基本管理設定の選択

この記事の内容:

• 管理コンソールの重要なコラボレーション設定の構成
• オープンとクローズのフォルダ構造による影響の判定

ファイルをコラボレーションおよび共有する際に管理対象ユーザーが使用できる、さまざまなタイプの権限を有効または無効にできます。そのためには、[管理コンソール] > [Enterprise設定] > [コンテンツと共有] タブに移動します。

コラボレーションの制限

このセクションでは、自分または管理対象ユーザーのアカウント内のコンテンツにコラボレータを招待する際に、制限を設定する方法を説明します。詳細については、各権限レベルの詳しい説明を参照してください。

• [デフォルトのコラボレーションロール]: この設定は、ユーザーが共有するファイルにデフォルトで設定されるアクセスレベルを組織全体で変更するときに使用します。標準で適用されるデフォルトのアクセスレベルは編集者です。このデフォルト設定をビューアーに変更して安全性を高めるには、下矢印をクリックして [ビューアー] を選択します。
• [招待の制限]: このオプションでは、コラボレータを招待できるユーザーを設定します。このオプションを有効にした場合、フォルダの所有者と共同所有者だけが、指定したフォルダにコラボレータを招待できます。管理コンソールからコラボレータを招待できるのはプライマリ管理者のみです。
• [招待リンクの有効化]: このオプションを有効にした場合、ユーザーは招待リンクを使用してコラボレーションできます。
• [グループ招待の有効化]: このオプションを有効にすると、ユーザーはフォルダ内にグループを招待してコラボレーションできます。
• [所有権移管の制限]: このチェックボックスをオンにすると、ユーザーはファイルやフォルダの所有権を外部のコラボレータに移管できなくなります。ただし、アカウント管理者と共同管理者は引き続きコンテンツの所有権を移管できます。
• [外部コラボレーション]:
  • 社外のユーザーがコンテンツでコラボレーションできるようにするには、[外部コラボレーションを有効にする] をクリックします。
  • コラボレーションを特定の1つのドメインのみに制限する場合、[コラボレーションを<<選択したドメイン>>内のユーザーのみに制限する] をクリックします。
  • コラボレーションを特定の複数ドメインのみに制限する場合、[コラボレーションを許可リストに登録済みのドメインのみに制限する] をクリックします。
  • 許可リストを表示するには、[許可リストの管理] をクリックします。
    • [コラボレーション許可リスト] ウィンドウが開いたら、許可リストのドメインを追加、レビュー、削除できます。
• [外部コラボレータの招待]: 特定のドメインでの未認証のログインに対して、すでに外部ユーザーに2要素認証を必須にしている場合、このチェックボックスをオンにすることで、外部コラボレータが他の外部コラボレータを招待することを制限できます  (2要素認証の設定を確認するには、[管理コンソール] > [Enterprise設定] > [セキュリティ] タブに移動してください)。このオプションは、外部コラボレーション用に他のドメインを設定していない場合は表示されません。

コラボレーションの制限に関する注意:

• 外部コラボレーション機能は、EnterpriseアカウントおよびEnterprise Plusアカウントでのみ利用でき、リクエストによって有効になるまで表示されません。この機能を有効にする場合は、Boxの担当者までご連絡ください。
• コラボレーションの制限は、企業、ユーザー、およびフォルダレベルで設定できます。Boxでは常に、その時点で最も制限の厳しい設定が使用されます。例えば、企業で100ドメインのコラボレーションを許可し、企業内のユーザーが特定のフォルダに対してコラボレータの制限を厳しくした場合、そのフォルダにはユーザーが設定したより厳しい制限が適用されます。