編集可能なファイル共有リンクとは、Boxに保存されているファイルに対して、そのファイルのリンクを知っているユーザーに編集権限を付与する共有リンクです。 許可する権限に編集を含めることで、管理対象ユーザーは、Box内のファイルの [共有] ウィンドウで編集オプションを選択できるようになります。
編集可能な共有リンクを有効にし、その機能が企業で利用可能になると、管理対象ユーザーには、共有リンクの生成時に選択できる新しい [編集可能] オプションが表示されます。
ユーザーが編集権限付きのファイル共有リンクをクリックした際の動作は以下のとおりです。
- Boxにログインしている場合は、共有リンクをクリックしてドキュメントを編集できます。これにより、誰がどのコンテンツを編集しているかを追跡できます。
- 匿名ユーザーの場合は、以下のようになります。
- コンテンツを編集するには、Boxにログインする必要があります。
- Boxにログインせずに実行できるのは、コンテンツの表示とダウンロードのみです。
編集権限付きのファイルの共有リンクは、iWork、Google Workspace、Office Online、Officeデスクトップのほか、Box Toolsでサポートされているファイルで編集できます。 編集権限付きの共有リンクは、統合やエディタ機能を持たないウェブアプリ統合では編集できません (サードパーティが開発した統合、Boxが開発した統合があることに注意してください)。
注
この新機能は、Box内のファイル共有が対象です。 なお、共有されているBox Notesはすでに編集することが可能です。
編集可能な共有リンクのリリース状況
編集権限付きのファイル共有リンク機能は、4月から6月にかけて段階的にリリースする予定です。 Boxでは、管理者と共有管理者がこの機能のリリース前に変更内容を確認できるように、管理コンソールのアップデートをリリースしました。
管理者向け: 次のステップ
組織や管理対象ユーザーがこの新機能を使用するための準備として、管理者が実行できるステップがいくつかあります。
- 共有リンクの設定を行います。 手順については、Enterpriseでの共有リンク設定トピックを参照してください。 共有リンクの設定は [管理コンソール] > [Enterprise設定] > [コンテンツと共有] にあります。この設定の詳細については、Enterprise設定: [コンテンツと共有] タブの共有リンクセクションを参照してください。
注
- 企業で本機能が利用可能になり、この設定でオプションの使用を明示的に許可するまで、管理対象ユーザーは編集オプションを使用できません。
- ファイルに対して利用可能な権限を [表示、ダウンロードおよび編集可能] に設定した場合でも、ユーザーへの段階的リリースが完了するまで、ユーザーが使用できる権限は [表示およびダウンロード可能] のままになります。
- ユーザーへの段階的リリースが完了するまで、共有リンクのデフォルトの権限は、ここで設定されたデフォルトの権限ではなく、引き続き共有リンクのアクセスレベルによって決まります。
- Box Notesの共有リンクに対して [編集可能] を有効にすると、Box Notesの編集可能な共有リンクが自動的に有効になります。
- この機能が利用可能になる予定であることをユーザーに通知してください。
- ユーザーに共有リンクの作成および共有リンクの設定トピックを提示してください。本機能のリリース時に、編集可能な共有リンクの設定に関する情報がこれらの記事に追加される予定です。