Box Automateは、Box Relayに代わる次世代のワークフロー自動化プラットフォームです。 Relayがシンプルなアプローチによってコンテンツ中心の自動化を実現するのに対し、Automateは最新の視覚的な作成画面、AIを活用したエージェント機能、条件付きロジック、包括的なツール群を導入して、エンドツーエンドのビジネスプロセス自動化を実現します。 このドキュメントでは、両製品の主な違いについて説明します。
ワークフロー作成画面
- Box Relayでは、トリガーや結果を順番リストに追加する直線的なワークフロー作成画面を使用しています。 ワークフローを分岐させたり、条件付きパスを作成したりすることはできません。 各ワークフローは開始から終了まで単一の直線的な実行として進められます。
- Box Automateでは、この直線的なワークフロー作成画面を、フローチャート形式のドラッグアンドドロップによる視覚的な作成画面に置き換えます。 プランに応じて (下記のマトリックス参照)、条件分岐 (同期パス、条件付きパス、並列パス)、ユーザーやファイルのリストを反復処理する繰り返しループ、設定可能な最大ループ回数に基づきフローを前のポイントに戻すループバックステップを作成することができます。 これにより、さまざまな条件に動的に対応する複雑なマルチパスのワークフローを構築することが可能になります。
AI機能とエージェント機能
- Box RelayにはAIやエージェントとの連携はありません。 ワークフローの結果はすべてルールベースで静的です。
- Box Automateでは、AIを活用したエージェントによる結果を導入します。 これにより、コンテンツの実際の意味に反応するワークフローを実現できるようになります。 Box Agentは、コンテンツ要約、ファイル調査、パターン分析、メタデータ抽出などのタスクのワークフローに直接組み込むことができます。 さらに、AI Studioでカスタムエージェントを作成し、ワークフローのステップとして使用することもできます。
注:
- AI機能とエージェント機能は、Enterprise Advancedプランでのみ利用可能です。
- エージェントの出力は予測できない場合があります。 次の操作を開始する前に、必要に応じてエージェント出力を確認および検証するためのヒューマンインザループレビューのステップを追加してください。
変数とロジック
- Box Relayでは、変数のサポートは限定的であり、条件付きロジックは使用できません。
- Box Automateでは、ワークフロー変数、トリガー変数、結果変数、カスタム変数など、高度な変数フレームワークが提供されます。 ステップ間でデータを参照して渡すことや、条件分岐のルーティングで変数を使用すること、リアルタイムデータに基づいて適応する動的なワークフローを構築することが可能です。
コラボレーションと共有
- Box Relayでは、ワークフローは1人のユーザーに固定されています。 ワークフローの表示、編集、監視を行えるのは、ワークフローの所有者のみです。 ワークフローの設計について共有またはコラボレーションする手段はありません。
- Box Automateでは、ワークフローの共有とコラボレーションを導入しており、複数の参加者が1つのワークフローで作業することができます。 そのため、チームが協力してワークフローを共同開発、レビュー、管理することが可能になります。
トリガー
- どちらの製品も、ファイルおよびフォルダイベントトリガー、メタデータ駆動型トリガー、手動開始、Formsトリガー、Sign完了トリガー、タスク完了トリガーをサポートしています。
- Box Automateには、メタデータイベントトリガーが追加されており、変数フレームワークを活用してメタデータベースのトリガーを強化しています。
結果とアクション
- Box Relayは、ファイルやフォルダの操作 (移動、コピー、名前変更、ロック、ロック解除)、メタデータの適用、タスクの割り当て、通知、コラボレータ管理、電子すかし、Box Sign、Box DocGenなど、標準的な結果をサポートしています。
- Box Automateは、Relayのすべての結果に加えて、以下をサポートしています。
- Box Agentと抽出エージェントの結果
- 構造化メタデータ抽出のためのExtract結果
- 繰り返しループとループバックのステップ
- Box Hubsのサポート
- 接続管理 (APIキー、OAuth 2.0、基本認証) を伴うカスタムHTTPSワークフローステップ
重要: Box Automateは、正式リリース時にデフォルトで有効になっています。 以前のRelayの設定にかかわらず、ユーザーによるAutomateの使用を望まない場合、組織は管理コンソールからAutomateを手動で無効にする必要があります。
Automateのプラン別のリリース状況
| 機能 | BusinessとBusiness Plus | EnterpriseとEnterprise Plus | Enterprise Advanced |
| 主要なワークフロー作成画面 | ✅ | ✅ | ✅ |
| 条件分岐と並列分岐 | 制限付き | ✅ | ✅ |
| ワークフローの共有とコラボレーション | ❌ | ✅ | ✅ |
| 高度な変数 | ❌ | ✅ | ✅ |
| ワークフロー内のAIエージェント | ❌ | ❌ | ✅ |
| Extract | ❌ | ❌ | ✅ |
| Forms | ❌ | ❌ | ✅ |
| Doc Gen | ❌ | ❌ | ✅ |
| Box Hubsのサポート | ❌ | ❌ | ✅ |
| Box Sign | ✅ | ✅ | ✅ |
RelayとAutomateの既知のギャップ
- コラボレーションの追加の結果では、「共同所有者」ロールがサポートされていません。
- Automateの結果では、権限の種類が「管理者」に設定されているグループは選択できません。
- Signの結果では、メタデータによるステータス追跡はサポートされていません。
- 現在の結果のメタデータ変数はサポートされていません。
- 非表示のメタデータテンプレートは、メタデータの追加の結果ではサポートされていません。
- Signの結果では、Formsトリガーのメールフィールドに記載されている署名者のみをサポートしており、任意のテキストフィールドに記載されている署名者はサポートしていません。
- Signの結果には、ファイル名変数は含まれていません。
- ワークフローの無効化を行っても、「進行中」のワークフローは終了しません。
- Box Automateにおけるコラボレータの追加/削除の結果では、外部メールアドレスがサポートされていません。
- Box Automate用のテンプレートはありません。
- フォームのメタデータフィールドをワンクリックでメタデータの追加の結果にマッピングすることはできますが、各フォームフィールドを、メタデータの追加の結果で個別にマッピングする必要があります。