Box AI Studioを有効にしたら、[AI Studio] タブに移動して利用可能なエージェントのリストを表示し、自身でエージェントの作成を開始します。
作業を開始するには、[新規エージェント] をクリックします。
新規エージェント
- まず、エージェントに名前を付けます。
- [機能を追加] をクリックし、以下から選択します。
- コンテンツQ&A
- Box AI for Documents/Hubs
- ドキュメントから質問に回答する
- Box AI for Documents/Hubs
- 作成
- Box AI for Notes
- テキストを生成およびリファインする
- Box AI for Notes
- コンテンツQ&A
- ロゴ
アイコンをクリックして、エージェントの本来の目的に応じて画像を更新します。
エージェントを作成した後、以下のことが可能になります。
- さらに機能を追加する
- エージェントを有効または無効にする
- エージェントの設定を構成する
- エージェントを削除する
エージェントの構成とテスト
エージェント用に一連の機能を選択したら、エージェントが従うべき具体的な指示を構成できます。
指示の入力
左側のパネルから、エージェントの設定のカスタマイズを開始できます。
- エージェントとその機能の説明を入力します。
- カスタム指示を記述して、応答に特定のトーンと文体を指定します。
- 例: あなたはマーケティングキャンペーンのエキスパートです。 短く簡潔でクリエイティブな回答を提供して、コピーライターを支援します。
エージェントの追加パラメータの構成
[カスタム指示] セクションには、エージェント向けに構成できる設定が多数あります。
詳細
さまざまなシナリオで応答を生成するために特定のLLMを選択してカスタマイズします。 この設定は、Q&A機能と作成機能の両方に適用されます。
単一ドキュメントでも複数ドキュメントでも、長いドキュメントと短いドキュメントの両方を対象とした指示を指定できます。 [編集] をクリックして、ドキュメントごとに以下を構成します。
モデル
- カスタムモデルを使用するには、オンに切り替えます。
- 利用可能なモデルから、ドキュメントに使用するモデルを選択します。
- [詳細設定] では、以下を調整できます。
- [Temperature]: 形式的なものからランダムなものまでさまざまな回答を求める場合に使用します。 アイデアのブレインストーミングに使用するエージェントを作成する場合に最適です。
- 設定を小さくすると、より一貫性のある形式的な応答になります。
- 設定を大きくすると、よりクリエイティブでランダムな応答になります。
- [Top P]: 多種多様でよりクリエイティブな応答を生成する場合に使用します。
- モデルが応答する際に考慮する単語の候補の幅を設定します。
- テキストの生成時に考慮される単語の範囲を設定するパラメータです。
- [Temperature]: 形式的なものからランダムなものまでさまざまな回答を求める場合に使用します。 アイデアのブレインストーミングに使用するエージェントを作成する場合に最適です。
プロンプト
[カスタムシステムプロンプトを使用] を有効にして、コンテキスト、トーン、境界を設定します。
- 有効になったら、モデルが質問への応答時に使用する詳細かつ明示的な一連の指示を追加します。
システムプロンプトの例
- ペルソナを設定する
- ファイル内の特定の詳細を分析する
- 応答の長さを制限する
- フォローアップの質問に境界を作成する
ユーザーおよびグループに対するエージェントの有効化
エージェントを作成した後、特定のユーザーやグループに対してエージェントを有効にするか無効にするかを選択できます。
構成ウィンドウ内の上部にある [アクセス] ボタンをクリックします。
エージェントのアクセスレベルを選択します。
- [無効化]
- [有効化]
- [選択したユーザーとグループに対して有効にする]
- ユーザーやグループの名前を追加します。
AI Studioのプレイグラウンドでのファイルの添付とテスト
作業を開始するには
- エージェントが参照して応答の根拠とするドキュメントまたはHubを添付します。
- [コンテンツを選択] をクリックし、ファイルビューアーから、追加するファイルまたはHubを選択します。
この段階から、[プレイグラウンド] ウィンドウでは、質問して、エージェントからの応答をテストし、リファインすることができます。
プロセッサの種類 (単一ドキュメントまたは複数ドキュメント) は、カスタム設定のテスト時に参照できるように応答の下に表示されます。
Box AIに質問するためのガイドラインを以下に示します。 以下の調整も検討してください。
- カスタム指示
- モデルの種類
- モデルのパラメータ
- Temperature
- Top P
- カスタムシステムプロンプト
Box AIに対する質問のガイドライン
Box AIは、プレビューで読み込んだドキュメントからのみ情報を取得します。 ドキュメントの範囲を超えた質問をすると、Box AIから、提供されている情報では質問に回答できない旨が通知されます。 Box AIにドキュメントの分析を依頼する際は、以下の提案を検討してください。
- できるだけ具体的にしてください。 番号付きリスト、簡潔さ、表、主題や要点を求めるなど、具体的な指示を含めます。 以下に例を示します。
- 問題のない質問: 要点のリストを作成してください。
- より望ましい質問: 要点のリストを番号付きリストで作成してください。
- 問題のない質問: このドキュメントのポイントは何ですか?
- より望ましい質問: 最も重要なポイントのみを短く簡潔にリストにまとめてください。
- ドキュメントの範囲をはずれないようにしてください。
- テキストに基づいた応答のみに重点を置いてください。