TLS (Transport Layer Security) は、2つの通信アプリケーションの間で、プライバシーとデータの整合性を提供するプロトコルです。 今日最も普及しているセキュリティプロトコルであり、 Boxでは、業界の標準に沿うためにTLS 1.2以上にアップグレードし、以前のバージョンのTLSプロトコルの公式サポートを終了する必要がありました。 つまり、TLS 1.2に対応していないブラウザ、サードパーティ製アプリケーション、Boxアプリケーションを利用しているユーザーは、Boxにアクセスできなくなります。
TLSの公式サポート終了とBoxおよびサードパーティ製アプリケーションの詳細を参照してください。
Boxへのアクセスで問題が発生した場合は、TLSに対応しなくなったアプリケーションをまだ使用していることが原因である可能性があります。 確認方法を以下に示します。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのBox for Officeを使用した場合:
- ログアウトされ、再ログインできなくなります。 Boxでエラーは表示されません。つまり、ログインは完了せずに、Boxでは [サインイン] ボタンが表示されたままになります。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのBox Syncを使用した場合:
- ログアウトされます。 再ログインしようとすると、「理由コード7」のエラーが表示されます。
- ログアウトされた後、同期されたコンテンツを含むBox Syncフォルダは引き続きコンピュータに残りますが、そのコンテンツはBoxと同期されなくなります。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのBox Driveを使用した場合:
- Macを使用している場合はログアウトされます。 再ログインしようとすると、「理由コード7」のエラーが表示されます。 ログアウトされた後、Boxフォルダにはアクセスできなくなります。
- Windowsとv1.13.83を使用している場合は、更新のプロンプトが表示され、TLS 1.1の公式サポート終了後でも対応バージョン (v1.13.84以上) に更新できます。 (v1.13.83より前の) 古いバージョンを使用しているユーザーの場合、更新のプロンプトは表示されますが、更新できません。 古いバージョンを使用するユーザーが更新しようとすると、Box Driveが終了し、再起動されません。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのBox Toolsを使用した場合:
- Box Edit
- Box Editを使用してBox.comからファイルを開くことはできなくなります。 [アプリケーションを起動しています] ウィンドウが開いたままになることがありますが、追加のエラーは表示されません。
- Box Toolsの前のメジャーバージョン (バージョン3) を使用している場合は2つのシナリオがあります。
- 会社の環境ですでにTLS 1.1が無効になっている場合、ウェブアプリはBox Toolsがインストールされていないかのように動作します。
- 会社の環境でまだTLS 1.1が無効になっていない場合は、ウェブアプリからファイルを開こうとすると、[アプリケーションを起動しています] ウィンドウが開いたままになることがありますが、追加のエラーや通知が表示されることはありません。
- デバイストラスト
- Box Toolsの前のメジャーバージョン (バージョン3) を使用している場合は、Box Editを使用してファイルを開こうとするとBox Toolsの最新バージョンをダウンロードするよう求められることがあります。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのBox.comを使用した場合:
- 非対応のブラウザからBoxのウェブサイトやウェブアプリにアクセスしようとすると、ブラウザでネットワークエラーや接続エラーが表示されます。 このエラーはブラウザによって制御されており、Box固有のエラーではない可能性があります。
TLS 1.2以上に対応していないバージョンのFTPを使用した場合:
- 非対応のFTPクライアントからBoxのFTPサービスの使用を試みると、ネットワークエラーや接続エラーが表示されます。 このエラーはFTPクライアントによって制御されており、Box固有のエラーではない可能性があります。
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