Box for iWorkを使用すると、Box内から直接、Pages、Numbers、Keynoteのファイルの作成、プレビュー、コラボレーションができます。 以下のことが可能です。
BoxでiWorkファイルを作成、プレビュー、編集する
- MacまたはPCのブラウザを使用してBoxウェブアプリでiWorkファイルを操作できます。変更内容はすべてBoxに自動的に保存されます。 以前のバージョンにも簡単にアクセスできます。
- プレビューにより、選択したファイルを開く前に確認したり、ファイルをダウンロードせずにコラボレータへのコメントを簡単に追加することができます。
Boxに保存されているiWorkファイルでのリアルタイムの共同作業
- 新しいiWorkファイルをBoxで直接作成し、チームメンバーをコラボレーションに招待できます。
- iPhone、iPad、またはMac上のiWorkでドキュメントを開くと、ドキュメントを現在編集しているユーザーをリアルタイムで確認できます。チームで1つのドキュメントを同時に変更することが可能です。
その仕組みについては、こちらを参照してください。
Box for iWorkを有効化する
前提条件
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デスクトップ統合:
- MacOS High Sierra以降
- Pages 7.0、Numbers 5.0、Keynote 8.0以降
- Box Drive for Mac v1.10以降または Box Edit for Mac v4.0以降
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モバイル統合:
- iOS 11以降
- Pages 4.0、Numbers 4.0、Keynote 4.0以降
- Box for iOS v4.3.0以降
-
iWorkオンライン統合:
- Mac: Safari 9以降またはGoogle Chrome 50以降
- Windows: Mozilla FirefoxまたはGoogle Chrome 50以降
個人用/無料BoxアカウントでBox for iWorkを有効化する
- 左上のプロフィール画像 (デフォルトではイニシャル) をクリックし、[アカウント設定] をクリックして、[アカウント設定] を開きます。
- [統合] タブに移動します。
- [iWorkファイル] セクションの両方のチェックボックスをオンにして統合を有効にします。 最初のチェックボックスをオンにすると、iWorkファイルでのリアルタイムコラボレーションが可能になります。2番目のチェックボックスをオンにすると、BoxでiWorkファイルをプレビューできます。
EnterpriseアカウントでBox for iWorkを有効化する
- [管理コンソール] を開きます。
- 左のサイドバーで、[統合] をクリックします。
- ウィンドウの上部にある [Box統合とクライアント] をクリックします。
- [統合の個別管理] セクションで、「iWork」を検索します。 iWorkドキュメントでのリアルタイムコラボレーションを有効にするには、[iWorkコラボレーション] を設定します。BoxでiWorkファイルをプレビューするには、[iWorkプレビュー] を設定します。
Pages、Numbers、KeynoteでBoxを使用する
Boxからファイルを新規作成する
BoxウェブアプリからiWorkファイルを新規作成するには、右上の [新規] をクリックし、作成するファイルの種類を選択します。 これで、接続が形成され、統合が有効になります。
Boxに保存されているファイルを開く
デスクトップから:
Box Driveフォルダからファイルを開くと、適切なiWorkプログラムが自動的に起動します。 FinderサイドバーにBoxフォルダが表示されない場合は、Box Driveが実行されていることを確認してください。
適切なiWorkアプリケーションの [開く] メニューを使用して、開くファイルを選択することもできます。 Boxに保存されているファイルに加えた編集は、Boxに自動的に保存されます。
Boxから:
ファイルをクリックしてBoxでプレビューし、右上の [開く] をクリックします。 ファイルを開くために使用するプログラムを選択します。
Boxにファイルを保存する
新規作成したファイルをBoxに保存するには、ファイルをローカルのBox Driveに保存するか、オンラインのBoxアカウントにアップロードします。 Boxの既存のファイルは、Boxに自動的に保存されます。
コラボレータを追加/管理する
iWorkドキュメントでの作業では、Box NoteやBoxフォルダでの作業のように、新しいコラボレータを招待したり、既存のコラボレータを管理することができます。
コラボレータを招待するには:
- 右上の [コラボレーション] ボタンをクリックします。 新しいウィンドウでBoxの [コラボレータ] ページが開きます。
- [コラボレータを招待] をクリックします。
- 招待するコラボレータの名前またはメールアドレスを入力します。 入力したら、[招待を送る] をクリックします。
[コラボレータ] ウィンドウでは、コラボレータの権限の変更やコラボレータの削除もできます。 詳細については、こちらを参照してください。
BoxとiWorkオンライン
BoxウェブアプリからiWorkオンラインを使用してiWorkファイルを開くことができます。 開くファイルをプレビューしてから、右上の [開く] をクリックします。 プログラムの「ウェブ上の」バージョンを選択して、ファイルをブラウザで開きます。
ブラウザで行った変更はすべてBoxに自動的に保存されます。 Boxウェブアプリを使用して、コラボレータを招待したり、ファイルを共有します。
Box for iWork - iOS
AppleのiWorkモバイルアプリケーションを使用して、Boxに保存されるドキュメントを作成、編集できます。
使用するデバイスで次の前提条件が満たされていることを確認してください。
- iOS 11以降
- Pages 4.0、Numbers 4.0、Keynote 4.0以降
- Box for iOS v4.3.0以降
BoxからiWorkファイルを開く
Box for iOSからiWorkモバイルアプリケーションを起動するには、次の手順に従います。
- BoxでiWorkファイルをタップしてファイルをプレビューします。
- [次で開く...] アイコンをタップします。
- 適切なアプリケーションを選択してファイルを開きます。
Boxから開かれたファイルは、デフォルトで再びBoxに保存されます。
iWorkアプリケーションからBoxのファイルを開く
BoxにあるファイルをiWorkアプリケーションから開くには、次の手順に従います。
- 適切なiWorkモバイルアプリを開きます。
- [ブラウズ] をタップします。
- [場所] で [Box] を選択します。
- 開くファイルを選択します。
iWorkアプリケーションからBoxにファイルを保存する
ファイルをBoxに保存するには、[場所] で [Box] を選択し、Boxの適切なフォルダにファイルを保存します。
コラボレータの招待
iWorkアプリケーションからiWorkファイルにコラボレータを招待するには、次の手順に従います。
- 右上の [コラボレーション] アイコンをクリックします。
- [コラボレーションと共有] ウィンドウが表示されます。 [招待] タブで、招待するコラボレータを名前またはメールアドレスで検索し、検索結果から名前を選択します。
共有リンクの送信
iWorkアプリケーションから共有リンクを送信するには、次の手順に従います。
- 右上の [コラボレーション] アイコンをクリックします。
- [コラボレーションと共有] ウィンドウが表示されます。 [リンク] タブで [リンクを有効にする] をタップします。 その下で共有リンクの設定を変更できます。 リンクの準備ができたら、[リンクをコピー] をタップしてリンクをクリップボードにコピーします。
既知の制限事項
- iWorkの統合では、サポートされるファイルのサイズは最大1 GBです。 ファイルのサイズが1 GBを超える場合は、ファイルをBox.comで開く前に、MacまたはiOS上のPages、Numbers、Keynoteでサイズを小さくしてください。
- コラボレーションの制限事項:
- Boxでコラボレーションするドキュメントサイズの上限は1 GBで、iCloudでコラボレーションするドキュメントサイズの上限は2 GBです。
- BoxドキュメントおよびiCloudドキュメントでは、リアルタイムでコラボレーションできるコラボレータの上限は100人です。
- 詳細については、Appleのサポートサイトを参照してください。
- https://app.box.comへのリクエストをブロックしている場合は、Boxの [コラボレータ] ページを使用できません。これはBox Edit、Box Drive、またはiWorkオンラインから開いたファイルにのみ影響し、iWork for iOSユーザーには影響を与えません。
- Box EditとBox Driveは、パッケージファイルとして保存されたiWorkファイルをサポートしていません。 iWorkファイルがパッケージファイルの場合、MacまたはiOS上のPages、Numbers、Keynoteを使用してファイルを単一ファイルとして保存し、そのファイルをBoxに再アップロードしてください。
- Box Editをインストール済みにもかかわらず、iWorkプログラム内でコラボレーションアイコンが表示されない場合は、[システム環境設定] > [機能拡張] > [Finder] に移動して、Box Edit Finder機能拡張を手動で有効にする必要があります。
- ライブコラボレーションセッションにiWork統合を使用している場合は、Boxの「ロック」機能を使用しないでください。この機能はさまざまな問題を引き起こします。