Box Drive v2.4以降のバージョンにはBox Syncの自動アンインストールプロセスが含まれています。Box Drive v2.4以降では、デフォルトでBox Driveの起動時にBox Syncのアンインストールプロセスを開始するよう求められます。[続行] をクリックすると、Box DriveはBox Syncを自動的にアンインストールします。
Box Driveを介してBox Syncをアンインストールしても、アプリケーションは無効になりません。削除されるのは、ローカルのクライアントだけです。つまり、Box Syncをアンインストールしても、Boxウェブアプリには「デスクトップと同期」のオプションが表示されたままになります。これらのオプションが表示されないようにするには、管理コンソールでBox Syncアプリケーションを無効にします。そのためには、[管理コンソール] > [アプリ] > [Boxアプリと統合] タブの順に移動します。[Box公式アプリ] セクションで、[デスクトップアプリ] をクリックしてから、[Box Sync for Mac] スライダボタン/[Box Sync for Windows] スライダボタンをクリックします。
アンインストールプロセスでは、残っているBox Syncのコンテンツのクリーンアップも実行するため、コンピュータのコンテンツ容量を削減できます。詳細については、こちらをご覧ください。
ただし、管理者はデフォルトのアンインストール時の動作を変更することが可能で、以下のオプションが用意されています。
レジストリ値 (Windows) またはplist設定 (macOS) を設定して、動作を制御します。
Windows:
- HKLM\Software\Box\Boxの下にSyncUninstallModeという名前のREG_DWORDを追加し、そのデータ値を以下に説明するオプションのいずれかに設定します。
Mac:
- 次のコマンドを実行します。
defaults write com.box.desktop.ui SyncUninstallMode -int <MODE>
この場合、MODEには0~4の値を設定します。
全員に対して同じ動作でBox Syncをアンインストールするには、ユーザーがBox Drive v2.4以降を起動しログインする前に、以下のレジストリ値またはplistを追加する必要があります。
デフォルト - アンインストールを要求するプロンプトを表示し、アンインストールに続いてSyncのクリーンアップを実行する (SyncUninstallMode = 4)
デフォルトの動作となります。詳細については、下記の関連リンクセクションを参照してください。
サイレント (強制的に) アンインストールのみ行い、Syncのクリーンアップは実行しない (SyncUninstallMode = 1)
次回Box Driveを起動してログインしたときに、Box Syncをサイレント (強制的に) アンインストールします。Box Syncプログラムがアンインストールされるとプロセスは終了します。Box Syncのコンテンツは削除されません。アンインストール完了と、Box Syncフォルダに残っているコンテンツのクリーンアップを手動で行う必要があることを知らせるプロンプトが表示されます。
アンインストールのみを要求するプロンプトを表示し、Syncのクリーンアップは実行しない (SyncUninstallMode = 2)
次回Box Driveを起動してログインしたときに、Box Syncをアンインストールするよう要求されます (デフォルトのフローと同じ)。Box Syncがアンインストールされるとプロセスは終了します。Box Syncのコンテンツは削除されません。アンインストール完了と、Box Syncフォルダに残っているコンテンツのクリーンアップを手動で行う必要があることを知らせるプロンプトが表示されます。
サイレント (強制的に) アンインストールを行い、引き続きSyncのクリーンアップを実行する (SyncUninstallMode = 3)
次回Box Driveを起動してログインしたときに、Box Syncをサイレント (強制的に) アンインストールします。Box Syncがアンインストールされると、Box Driveはクリーンアップを開始し、クリーンアップが進行中であることを知らせるダイアログが表示されます。クリーンアップが完了し、同期されていない項目が残っている場合は、[アーカイブ済み - Box Sync] フォルダが作成され、同期されていない項目はこのフォルダに格納されます。その後、残っている項目をクリーンアップするように求めるプロンプトが表示されます。
アンインストールおよびSyncのクリーンアップを無効にする (SyncUninstallMode = 0)
Box Driveはアンインストールおよびクリーンアップいずれのプロセスも実行しません。このオプションは、Box SyncとBox Driveがコンピュータにインストールされたままになり、サポート対象外となるため非推奨です。
アンインストールの失敗
まれに、Box Driveがクリーンアップ用のBox Syncフォルダを作成できないことがあります。通常これは、クリーンアップの開始時にBox Syncのファイルまたはフォルダが開かれたままになっている場合に発生します。
このようなエラーメッセージが表示される場合は、すべてのファイルとフォルダが閉じていることを確認します。そのあとに、アンインストールを再試行します。それでもアンインストールが失敗する場合は、コンピュータを再起動してください。コンピュータの再起動後にBox Driveを起動すると、アンインストールプロセスが再開されます。アンインストールが成功すると、続けてクリーンアップが実行されます。失敗した場合には、再度エラーメッセージが表示されます。このメッセージが表示された場合は、Box製品サポートにお問い合わせください。
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