Salesforce管理者は、Salesforceフローを使用してBox for Salesforce環境をカスタマイズしたり、Box Developer Toolkitからメソッドを呼び出したりできます。このプロセスを設定するときに、Box for Salesforce管理パッケージには、使用およびカスタマイズできる既成のSalesforceフローが2つ用意されています。 1つ目のフローでは、新しいBoxフォルダ (取引先フォルダの下の商談フォルダ) 用のデフォルトのフォルダ構造を作成できます。また、2つ目のフローでは、新しいレコードフォルダに、事前に選択したテンプレート (取引先フォルダテンプレート) を設定できます。
デフォルトのフォルダ構造の作成
ユーザーが新しいSalesforce商談レコードフォルダを作成したときにトリガーされるレコードベースのフローがある場合は、あらかじめテンプレート化されたSalesforceフローから一般的なデフォルトのフォルダ構造を適用できます。
デフォルトのフォルダ構造を作成するには、以下の手順を実行します。
- createFolderForRecordIdメソッドで引数として取引先IDを渡し、取引先のフォルダIDを照会します。 これにより、既存の取引先フォルダIDが取得されます。このIDが存在しない場合は作成されます。
- createFolderForRecordIdメソッドを使用して商談IDを渡し、Salesforceの新しく作成された商談用にフォルダを作成します。
- moveFolderツールキットメソッドを使用して、Boxの商談フォルダをその親となるBoxの取引先フォルダの下に移動します。
その結果、商談 (さらに取引先が存在しない場合は取引先) 用のフォルダがBox内に作成されます。 この新しい商談フォルダは、Box内で親である取引先フォルダの下に配置されます。
あらかじめユーザーが選択したテンプレートの有効化
ユーザーが新しいSalesforce取引先レコードフォルダを作成したときにトリガーされるレコードベースのフローがある場合は、その新しいフォルダ用に生成するテンプレートを選択できます。
あらかじめユーザーが選択したテンプレートを有効化するには:
- ユーザーが選択したテンプレートフォルダのIDを取得またはハードコードします。
- 呼び出しメソッド/フローアクションを使用して、(createFolderForRecordIdではなく) createFolderForRecordIdFromTemplateによるフォルダの作成を自動化します。
- Salesforce管理者は、複製元となるフォルダの固有のフォルダIDを複製ツールキットメソッドに指定する必要があります。
その結果、取引先用のフォルダがBox内に作成され、新しいBoxフォルダには複製元フォルダのすべてのコンテンツが格納されます。