Box AI Data Extraction for Salesforce統合では、Box AIのインテリジェンスを利用して、Boxに保存されているドキュメントから構造化データを自動的に抽出し、Salesforceレコードをシームレスに作成または更新することができます。
この機能により、BoxのコンテンツとSalesforceのデータが関連付けられ、データ入力の迅速化、精度の向上、ビジネスワークフローの効率化が実現します。
Box AI Data Extraction for Salesforce統合は、Boxドキュメントからのデータ取得を自動化することで、チームがより迅速かつ正確に作業できるよう支援します。 この統合により、手動のデータ入力が不要になり、Salesforceレコードが最新状態に保たれるほか、レコードの量が増加してもシステム間での情報の一貫性が維持されます。
主な機能
Box AI Data Extraction for Salesforce統合は、Salesforceの標準オブジェクトおよびカスタムオブジェクトをすべてサポートしており、テキスト、数値、日付など、Boxに保存されているコンテンツから更新可能なすべてのフィールドを抽出します。 抽出した値を保存前に確認、編集、検証することで、データ入力の精度と管理を確保できます。
Box Extractの機能は、SalesforceのLightningページ、レコードページ、Lightningユーティリティバー、フローで利用可能であり、Salesforceの管理者が構成できます。
この統合の機能には以下が含まれます。
- 自動化されたデータ抽出: Boxドキュメントから構造化データとメタデータをすぐに取得します。
- 柔軟な抽出モード
- 新規レコードの作成: 抽出されたデータから新しいSalesforceレコードを作成します。
- 既存レコードの更新: 新しいドキュメントの情報で既存レコードを更新します。
- 検証: 抽出されたデータを既存のSalesforceの値と比較します。
- 確認と検証: 保存する前に、抽出されたフィールドをインラインで承認、拒否、または編集します。
- 複雑なデータ構造のサポート: 明細項目を含む請求書の処理など、親子関係を持つドキュメントを処理します。
SalesforceでのBox AI Data Extractionによるデータの抽出
Salesforceでデータを抽出するには:
- Box Extractを開きます。
- [Add Context (コンテキストの追加)] をクリックします。
- Boxのファイル、フォルダ、または最近使用した項目を参照して、データの抽出元となるコンテンツを選択します。
- [Extract Mode (抽出モード)] をクリックして、以下のいずれかを選択します。
- Create new record (新規レコードの作成)
- Update existing record (既存レコードの更新)
- Validate (検証)
- Salesforceのオブジェクトタイプを選択します。
- 作成または更新するレコードの種類を選択します。 ヒント: Box AIを使用して、ファイルのオブジェクトタイプと関連データの候補を取得することもできます。
- [Extract Records (レコードの抽出)] をクリックします。 Box AIによって、選択したドキュメントから構造化データが抽出されます。
- 抽出されたフィールドの値の横にある [Accept (承諾)] のオンとオフを切り替えて、抽出された値を含めるか除外するかを決定します。
- 必要に応じて、抽出されたフィールドの値を直接変更します。
- [保存] をクリックします。
この統合は、選択した抽出モードに基づいて、自動的にSalesforceレコードを作成または更新します。