Box SyncとBox Driveは、プログラムで無視またはブロックされるファイルは同期しません。 無視されるファイルは、WindowsエクスプローラまたはFinderに表示されないファイル (一時ファイルやシステムファイルなど) です。 ブロックされるファイルは、Box SyncとBox Driveが認識しないファイルの種類です。
Box Syncでは、スキャンプロセス中にファイルをブロックまたは無視する必要があるか判断するために、これらのファイルの読み取り権限が必要です。
Box SyncとBox Driveで無視されるファイルの種類とショートカット:
- 一時ファイルおよびフォルダ (拡張子が.tmpのファイルまたは「~」で始まるファイル/フォルダ)
- ファイルのバックアップコピー (.bak)
- システムファイルと隠しファイル (隠しフォルダは同期されますが、._dstore、desktop.ini、thumbs.dbなどの隠しファイルは同期されません)。
- ファイル名の先頭がドット (.) である場合、隠しファイルと見なされます。
警告
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- Box Syncのルートフォルダを非表示としてマークすると、Box.com上の同期されたコンテンツがすべて削除されます。
- Syncでファイルまたはフォルダを非表示にすると、そのコンテンツも削除されます。
- WindowsエクスプローラやFinderで作成したショートカット
- ハードリンク (複数のディレクトリエントリが関連付けられているファイルは同期されません)
- シンボリックリンク
- WindowsエクスプローラやFinderで作成したショートカット (.lnk)
- ちょうど8桁の大文字16進数 (0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F)(拡張子なし) を含むファイル名 -- 例: 1234AD38、ABE32BD0
- 特殊文字を含むファイル名
- ブックマークはBox Sync/Box Driveフォルダと同期されません。 その他のウェブベースのドキュメント (.gdoc、.gsheet、Box Notesなど) はBox Driveフォルダと同期され、ブラウザで開きます。
- .qbiファイル
Box SyncとBox Driveでブロックされるファイルの種類:
- .pst
- .qbw
- .nd
- .qbw.tlg
- .des
- .qba
- .qba.tlg
- .qbr
- .qby
- .qdt
- .pdx
これらのファイルの種類は、Boxウェブサイトを通じてBoxにアップロードして保存できますが、Box Syncには認識されません。 同期対象フォルダにある場合でも同期されません。
注:
Box Syncは、ドット「.」で終わるフォルダ名を同期しますが、Windowsコンピュータのユーザーはそのフォルダにアクセスできません。 「Location is not available (指定した場所は利用できません)」というエラーダイアログが表示されます。 フォルダ名の末尾からドット「.」を削除してください。Windowsユーザーの場合、Boxウェブサイトからのみ、そのフォルダにアクセスする必要があります。
Microsoft Accessデータベースファイル (.accdbおよび.mdb):
Microsoft Accessの保存動作の仕様上、Box SyncおよびBox Driveにより.accdbおよび.mdbファイルの重複するコピーが作成されることがよくあります。 Microsoft Accessがデータベースファイルに変更を加える頻度によっては、1つのファイルで1人のユーザーが作業している場合でも、不一致のコピーが作成される可能性があります。
.accdbまたは.mdbファイルで作業する前に、Box Syncを停止することをお勧めします。 その後、最新バージョンをアップロードする準備ができたら、Box Syncの停止を解除できます。
Box Driveユーザーは、Boxフォルダからファイルをコピーし、変更を加えた後、再びBoxフォルダにコピーすることで、Boxに変更をアップロードできます。
Microsoft OneNoteノートブック:
MicrosoftはOneNoteノートブックでBox SyncやBox Driveなどの同期プログラムを使用することを、次のような理由により推奨していません。
「一般的に、OneNoteノートブックは、クライアントアプリケーションなどのファイルベースの同期システムではなく、OneNoteアプリケーションにより常に同期および移動する必要があります。」
OneNote同期のベストプラクティスの詳細: https://support.office.com/en-us/article/best-practices-for-syncing-notes-in-onenote-9c6e8fcc-3307-419c-ba77-58cadfe651d7
Macパッケージファイル
Macパッケージファイルは、一部のMacアプリケーションによって作成されたファイルで、macOSオペレーティングシステムが単一のファイルではなくフォルダとして内部に保存しています。 ただし、macOSのフォルダウィンドウやアプリでは、各パッケージフォルダが単一のファイルとして表示されます。
Box SyncとBox DriveでMacパッケージファイルがサポートされるかどうかは、使用しているコンピュータのオペレーティングシステムによって決まります。
- macOS Big Sur 11.5以降のバージョンでは、Box SyncとBox Driveの両方でMacパッケージファイルがサポートされます。
- これらのmacOSシステムバージョンのみで利用できるBox DriveのFile Provider Extension (FPE) モードにより、Box DriveでMacパッケージファイルがサポートされます。
- コンピュータでmacOS Big Surを実行していても、組織でFPEモードが無効になっている場合は、Box DriveでMacパッケージファイルがサポートされません。 macOS Big SurでMacパッケージファイルを使用できない場合は、ITチームにお問い合わせください。
- macOS Big Sur 11.4以前のバージョンでは、Box SyncのみでMacパッケージファイルがサポートされます。 Box Driveではサポートされません。
- Box Driveでは、Boxにすでに存在するMacパッケージファイルが問題のある項目として表示されます。また、ローカルでBox Driveフォルダに追加しようとしたパッケージファイルも問題のある項目として表示されます。
- Windowsでは、Box SyncでMacパッケージファイルが部分的にサポートされていますが、Box Driveではサポートされていません。
- Box Syncでは、Boxにすでに存在するMacパッケージファイルがZIPファイル形式の単一ファイルとして同期されます。 macOSでMacパッケージファイルを使用するアプリケーションの中には、これらの単一ファイルを認識し、Windows上で正常に開いた後、同じ単一ファイルのZIP形式で保存し直すものもあります。
- Box Driveでは、macOS 11.4以前のバージョンと同様に、Boxにすでに存在するMacパッケージファイルが問題のある項目として表示されます。
- Windowsではパッケージファイルが単一ファイルとして認識されないため、ローカルのBox SyncまたはBox Driveにパッケージファイルを作成することはできません。