概要
Box Signでは、管理者や共同管理者が企業の署名依頼に使用する電子記録および電子サインの開示 (ERSD) の有効化、無効化、確認、カスタマイズを行うことができます。法定開示への同意に関するバナーは、署名用に送信される各ドキュメントの署名順にすべての署名者に対して1回表示されます。
共同管理者にSignの法的設定へのアクセスを許可する
共同管理者が企業のBox Signの法的設定を変更できるようにするには、まず、その設定へのアクセス権限を共同管理者に付与する必要があります。
共同管理者にBox Signの法的設定へのアクセスを許可するには:
- 管理コンソールの左側のサイドバーで、[ユーザーとグループ] をクリックします。
- [管理対象ユーザー] をクリックします。
- Box Signの法的設定へのアクセス権限を付与する共同管理者の名前をクリックします。
- [ユーザーアクセス権限を編集] セクションまで下にスクロールします。
- [レポートと設定] サブセクションで [会社の設定とアプリを編集する] が有効になっていることを確認します。
- [Sign] サブセクションで [Signの法的設定を表示、編集する] をクリックします。
- [ユーザーアクセス権限を編集] セクションの下部にある [保存] をクリックします。
SignのERSDを有効または無効にする
企業に対してSignを有効にすると、デフォルトで標準のERSD条件が有効になり、表示されます。
企業で使用しているのがBoxのデフォルトのERSD条件でもカスタマイズしたERSD条件でも、管理コンソールでERSDの無効化、有効化、プレビューを行うことができます。
SignのERSDを有効または無効にするには:
- 管理コンソールの左側のサイドバーで、[Enterprise設定] をクリックします。
- ウィンドウ上部で [Box Sign] をクリックします。
- [法的設定] まで下にスクロールします。
- [開示を有効にする] をオンまたはオフに切り替えます。BoxのERSD条件をプレビューするには、[プレビュー] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
カスタマイズしたSignのERSD条件の追加と変更:
BoxのデフォルトのERSD条件を使用しない場合は、自社向けにカスタマイズしたERSD条件を追加したり変更したりすることができます。
カスタマイズしたERSD条件を作成するには、プレーンテキストを入力し、HTMLタグを使用して書式を設定するだけです。以下のHTMLタグをサポートしています。
- リンク <a href> および <a>
- 太字 <b>
- 改行 <br>
- 斜体 <em>
- 斜体 <i>
- 強調 <strong>
- 範囲 <span>
- 下線 <u>
カスタマイズしたERSD条件を追加または変更するには:
- 管理コンソールの左側のサイドバーで、[Enterprise設定] をクリックします。
- ウィンドウ上部で [Box Sign] をクリックします。
- [法的設定] まで下にスクロールします。
- [開示を有効にする] をオンにします。
- [カスタマイズ] セクションで [企業固有の開示条件] をクリックします。
- テキストボックスに、カスタマイズしたERSD条件を入力し、HTMLタグを使用して書式を設定します。カスタマイズしたERSD条件を保存する前に確認するには、[プレビュー] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
ERSDの変更は、ERSDを保存すると適用されます。ERSDの変更は、ERSDを保存した後に送信される署名依頼のみに適用されます。
「進行中」の署名依頼には、その署名依頼の送信時に使用していたERSDが表示されます。
保留中の署名依頼の更新またはキャンセルについては、お客様の責任になりますのでご注意ください。
署名ログ
カスタマイズしたERSD条件を追加すると、その条件が各署名ログの末尾に追加されます。
署名者のエクスペリエンス
法定開示への同意に関するバナーは、署名用に送信される各ドキュメントの署名順にすべての署名者に対して1回表示されます。署名者は、同意に関するバナーにあるERSDのハイパーリンクをクリックすると、その署名依頼に関連付けられたERSD条件を確認することができます。