Boxコンテンツクラウドの利用を開始するにあたって、他のツールに存在するコンテンツの移行が重要な第一歩となります。 ユーザーが使用するツールに重要なファイルが含まれている場合、そのファイルをBoxに移動することにより、新しいクラウドコンテンツ管理ツールの早期導入を実現できます。 さらに、古いツールから移行することで、それらのツールの使用を中止し、Boxへの投資によるROIを早期に達成することも可能です。
Boxへの移行を検討する場合は、企業全体にあるコンテンツの量と特定のチームや部門が所有するコンテンツの量を考慮してください。 移行方法は、Boxに移行するデータのサイズによって異なります。
ほとんどの場合、管理者はBox Shuttle (Boxに組み込まれているコンテンツ移行ソリューション) を使用して、コンテンツの所有権、バージョン履歴、権限を維持しながらコンテンツをBoxに一括で移行できます。
移行の過程では、複数の移行プロジェクトが生じる可能性があります。それには、大規模なプロジェクトもあれば、小規模なプロジェクトもあります。 場合によっては、ユーザーがBoxに自分のコンテンツを移行することも必要になります。
Box Shuttle: すべてのユーザーに対応したコンテンツの移行
ユーザーのコンテンツを効率的にBoxに移行するなら、Boxの管理コンソールで行いましょう。 Box Shuttleでは、コンテンツをBoxに移行するための強力なツールを組織向けに提供しています。 Box Shuttleを利用すると、組織は、クラウドとオンプレミス両方のコンテンツを統合し、Boxで一元管理できます。 Box Shuttleの詳細についてはこちらで確認できますが、移行を計画する際の主な考慮事項を以下に示します。
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Shuttleでは、10を超えるソースツール (Windowsのディスク、ネットワークファイル共有、OneDrive for Business、Googleドライブ、Dropbox for Businessなど) のセルフサービスの移行が可能です。
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Box Shuttleを使用するには、移行元のツールに対するグローバル管理者権限が必要です。
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Shuttleは、コンテンツの所有権の管理が可能な唯一の移行オプションです。つまり、管理者はユーザーのコンテンツを移行することも、そのコンテンツのユーザーの所有権を維持することもできます。
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Shuttleでは、コンテンツそのものと一緒に、ほとんどのソースのバージョン履歴やコンテンツの権限も移行できます。
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Box Shuttle Standard Migration Toolingでは、Box Businessをご利用のすべてのお客様は最大10 TB、Box Enterprise Plusをご利用のお客様は最大20 TBを無料で移行できます。
テラバイト数やソースシステムを追加する場合は、Box Shuttle Advanced Toolingを検討してください。
その他の移行方法
ファイルのドラッグアンドドロップ
フォルダやファイルが少数の場合は、Boxウェブアプリにファイルをドラッグアンドドロップして簡単にアップロードができるため、ドラッグアンドドロップが最善の方法です。 HTML5に対応したブラウザを使用してください。
フォルダのアップロード
一度に移行するファイル数が500個までの場合は、ファイルブラウザを使用してフォルダをアップロードしてください。
FTPS
詳細については、FTPSによるBoxの使用を参照してください。
サポートが必要な場合
移行の規模に関係なくさらなるサポートや専門家の意見を求めている場合や、所有する任意のソースツールからBoxへのデータの移行を全面的に管理する必要がある場合は、Box Consultingの移行サービスの利用を検討してください。 Box Consultingは、実践的なガイダンスから移行全体まで、コンテンツクラウドへの移行を促進するパートナーです。 Box Consultingの移行サービスの詳細については、box.com/ja-jp/migrateを参照するか、Box担当者までお問い合わせください。