Boxで特定の種類のファイルを表示している場合、Box AIに対して、ドキュメントの内容の要約、要点の検索、概要の下書き作成を依頼することができます。 その結果、Box AIによって、会議メモ、レポート、マーケティング資産の分析にかかる時間が短縮されると同時に、ドキュメントに関するより適切なインサイトを得ることができます。
サポートされているファイルの種類:
- テキストドキュメント (Box Notesファイルについては、Box AI for Notesを参照してください)
- 画像ファイル
- スプレッドシート (テキストが多く含まれたファイルに限定されています)
- プレゼンテーションスライド
Box AIを使用した単一ドキュメントファイルへのクエリ実行
- Boxウェブアプリからファイルを選択して開きます。
- プレビューツールバーの [Box AI] (
) を選択します。
- AIクエリを実行します。
Box AIを使用した複数ドキュメントへのクエリ実行
- 以下のいずれかで複数のファイルを選択します。
- [すべてのファイル] ページ
- 1つのフォルダ内
- コレクション
- 検索結果
- ツールバーの [Box AI] ボタンをクリックします。
- AIクエリを実行します。
- Box AIに質問する際に選択できるのは、画像のみまたはテキストベースのファイルのみです。
- 質問の対象となるファイルの上限は10個です。
AIクエリの実行
サイドバーの [Box AI] パネルでは、表示される以下の候補のいずれかを選択して、ドキュメントに関するインサイトを迅速に得ることができます。 ドキュメントの種類に基づき、以下のような候補が表示されます。
- このドキュメントを要約してください
- 重要なポイントをいくつか挙げてください。
- このドキュメントの改善点はどこですか?
- 次のステップは記載されていますか?
より具体的な応答が必要な場合は、質問やリクエストを [Box AIへのメッセージ] テキストボックスに入力し、Enterキーを押すか [送信] を選択します。
応答に表形式の情報が含まれる場合など、応答の表示スペースを広げたい場合は、[ウィンドウビューに切り替え] () を選択します。 ダイアログボックスが開き、クエリを続行できます。 サイドバーのパネルでBox AIに戻るには、[Box AI] ダイアログボックスで [
] を選択します。
応答の操作
質問やリクエストを送信すると、Box AIによってリアルタイムで応答が生成されます。 応答を停止するには、[応答を停止] を選択します。 応答に続けて、フォローアップの質問を行うと、より適切なインサイトを得ることができます。 これらの質問は、コンテンツの作成や結果の絞り込みに役立ちます。
応答を保存するには、[コピー] () を選択します。 応答はクリップボードに保存されるため、その後、他の場所に貼り付けることができます。
応答に関するフィードバックを送信するには、AIの応答に対するフィードバックの送信を参照してください。
チャット履歴をクリアするには、[会話をクリア] () を選択します。これにより、新しいトピックを開始することも、ドキュメントを閉じることもできます。 ドキュメントを再び開くと、チャット履歴が更新されます。
応答の生成時にソースドキュメントのどの部分が参照されたかを示す引用部分を確認するには、応答の左下にある番号にカーソルを合わせます。 小さなウィンドウに、ドキュメントのソーステキストが表示されます。
エージェントの選択
組織に対して有効になっている場合は、管理者によって割り当てられたエージェントを選択して、Box AIの操作時にさらにカスタマイズされた応答を得ることができます。
エージェントまたはモデルを切り替えるには:
- Box AIアイコンの横にあるエージェント
ボタンをクリックします。
- リストで利用可能なエージェントから選択します。
- Box AIに質問して応答をテストします。
エージェントのリストは、管理者が組織に対して有効にした内容に応じて異なります。
Box AIに対する質問のガイドライン
Box AIは、プレビューで読み込んだドキュメントからのみ情報を取得します。 ドキュメントの範囲を超えた質問をすると、Box AIから、提供されている情報では質問に回答できない旨が通知されます。 Box AIにドキュメントの分析を依頼する際は、以下の提案を検討してください。
- できるだけ具体的にしてください。 番号付きリスト、簡潔さ、表、主題や要点を求めるなど、具体的な指示を含めます。 以下に例を示します。
- 問題のない質問: 要点のリストを作成してください。
- より望ましい質問: 要点のリストを番号付きリストで作成してください。
- 問題のない質問: このドキュメントのポイントは何ですか?
- より望ましい質問: 最も重要なポイントのみを短く簡潔にリストにまとめてください。
- ドキュメントの範囲をはずれないようにしてください。
Box AIユニットの使用
価格情報とAIユニットの使用ルールについては、販売店から指定された窓口に問い合わせるか、Boxの価格ページを参照してください。
トラブルシューティング
Box AIを使用できない場合は、管理者に以下を確認してください。
- 組織でBox AIが有効になっているかどうか。
- 組織でBox AI for Documentsが有効になっているかどうか。
- ファイルに対して適切な権限を持っているかどうか。
管理者としてBox AIを有効にする方法については、BoxサポートのEnterprise設定: [Box AI] タブを参照してください。
既知の制限事項
- 以下のトピックやコマンドに関する質問またはそれらを含む質問では、矛盾した情報や場合によっては不正確な情報が返されます。
- 計算、表の構造、数値
- 単語数またはフレーズ数のカウント
- ページ番号、作成者、ファイルサイズ、単語数、コラボレータなど、ドキュメントのメタデータ (Box AIでは、このようなドキュメントの構成要素は考慮されません)
- テキストドキュメント内の画像、ビデオ、チャート、グラフなど (画像やビデオなどを直接表示している場合の質問とは対照的)
- ビデオ
- オーディオ
- 質問は1,000文字以内で入力してください。
- テキストコンテンツのサイズは1 MBに制限されています。これを超えるファイルの場合は、最初の1 MBのテキストのみが処理されます。
- 英語以外の言語では、生成される結果の品質が低下する場合があります。
画像ファイルに関する制限事項
- Box AIは、Box Hub内の画像について応答を返すことができません。
- Box AIで使用される画像のバージョンは、最大2048 x 2048ピクセルです。 つまり、元の画像のサイズがさらに大きかった場合は、非常に小さい部分や細かい部分が表示されない可能性があり、それが応答に影響することがあります。
- 複数ページに対応する画像形式 (tifやheicなど) の場合、Box AIでは、ファイルから最大10ページが処理されます。
Box AIの原則
AIの使用に関するBoxのポリシーおよび事例を確認するには、The Box AI Principles (英語) およびBox AI: Acceptable Use Policy & Guiding Principles (英語) を参照してください。