一部のBox UI Elements (コンテンツエクスプローラ、Content Picker、コンテンツプレビュー、コンテンツアップローダー) は、SalesforceのLightningコンポーネントとして提供されます。 これらをExperience Cloudで設定するには、以下の作業が必要になります。
- Box開発者: Boxカスタムアプリを作成して設定する
- Box管理者: カスタムアプリを承認する
- Salesforce管理者: カスタムアプリをBox for Salesforceに接続して設定する
(Box開発者) Boxカスタムアプリを作成して設定する
Box開発者として、Box開発者コンソールで カスタムアプリを作成します (または既存のカスタムアプリを使用します)。カスタムアプリの作成の詳細については、 こちらを参照してください。
- このアプリでは、[サーバー認証 (クライアント資格情報許可)] を使用する必要があります。
- クライアントIDとクライアントシークレットを書き留めます。 これは、[<アプリの名前>] > [構成] タブ > [OAuth 2.0資格情報] セクションで確認できます。
注: 初めてクライアントシークレットを取得する場合は、2FAを有効にする必要があります。
- [アプリアクセスレベル] セクションで [アプリ + Enterpriseアクセス] を選択します。
- [アプリケーションスコープ] で、適用するすべてのスコープのチェックボックスをオンにします。 少なくとも、このアプリでは、以下の操作が必要になります。
- ファイルとフォルダの読み取り/書き込み
- ユーザーとグループの管理
- ユーザーアクセストークンの生成
- (省略可) [高度な機能] で、必要に応じて変更を加えます。
- [CORSドメイン] で、以下を実行します。
- ExperienceサイトのカスタムURLを追加する
- ビルダーのURLを追加する
- [変更を保存] をクリックします。
- 最後に、[承認] タブで、アプリをBox管理者に送信し、承認してもらいます。 詳細については、 こちらを参照してください。
(Box管理者) カスタムアプリを承認する
Box管理者として、Box開発者が作成した上記のカスタムアプリを承認します。 詳細については、こちらを参照してください。
(Salesforce管理者) カスタムアプリをBox for Salesforceに接続して設定する
Salesforce管理者として、Boxサービスアカウントを認証して、カスタムアプリをBox for Salesforceに接続し、ユーザーに権限を割り当てて、エクスペリエンスビルダーで安全なウェブサイトアクセスと信頼の管理を設定する必要があります。
Boxサービスアカウントを認証するには:
- アプリケーションランチャーで [Box設定] を探して移動します。
- [クイック設定] で、[Boxサービスアカウントにサインイン] の横にある [接続] をクリックします。
- Boxサービスアカウントにサインインします。
注:
- Boxサービスアカウントは、Box UI Elementsで使用されるフォルダやファイルにApp Userがアクセスできるように、そのコンテンツへの共有アクセスを所有または保持する必要があります。
- ファイル/フォルダを指定する際は、サービスアカウントと同じ組織内に存在するBox共有リンクを使用してください。
カスタムアプリに接続するには:
- [Box設定] に戻ります。
- [詳細設定] を展開し、[Experience Cloud] の横にある [構成] をクリックします。
- [Boxクライアントの構成] セクションで、BoxカスタムアプリのクライアントIDとクライアントシークレットを入力します (これらの情報はBox開発者の上記の手順2で確認)。
- [保存] をクリックします。
ユーザーに権限を割り当てるには:
- [UI Elementsを有効にする] で、App Userに対する [割り当ての管理] をクリックします。
- 次に、ユーザーへの 権限セットの割り当て に進みます。
安全なウェブサイトアクセスと信頼の管理を設定するには:
- Salesforceエクスペリエンスビルダーで [Settings (設定)] ボタンをクリックします。
- [Security & Privacy (セキュリティとプライバシー)] タブを選択します。
- [Clickjack Protection Level (クリックジャック保護レベル)] で、[Allow framing by any page (No protection) (すべてのページでフレーム化を許可 (保護なし))] を選択します。
- [Security Level (セキュリティレベル)] で、[Relaxed CSP: Permit Access to Inline Scripts and Allowed Hosts (緩和されたCSP: インラインスクリプトと許可されたホストへのアクセスを許可)] を選択します。
- [Trusted Sites for Scripts (スクリプト用の信頼済みサイト)] で、以下を実行します。
- ExperienceサイトのカスタムURLを追加する
- ビルダーのURLを追加する