Slackなどのアプリを介したファイル共有、DocuSignなどのアプリを使ったファイル処理、Salesforceなどのアプリへのファイルの保存など、幅広いアプリケーションを利用してファイルを操作できますが、実行したすべての操作を追跡するのは大変なことです。 Boxは、アプリのアクティビティストリームを使ってこれに対応します。
Boxでファイルをプレビューすると、
アプリのアクティビティストリームの使用
Boxファイルをプレビューします。 右側のペインに、サードパーティ製アプリでそのファイルに対して実行された操作がすべて表示されます。
このビューが表示されない場合、アクティビティペインは右側の細いバーに折りたたまれた状態となっています。 バー上部の省略記号 ([...]) をクリックしてペインを展開すると、すべてのアクティビティが表示されます。
特定の操作の詳細を見るには、目的のアクティビティの行をクリックします。 下の例では、営業販売契約書をプレビューしていますが、Slack経由での共有を含む4つの操作がそのファイルに実行されていることがわかります。 Slackの項目をクリックするとSlackが開き、営業販売契約書を共有したときのメッセージが表示されます。
表示されるファイル操作
アプリアクティビティ機能は、ほとんどの場合、アクティビティの実行元アプリケーションを問わず同じように動作します。 ただし、アプリケーションごとにアクセスできる特定のファイルイベントを理解しておくと便利な場合があります。
Slackのアプリアクティビティ
Slack経由でBoxファイルを共有すると、Boxでファイルをプレビューして推奨アプリからSlackを選択した場合でも、Slackメッセージウィンドウにリンクを直接貼り付けた場合でも、アプリアクティビティはファイルを共有したSlackメッセージに直接リンクします。 さらに、ファイル共有がSlackのダイレクトメッセージ経由で行われたのかプライベートチャンネル経由で行われたのかにかかわらず、BoxはSlackアクティビティを記録します。
Slackインターフェースでは、以下のように表示されます。
Boxプレビューでは、以下のように表示されます。
SlackアクティビティがBoxに表示されるのは、Slack内でそのアクティビティを表示するアクセス権がある場合に限られます。 Boxは権限をSlackにマッピングします。 つまり、Slackのチャンネルへのアクセス権とBoxのファイルへのアクセス権の両方を持つユーザーしか、Slackで共有したBoxファイルにアクセスできません。 アプリアクティビティの観点から言うと、Box (ファイル) とSlack (チャンネル) の両方に適切な権限がある場合に限り、Boxはアプリのアクティビティストリームにファイルイベントを記録するということです。
Send to DocuSignのアプリアクティビティ
以下の場合、アプリアクティビティはDocuSignイベントの詳細にリンクします。
- 署名のために、推奨アプリからDocuSignを選択してBoxファイルを送信
- DocuSign統合を使って送信されたBoxファイルに、DocuSignで署名
詳細には以下のものが含まれます。
- 署名用にDocuSign統合を通じて送信された元ファイル
- DocuSignのエンベロープステータスページ
- DocuSign統合を通じてBoxにアップロードされた署名済みファイル
DocuSignでは、署名前は以下のように表示されます。
Boxプレビューでは、署名前は以下のように表示されます。
DocuSignでは、署名後は以下のように表示されます。
Boxプレビューでは、署名後は以下のように表示されます。
Box for Salesforceのアプリアクティビティ
Box for Salesforce統合を使用して、Salesforce埋め込みウィジェットからSalesforceレコード (取引先、案件、潜在顧客など) にBoxファイルを添付すると、アプリアクティビティはファイルが添付されたSalesforceレコードに直接リンクします。
Salesforceファイルアクティビティをアプリのアクティビティストリームに追加するには、あらかじめ設定しておく必要があります。
Salesforceインターフェースでは、以下のように表示されます。
Boxプレビューでは、以下のように表示されます。
Box for NetSuiteのアプリアクティビティ
Box for NetSuite統合を使用して、NetSuite埋め込みウィジェットからNetSuiteレコード (注文書など) にBoxファイルを添付すると、アプリアクティビティはファイルが添付されたNetSuiteレコードに直接リンクします。
NetSuiteのアプリアクティビティを導入するには、Boxアカウントチームに詳細をお問い合わせください。
NetSuiteインターフェースでは、以下のように表示されます。
Boxプレビューでは、以下のように表示されます。
アプリアクティビティの無効化
Boxでアクティビティを追跡されたくない場合や、Boxプレビューで他のユーザーにアクティビティを表示したくない場合は、アプリアクティビティを無効にできます。
アプリアクティビティの利用を中止する方法
- Boxの画面右上で、自分の名前の頭文字の横にある下向きの矢印をクリックします。
- 表示されたメニューで、[アカウント設定] をクリックします。
- [アカウント設定] ページが表示されたら、[統合] タブをクリックします。
- [アプリのアクティビティストリーム] セクションで、[アプリアクティビティを非表示にする] をオンにします。
アプリアクティビティの利用を中止すると、過去のアクティビティもすべて非表示になります。
実行した特定のファイル操作をアプリのアクティビティストリームから削除することもできます。 これはBoxプレビューから直接実行できます。 その手順は以下のとおりです。
- アプリのアクティビティストリームで、削除したいファイルアクティビティを探します。
- アクティビティの横にあるごみ箱アイコンをクリックし、表示されたプロンプトで [削除] をクリックします。
特定のアクティビティを削除すると、そのアクティビティがBoxの該当ファイルから削除されます。 また、他のユーザーにも表示されなくなります。 ただし、この操作を行っても、サードパーティ製アプリケーション内のアクティビティ自体は削除されません。 他のユーザーは引き続き、個々のアプリ内から関連するやり取りやレコードにアクセスできます。