Box for Microsoft Teams統合を使用すると、アプリ間を行き来しなくても、Microsoft Teams内で直接、Boxに保存されているコンテンツを共有したりアクセスすることができます。
この統合を使用してコンテンツを共有する場合、Box内にコンテンツがある必要はありません。 たとえば、ローカルマシン上のファイルをBox for Microsoft Teamsで共有すると、安全なBoxフォルダに自動的にアップロードされます。 OneDriveやSharePointのようなネイティブのコンテンツストアには送信されません。
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、以下を実行できます。
- Boxから共有: Boxのコンテンツをチャネルやチャットとシームレスに共有できます。また、ローカルファイルをチャネルおよび関連するBoxフォルダにアップロードできます。
- 共有するコンテンツへのアクセスが事前に許可されていないチャネルメンバーやチャットメンバーにファイルの権限を許可または拒否できます。
- Microsoft Teams内の [Boxファイル] タブからBoxのファイル、フォルダ、Box Notesにアクセスできます。 Microsoft Teamsセッションから切り替えることなく、Boxのファイル、フォルダ、Box Notesをプレビュー、ダウンロード、検索できます。
- コンテンツのプレビュー: コンテンツカードを表示し、共有されたBoxファイルのさまざまな情報を確認できます。 これを使用すると、140種類を超えるファイルをMicrosoft Teamsから直接プレビューできます。
- Microsoft Teamsから任意のエディタでファイルを開く、新しいファイルやフォルダを作成するなど、主要なコンテンツ機能にアクセスできます。
Box for Microsoft TeamsでBoxをデフォルトのコンテンツレイヤーにするには、ネイティブのOneDriveとSharePointのエントリポイントへのアクセスを削除してください。
Microsoft TeamsでBoxのコンテンツを共有する
Microsoft TeamsでBoxのコンテンツを共有するには、以下の3つの方法があります。
- ローカルマシンからコンテンツをアップロード – ユーザーがローカルファイルをアップロードすると、Boxは新たにアップロードされたそのファイルをチャネル専用のBox for Microsoft Teamsフォルダに保存します。
- Boxからファイルを共有 – Boxは、チャネルメンバー全員のチャネルフォルダに、ファイルにアクセスするためのブックマークリンクを生成します。
- Boxから共有リンクを貼り付け – Boxは、チャネルメンバー全員のチャネルフォルダに、ファイルにアクセスするためのブックマークリンクを生成します。
Boxで統合が有効化されていないというメッセージが表示された場合は、Box管理者にお問い合わせください。
チャネルまたはチャットでローカルファイルをアップロードする
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、以下の操作が可能になります。
- Boxにファイルをアップロードする。
- Microsoft Teamsのメッセージにファイルをドラッグアンドドロップして、そのファイルをBoxにアップロードする。Microsoft Teamsのパブリックチャットまたはパブリックチャネルのメッセージに最大10ファイルをドラッグアンドドロップしてメッセージを投稿すると、そのファイルは自動的にそのチャネルまたはチャット専用のBoxフォルダにアップロードされます。
- Microsoft Teamsインターフェースから移動することなく、Microsoft Onlineでファイルを編集する。
- Microsoft Teamsインターフェースから移動することなく、ファイルをプレビュー表示する。
- その他使用可能な操作 (コンテンツカードをコピーする、ブラウザでファイルを開いてBoxウェブアプリでファイルを表示するなど) にアクセスする。
ファイルをアップロードする
チャネルまたはチャットでファイルをアップロードするには:
- Microsoft Teamsを開き、特定のチャネルまたはチャットに移動します。
- チャネルまたはチャットインターフェースでBoxアイコンをクリックします。
- チャネルまたはチャットウィンドウにBoxアイコンが表示されていない場合は、コンテキストメニューから開く必要があります。 詳細については、メッセージの拡張機能に関するページを参照してください。
- ファイルのアップロードまたは共有を指定します。
- ファイルを選択し、メッセージを送信します。
- 拡張機能トレイにBoxアイコンをピン留めできます。 詳細については、アプリをピン留めするを参照してください。
- メッセージを送信する前に [プレビュー] または [編集] をクリックすると、Microsoft Teamsには [メインウィンドウに戻って、この操作を実行してください] と表示されます。メッセージは、送信しないと、プレビューまたは編集できません。
ファイルをドラッグアンドドロップでアップロードする
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、Microsoft Teamsのパブリックチャネルまたはパブリックチャットのメッセージにファイルをドラッグアンドドロップすることで、一度に最大10ファイルをBoxに追加できます。
Microsoft Teamsのメッセージにファイルをドラッグアンドドロップするには:
- 対象ファイルにカーソルを合わせます。
- マウスボタンをクリックしたままにします。
- 対象ファイルをTeamsのウィンドウにドラッグし、メッセージのテキスト入力フィールドにカーソルを合わせます。
- マウスボタンを放します。アップロードウィンドウが表示され、アップロードされるファイルが表示されます。
- アップロードが完了するまで待機します。完了後、アップロードウィンドウは閉じられます。
- Teamsのメッセージにファイルのコンテンツカードが表示されます。
- [送信] をクリックします。Box for Microsoft Teamsからメッセージと添付ファイルが送信されると、そのファイルは、Box for Microsoft Teamsのチャネルまたはチャット用に以前指定したBoxフォルダに追加されます。
Microsoft TeamsチャネルまたはチャットでBoxファイルを共有する
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、以下の操作が可能になります。
- Boxからファイルを共有する。
- 共有ファイルのアクセス権限を選択する。
- Microsoft Teamsインターフェースから移動することなく、Microsoft Onlineでファイルを編集する。
- Microsoft Teamsインターフェースから移動することなく、ファイルをプレビューする。
- その他使用可能な操作 (コンテンツカードをコピーする、ブラウザでファイルを開いてBoxウェブアプリでファイルを表示するなど) にアクセスする。
Microsoft TeamsチャネルまたはチャットでBoxファイルを共有する
Boxからファイルを共有するには:
- Microsoft Teamsを開き、特定のチャネルまたはチャットに移動します。
- チャネルまたはチャットインターフェースでBoxアイコンをクリックします。
- チャネルまたはチャットウィンドウにBoxアイコンが表示されていない場合は、コンテキストメニューから開く必要があります。 詳細については、メッセージの拡張機能に関するページを参照してください。
- ファイルのアップロードまたは共有を指定します。
- 送信するファイルに移動します。
- ファイルを選択し、ドロップダウンメニューで権限レベルを選択します。
- 権限に対する変更を確定します。
- ファイルのコンテンツカードが表示された後、メッセージを送信します。 共有するファイルへのアクセス権限をまだ持っていないチャネルメンバーやチャットメンバーがいる場合は、このようなユーザーに追加の権限を付与するためのオプションを含む、アクセス権限をその場で付与するためのカードが表示されます。 このビューは、送信者にのみ表示されます。
- 権限を付与する前に、メッセージを送信する必要があります。 メッセージの送信前に権限を付与しようとすると、メインウィンドウに戻って、この操作を実行してください。 というエラーメッセージが表示されます。
- アクセス権限を付与すると、カードは更新され、ファイルの詳細を含むコンテンツカードが表示されます。
Microsoft TeamsチャネルまたはチャットでBoxからリンクを投稿する
Box for Microsoft Teams統合を使用すると、以下の操作が可能になります。
- Box内のファイルへのリンクを共有する。
- 必要に応じて、Box for Microsoft Teamsインターフェースから移動することなく、メッセージを受信するチャネルメンバーまたはチャットメンバー全員にアクセス権限を付与する。
注: Boxは、Box for Microsoft Teamsのグループレベルの権限を認識しません。 すでにBox for Microsoft Teamsのグループレベルの権限を受信者に付与している場合は、[ユーザーが、共有したこのファイルを表示できません] というエラーメッセージを無視しても問題ありません。
Microsoft TeamsチャネルまたはチャットでBoxからリンクを投稿するには:
- Boxアカウントから、共有するファイルを選択して共有リンクを作成します。
- Microsoft Teamsに移動し、その共有リンクを会話ウィンドウに貼り付けます。
- ファイルのコンテンツカードが共有リンクの下に表示された後、メッセージを送信します。 グループコラボレーション経由で招待されているユーザーなど、共有するファイルへのアクセス権限を持っていないチャネルメンバーやチャットメンバーの場合は、追加の権限を付与するためのオプションを含む、アクセス権限をその場で付与するためのカードが表示されます。 このビューは、送信者にのみ表示されます。
- 権限を付与する前に、メッセージを送信する必要があります。 メッセージの送信前に権限を付与しようとすると、メインウィンドウに戻って、この操作を実行してください。 というエラーメッセージが表示されます。
- アクセス権限を付与すると、カードは更新され、ファイルの詳細を含むコンテンツカードが表示されます。
詳細については、共有リンクの設定を参照してください。
チャネルとチャットの相違点
- チャットメッセージでファイルを共有すると、アクセスできないチャットメンバーの具体的な数が表示されます (これは、チャネルメッセージでは表示されません)。 ファイルへのアクセスをメンバーに許可すると、そのメンバーはコラボレータになります (チャネルメンバーの場合は、ファイルへのアクセスを許可するだけです)。
- さらに、チャットの他のメンバーがすでにユーザーグループ経由でファイルへのアクセス権限を持っているものの、ファイルの直接的なコラボレータではない場合、Box for Microsoft Teamsでは権限カードが表示されます。
- チャネルの場合、ファイルに付与するアクセスレベルを選択することもできます。 使用可能なオプションは、[編集]、[表示とダウンロード]、[表示のみ] です。
- チャネルにユーザーが追加/削除されると、Boxは対応するBoxフォルダからそのユーザーを追加/削除します。
コンテンツ共有時にサムネイルのプレビューやコンテンツカードが表示されるかどうかは、組織の管理者による設定に応じて変わります。 詳細については、Box管理者にお問い合わせください。
Microsoft TeamsでBoxファイルやBox Notesを編集する
Microsoft TeamsからMicrosoftファイルやBox Notesを編集する方法は2通りあります。
- ファイルまたはBox NoteをクリックしてBox上で開いて編集する
- Microsoft Teams上で直接ファイルまたはBox Noteを編集する
Boxブラウザでファイルを編集する
ブラウザでファイルを編集するには、ファイルをクリックするだけです。 ファイルが別のBoxブラウザウィンドウで開きます。 そこで、任意のエディタを選択すると、Boxに保存されている他のOfficeファイルと同様に編集できます。 この編集方法は、[Boxファイル] タブまたはBoxの個人用アプリからアクセスしたすべてのファイルに当てはまります。
Microsoft Teams上でBoxファイルまたはBox Noteを編集する
ファイルをクリックしてBoxに移動して編集するだけでなく、Microsoft Teams内でMicrosoftファイルやBox Notesを編集することも可能です。
Microsoft Teamsで直接ファイルまたはBox Noteを編集するには、以下の手順に従います。
- チャットまたはチャネルで共有されているMicrosoftファイルまたはBox Noteを探します。
- 省略記号 [...] をクリックして [編集] を選択するか、コンテンツカードの [プレビュー] の横にある [編集] をクリックします。
- Microsoft Teams内でOffice OnlineまたはBox Notesのエディタが開きます。
これで、Microsoft Teamsから移動することなく、他のOffice Onlineファイルのようにファイルを編集できます。 すべての変更は自動的にBoxに保存されるため、他のユーザーと同時に同じファイルを編集することができます。
Boxにログインしていない場合は、[編集] ボタンをクリックした後、ログインページにリダイレクトされます。
この方法は、チャットおよびチャネルで共有されたファイルにのみ当てはまります。 [Boxファイル] タブまたは個人用アプリからファイルをクリックすると、編集するためにBoxにリダイレクトされます。 編集権限がない場合は、エラーメッセージが表示されます。 その場合は、ファイルの所有者に連絡し、編集権限をリクエストする必要があります。
[Boxファイル] タブを使用する
Box for Microsoft Teamsをインストールした各チームのチャネルごとに、[Boxファイル] タブが自動生成されます。
このタブには、特定のチャネルで共有コンテンツを取得および保存するためにBoxが使用する、デフォルトのフォルダが表示されます。 Boxでこのフォルダにアクセスするには、Boxウェブアプリを開いてMicrosoft Teams Folder > [[チーム名]] > [[チャネル名]] の順に移動します。
このフォルダでは、それまでにBox for Microsoft Teams内で直接共有されたコンテンツのプレビュー表示と編集機能へのアクセスを実行できます。 さらに、Boxウェブアプリでコンテンツの変更、権限の変更、ユーザー管理を実行できます。これらの変更はBox for Microsoft Teamsに反映されます。
チャット
1対1のチャットやグループチャットの場合でも、[Boxファイル] タブにアクセスできます。 このタブには、Microsoft Teams Chat Filesというデフォルトのチャット用フォルダが表示され、Box for Microsoft Teamsのすべてのチャットでアップロードされたコンテンツが保存されます。
Boxでは、すべてのチャネルおよびチャットコンテンツを保存するデフォルトのフォルダが自動生成されます。 このフォルダの場所をカスタマイズしたり、デフォルトとして使用する既存のフォルダを選択したりすることができます。 詳細については、TeamsチャネルまたはチャットへのデフォルトのBoxフォルダの割り当てを参照してください。
シームレスログイン
Box for Microsoft Teams統合では、Boxアカウント所有者に対してシームレスログインが提供されます。 Boxアカウント所有者が初めてBox for Microsoft Teams統合にログインすると、Boxにより、この統合におけるトークンの検証が効率化され、それ以降Boxアカウント所有者がこの統合にログインする回数が減少します。
Box管理者の場合、すべてのアカウント所有者に対してシームレスログインを有効にするには、必ずBoxテナントにカスタムサブドメインを指定してください。
Box for Microsoft TeamsでBox通知を受信する
企業の管理者がBox for Microsoft Teams統合を有効にし、この統合にサインインしている場合は、Boxからの基本的な通知が自動的にMicrosoft Teams上に表示されます。以下に例を示します。
- ファイルのコラボレータに設定された場合
- ユーザーがファイルにコメントした場合
Microsoft TeamsでBox通知を受信したくない場合は、このオプションを無効にすることができます。
- Boxウェブアカウントを開きます。
- Boxアカウントのアイコンをクリックします。 [アカウント設定] ウィンドウが表示されます。
- [通知] をクリックします。
- [アプリの通知] セクションで、[TeamsでBox通知を受信する] チェックボックスをオフにします。
Box通知は、後から [アカウント設定] で有効にすることができます。それには、[通知] > [アプリの通知] に移動し、[TeamsでBox通知を受信する] チェックボックスをオンにしてください。
なお、受信する通知の種類を選択することはできません。
[Boxファイル] タブからBox for Microsoft Teams統合にサインインした場合は、Box通知を受信できないことがあります。Microsoft Teamsのメッセージ作成トレイのBoxアイコンを使用してサインインするようにしてください。
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