AIエージェントは、Model Context Protocol (MCP) サーバーを介してBox内で操作を実行するようになると、ユーザーに代わってファイルの作成、コンテンツの移動、ドキュメントの共有、コラボレータの追加を実行できるようになります。 エージェントは自律的かつ高速に動作するため、構成に誤りがある1つのワークフローが原因で、人が介入する前に大きな被害につながる可能性があります。
Box MCPサーバー用のMCPガードレールを使用すると、管理者は、AIエージェントがBoxを介して実行できる書き込み操作をポリシーに基づいて制御できるようになります。 許可する操作を決定すると、Box Action Platformによって、その決定がすべてのリクエストに適用されます。
新機能
管理者は、管理コンソールの [統合] > [Box MCPサーバー] で直接、個々の書き込みツールのガードレールを構成できます。 外部のAIエージェントが書き込みツールを呼び出すと、Box Action Platformはそのリクエストをルールと照合し、許可またはブロックします。 ブロックされた操作により、明確な構造化エラーがエージェントに返されます。また、構成の変更はすべて、Boxイベントストリームに書き込まれ、Events APIを通じて取得できます。
ガードレールはMCPサーバー全体に対して設定され、接続されているすべてのクライアントに適用されるデフォルトのポリシーを確立します。 Box MCPサーバーのグローバルな管理機能の詳細については、こちらを参照してください。
正式リリース時に対象となる書き込みツール:
- upload_file — 新しいファイルをアップロードする
- upload_file_version — 既存のファイルの新しいバージョンをアップロードする
- create_box_note — 新しいBox Noteを作成する
- create_folder — 新しいフォルダを作成する
- copy_file/move_file — ファイルをコピーまたは移動する
- copy_folder/move_folder — フォルダをコピーまたは移動する
- create_collaboration — ファイル、フォルダ、またはHubにコラボレータを追加する
- create_shared_link — ファイル、フォルダ、またはHubへの共有リンクを作成する
読み取り操作は対象外であり、Shieldアクセスポリシーによって管理されます。
重要である理由
AIエージェントは高速かつ自律的に動作しますが、これがまさに、AIエージェントが有用になる一方でリスクにもなる原因です。 ガードレールは、実行時に有害な操作を阻止するため、侵害されたセッションや過度に積極的なワークフローによって気付かないうちにコンテンツが変更されることはなくなります。 これにより、セキュリティチームやコンプライアンスチームが期待する制御を維持しながら、Boxでエージェントによる生産性を高めることができます。
管理者側で必要な対応
ガードレールはデフォルトでオフになっています。 ガードレールをオンにするには、管理コンソールで [Box MCPサーバー] ページを開き、保護したい書き込みツールを選択して、ポリシーを設定してください。 ガードレールの適用イベントはBoxイベントストリームに送られるため、SIEM、SOC、インシデントのワークフローによって自動的に取得されます。
リリース状況
Box MCPサーバー用のMCPガードレールは、Enterprise Advancedをご利用のお客様のみ利用できます。