通常、FTPは、アカウントからのファイルの最初の一括アップロードおよび不定期の一括ダウンロードで使用されます。 FTPは、BusinessアカウントおよびEnterpriseアカウント (試用版のアカウントを除く) で、データの一括移行のために使用できます。 個人アカウント (FreeまたはPro) では使用できません。
注
- FTPを介してBoxにアップロード/Boxからダウンロードできる最大ファイルサイズは32 GBです。 コンテンツをアップロードまたはダウンロードするためのその他のオプションについては、コンテンツの移行を参照してください。
- Boxでは、20,000を超える項目を含むディレクトリは表示されません。
FTPを主要なアクセス方法として使用することはお勧めしません。
注:
- Enterpriseアカウントでは、[通常の (非暗号化) FTPを許可する] の設定がデフォルトで無効になっています。 これを変更できるのは、Box Enterpriseアカウントの管理者のみです。
- この設定を変更できるのは、EnterpriseアカウントおよびEnterprise Plusアカウントの管理者のみです。BusinessアカウントおよびBusiness Plusアカウントではこの設定を変更できません。
- 会社がBoxアカウントをアップグレードしたとしても、そのプロセスでこの設定が変更されることはありません。 ただし、この設定を含むアカウントにアップグレードすると、変更できるようになります。
BoxのFTPサーバーに接続するには、任意のFTPクライアントを使用する必要があります。 詳細については、下記の関連リンクを参照してください。
BoxのFTPサーバーにアクセスするには、次の設定を使用します。
- サーバー: ftp.box.com
- ユーザー名: Boxアカウントのメールアドレス (SSOログインはサポートされていません)
- パスワード: Boxアカウントのパスワード
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ポート:
- 暗黙の暗号化接続 (FTPS): 990
- 標準の非暗号化接続 (FTP) または明示的暗号化接続 (FTPES): 21。 追加処理のため、暗号化を使用すると転送が低速になる場合があります。
- TLSv1.2が必要です。 TLSv1.0およびTLS 1.1のサポートは終了しました。
注: BoxはパッシブFTPをサポートしています。 アクティブFTPはサポートしていません。 デフォルトでBoxが受け入れるのは、暗号化されたFTPS接続のみです。 EnterpriseレベルのBox管理者は、[Enterprise設定] > [セキュリティ] に移動して、暗号化されていないFTP接続を管理コンソールから有効にできます。
Filezillaを使用する場合の例を確認しましょう。
Filezillaの [クイック接続] を使用する場合は、下の図のように設定を入力します。
下の図のように、Filezillaの [サイトマネージャー] を使用すると、Box FTP設定を簡単に保存/取得できます。
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[ファイル] > [サイトマネージャー]:
Filezillaの [サイトマネージャー] の例で示されているように、[ポート] フィールドは空白のままにしておき、自動で処理されるようにします。 - [不明な証明書] ダイアログボックスが表示された場合は、[今後は常にこの証明書を信用する] をオンにします。
注意とトラブルシューティング:
- BoxのFTPサーバーにアクセスするには、[Box FTPサーバー] を [使用可能] に設定する必要があります。 管理コンソールの左側のナビゲーションで、[アプリ] をクリックします。 このオプションは、デフォルトで [使用可能] に設定されています。 [Box FTPサーバー] が無効な場合にFTPクライアントからログインを試みると、[認証に失敗しました] というメッセージが表示されます。
- 転送プロトコルとしてのFTPは、シングルサインオン (SSO) の一環として多要素認証 (MFA) をサポートしません。 ユーザーアカウントでSSOが有効な場合、SSOログインを補完するため、Box固有のパスワードを作成する必要があります。 これを行うには、ブラウザを使用してBoxアカウントにログインし、[アカウント設定] > [アカウント] の順に移動します。 その後、(必要に応じて) [外部パスワードを作成] セクションまでスクロールします。
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FTPプロトコルは認証とデータに別々のチャンネルを使用します。 必要なポートがすべて許可リストに登録されていることを確認してください。
- Boxは、FTP (ポート21)、FTPS暗黙 (ポート990)、およびFTPES明示 (ポート21) を、パッシブFTPでサポートします。 アクティブFTPまたはSFTPはサポートしません。
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Boxでは、データチャンネルにポート10,000~29,999を使用します。 これらのポートがファイアウォールで開かれていることを確認してください。
- [Error: Connection timed out after 20 seconds of inactivity (エラー: 非アクティブになってから20秒後に接続がタイムアウトになりました)]: タイムアウトの設定時間を増やします。 これを行うには、Filezillaで [設定] > [接続] > [タイムアウト] の順に移動します。 多数のファイルを含むフォルダを扱う場合は、タイムアウトを120秒に設定することをお勧めします。
- アップロード/ダウンロードの再開: BoxはREST (再開) コマンドとAPPE (追加) コマンドには対応していません。 つまり、FTPでは、Boxでアップロード/ダウンロードを再開できません。 アップロード/ダウンロードが失敗した場合は、最初からやり直す必要があります。 この場合、FTPクライアントのログに551 Box: Partial-file uploads are not supported (551 Box: ファイルの部分的なアップロードはサポートされていません) と表示されます。
- [530 Box: CAPTCHA is required (530 Box: CAPTCHAが必要です)]: お使いのアカウントでCaptchaがトリガーされた可能性があります。 Captchaをクリアするには、ウェブブラウザでBoxの資格情報 (SSOを使用している場合は外部パスワード) を使用してapp.box.comにログインします。
- [530 Box: Login rejected: Limit of 40 logins per user already reached (530 Box: ログインが拒否されました: ユーザーあたりのログイン数の上限40回に達しました)]: お使いのBoxアカウントでアクティブな同時FTP接続が40を超えています。
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[Error on output file (出力ファイルのエラー)]: フォルダ名の末尾にスペースが入っている可能性があります。 これは使用できません。 フォルダ名を変更して不要なスペースを削除してください。
- [Request rate limit exceeded, please try again later (リクエストのレート制限を超えました。後でもう一度やり直してください)]: FTPクライアントからの同時接続数を減らしてください。
Boxサポートに連絡する際には、FTPクライアントのログのコピーを必ず添付してください。
関連リンク
FTPのトラブルシューティング (FTPまたはコマンドラインの使用に関する高度なヘルプ)
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