参照項目の例:
参照項目から事前入力された署名者の例: