Box EnterpriseアカウントとSalesforceアカウントを両方お持ちのお客様は、追加料金なしでBox for Salesforce統合を利用できます。統合方法については、Box担当者にお問い合わせいただくか、Salesforce App ExchangeにあるBox for Salesforce統合のページをご確認ください。
- Box for Salesforce統合の利用可能な最新バージョンを入手します。
- アップグレード方法を確かめ、最新バージョンを使用していることを確認します。
Box for Salesforce統合を初めて使用する場合は、以下の手順に従って統合の初期設定を行ってください。
注:
Box for Salesforce統合のインストール後にBox Signの機能を使用するには、SalesforceでBox Signボタンを作成する必要もあります。
インストールおよび初期設定
インストールの前に
Box for Salesforce統合をインストールするには、次の2つのBoxアカウントが必要です。
- Boxサービスアカウント: Enterprise設定で [コンテンツの作成を制限する] が有効になっている場合を除き、このアカウントには任意の管理対象ユーザーアカウントを使用できます。この設定が有効になっている場合は、サービスアカウントとして次のいずれかのアカウントを使用する必要があります。
- プライマリ管理者
- ユーザーまたはグループを管理する権限を持つ共同管理者
Boxサービスアカウントを持っていない場合は作成します ( 管理対象ユーザーとしてboxforsalesforce@example.comを追加します)。このアカウントは統合の目的だけに使用し、個人ユーザーには割り当てないようにすることをお勧めします。また、このアカウントには次の役割があります。
- Box上のSalesforceコンテンツを「所有」する
- 企業全体のSalesforceからBoxへのAPI呼び出しを行う
- Boxユーザーアカウント (個人のSalesforceアカウントとBoxアカウントをリンクするために必要となります)。
注
サービスアカウントとユーザーアカウントは別のアカウントにする必要があり、どちらも企業内で管理対象ユーザーになっている必要があります。両方の場所に同じアカウントでログインすることはできません。
また、Box for Salesforce統合にアクセスするには、次の2種類のSalesforceアカウントが必要になります。
- Salesforce管理者アカウント (Salesforceにパッケージをインストールし、インストールされたパッケージをBoxサービスアカウントにリンクするために必要となります)。このアカウントは、Box for Salesforce統合の通常ユーザーになることもできます。
- Salesforceユーザーアカウント (Boxユーザーアカウントとリンクして、Boxコンテンツにアクセスするために必要となります)。
Salesforceライセンスは、通常のユーザーライセンスである必要があります。
Box for Salesforceのインストール
- Salesforce管理者としてSalesforceにログインします。
- Salesforce App ExchangeのBoxのリストに移動し、[Get It Now (今すぐ入手)] をクリックします。
- 実働環境またはサンドボックス環境の画面の手順に従いインストールを完了します。
- アプリのインストール対象者を選択する場合は、[Install for Admin only (管理者のみにインストール)] を選択します。
- インストール中に、以下の操作を行う必要があります。
- リモート設定のサードパーティアクセスを承認および承諾する。
- すべてのユーザーにアクセスを許可する。
- 画面で [Next (次へ)] または [Continue (続行)] をクリックし、インストールを完了する。
設定と構成
- Salesforce管理者としてSalesforceにログインします。
- 左上のアプリ起動ツールで、[Box Settings (Box設定)] を探してクリックし、以下のBox管理者設定を構成します。
注
[Box Settings (Box設定)] タブには、システム管理者だけでなく、Salesforceライセンス保有者もアクセスできます。ただし、このタブ内に [Box Admin Settings (Box管理者設定)] セクションが表示されるのは、システム管理者だけです。管理者としてログインしていない場合、[Box Settings (Box設定)] ページには管理者向けセクションが表示されません。
Box管理者設定
以下の設定を使用できるのは、システム管理者のみです。
1. サービスアカウント認証
Boxサービスアカウントの資格情報を関連付けて、表示される指示に従います (上記の インストールの前にを参照)。
ベストプラクティスとして、特定の個人に結び付けられていないスタンドアロンサービスアカウントを作成します。Boxサービスアカウントを変更するには、次の手順に従います。
- ウィンドウの右上で、[自分の名前] > [Developer Console (開発者コンソール)] に移動して開発者コンソールを起動します。
- [Debug (デバッグ)] > [Open Execute Anonymous Window (匿名実行ウィンドウを開く)] に移動します。
- 次のコマンドを実行します: box.Toolkit.deleteServiceUserAssociation();
注
サービスアカウントの変更は初期設定時 (不適切なBoxユーザーがサービスアカウントとして設定されている場合)、またはサービスアカウントが削除された場合にのみ行ってください。また、新しいサービスアカウントには、Salesforceルートフォルダのフォルダ所有権を移行してください。
2. コンテンツ設定
ルートフォルダの設定
ルートフォルダの名前を、Salesforce-<Org Identifier>のように指定し、[Save (保存)] をクリックします。
- 問題が生じた場合は、 トラブルシューティングの記事に記載されている手順に従ってください。
リードフォルダの変換 (オプション)
Box for Salesforce統合は、リードを含むすべてのレコードタイプで開始できます。リードフォルダの変換のカスタマイズを行うことで、リードが変換されたときにレコード固有のフォルダを移動する必要があるかどうかを指定できます。デフォルトのオプションには、アカウント、連絡先、機会があります。
リードフォルダに変換するオブジェクトを選択すると、レコード固有のフォルダは自動的に移動し、新しいオブジェクトの命名規則を継承します。例えば、リードは連絡先に変換されます。
[Do not move folders (フォルダを移動しない)] をクリックすると、既存のリードフォルダは個人用フォルダとしてSalesforceのルートレベルフォルダ内に残ります (この場合、「個人用フォルダ」とは、元のリードレコードにリンクされていて、Salesforce内で参照されなくなり、表示することもできなくなったレコードフォルダのことを意味します)。
Box Enterpriseサブドメインの有効化 (該当する場合)
Box Enterpriseにサブドメインを使用している場合 (app.box.comの代わりにcloud.app.box.comなど)、[Box Settings (Box設定)] タブでサブドメインを入力する必要があります。具体的には、サブドメインがcloud.app.box.comの場合、cloudと入力します。
これにより、Box内でファイルに各種 [Send with (送信方法)] オプションを使用したときに生じる問題を防止できます。Boxの管理コンソールで、[Enterprise設定] > [カスタム設定] に移動し、サブドメインを入力して、変更を保存します。
不明な点については、Box Product Supportにお問い合わせください。
3. 権限
SalesforceとBoxのアクセス権の同期
この設定を行うと、レコード固有フォルダに対するアクセス権を更新するたびに、Salesforceのアクセス権をモデルとして使用できるようになります。これにより、Boxとの統合を介してレコードコンテンツへのアクセス権を得たものの、Salesforce内で所定のレコードへのアクセス権を持っていないコラボレータが削除されます。
管理者は、[Sync Now (今すぐ同期)] をクリックして処理を実行できます。これにより、Boxフォルダへのアクセス権を使用して (レコードにアクセスするか、コラボレーションへの招待を使用することにより) Salesforce内のレコードへのアクセス権を取得できていたコラボレータが削除されます。
注
[Sync Now (今すぐ同期)] は、Box内で手動で追加されたコラボレーションには影響しません。
ジョブのスケジュール設定
定期的なクリーンアップをスケジュール設定するには、[Schedule New Job (新規ジョブのスケジュール)] をクリックします。必要な操作は以下のとおりです。
- 頻度 (毎週/毎月) を選択する
- 頻度を選択する
- 頻度が毎週の場合は、曜日を選択する
- 頻度が毎月の場合は、実行日を選択する
- 希望する開始時刻を選択する
その後、選択内容を保存します。作成されたジョブは、編集または削除することもできます。
BOSS例外カスタムオブジェクト (API名BOSS_Exception__c) に多数のレコードが保持されていることが示されている場合は、(以下に示されている) セットアップメニューからスケジュール設定されたプロセスBatchErrorSchedulerを実行できます。このプロセスはスケジュール設定されたBOSSプロセスの一部として毎回実行されるため、頻繁に実行する必要はありません。これは、ワンタイムクリーンアップとして使用できます。
例: セールスチームには、アカウント所有者のみがアカウントレコードにアクセスできる非公開のSalesforceインスタンスがあります。セールスの対象範囲が変わると、Boxへのアクセス権を会社全体に対して更新できます。
注
クリーンアップジョブを実行せず、手動でクリーンアップのスケジュール設定も行わない場合、Salesforceから削除されたユーザー権限はBoxにそのまま残ります。
4. シームレスログイン
組織全体でのシームレスログインの有効化
この機能を使用すると、Salesforce内からBoxへシームレスにログインできるようになります。この機能を有効にすると、各ユーザーの [Box Settings (Box設定)] タブに [Seamless Login (シームレスログイン)] 設定が表示されます。これにより、各ユーザーは自分のアカウントに対してシームレスログインを有効または無効にすることができるようになります。自分のアカウントに対してシームレスログインを有効にした場合は、Boxアカウントへのログインを求めるプロンプトが (設定時に) 一度だけ表示されます。
(組織全体の) シームレスログインは、デフォルトで有効になっています。これを無効にした場合、Boxアカウント所有者が新しいブラウザセッションでSalesforce内からBoxコンテンツにアクセスしようとするたびに、Boxへのログインを求められます。
標準オブジェクトへのBoxの埋め込み
次に、SalesforceオブジェクトにBox機能を追加する必要があります。Box for Salesforce統合は、ClassicとLightningの両方で以下のSalesforce標準オブジェクトをサポートしています。
- アカウント
- ケース
- 機会
- 連絡先
- リード
Lightning Experience
- Boxを埋め込むSalesforceオブジェクトのページに移動します。この例では、Salesforceのアカウントオブジェクトを使用します。
- [Account (アカウント)] ページで歯車アイコンをクリックし、表示されたドロップダウンメニューで [Edit Page (ページを編集)] をクリックします。編集モードが開いたら、ページレイアウトにBoxモジュールを追加できます。
- 左側のパネルの [Custom - Managed (カスタム - 管理対象)] コンポーネントで、検索するかスクロールして [Box] を見つけます。
- ページレイアウト内の任意の位置にドラッグアンドドロップするか、タブを作成します。
- (オプション) 必要に応じて表示できるラベル (「Box」) を追加します。
- (オプション) 数値 (最小値: 「700」) を入力してコンポーネントの高さを調整します。
- (オプション) コンポーネントの可視性を調整するためのフィルタを追加します。
- 右上の [Save (保存)] をクリックします。
- 右上の [Activation (有効化)] をクリックし、必要に応じて有効化のプロパティを更新します。
- [Account (アカウント)] ページを再び表示します。ページ内にBoxセクションが表示されていることを確認します。
Salesforce Classic
ページレイアウトの一部としてBox Embedを追加する必要がある上記すべての標準オブジェクトに対して、次の手順を使用します。
- Salesforceメニューで、右上にある [Setup (セットアップ)] をクリックします。
- 左側のナビゲーションで [Build (構築)] > [Customize (カスタマイズ)] に移動し、対象のオブジェクト (リードや機会などのオブジェクト、または任意のカスタムオブジェクト) を探します。
- そのオブジェクトのメニューを展開し、[Page Layouts (ページレイアウト)] をクリックします。
- Box Embedを追加するページレイアウトを探して、[Edit (編集)] をクリックします。
- [[Object] Layout ([オブジェクト] レイアウト)] > [Field (フィールド)] メニューで、[Section (セクション)] を見つけます。
- [Section (セクション)] をクリックし、ページレイアウト内でBoxを表示する任意の場所にドラッグします。
- セクションパラメータを変更します。
- セクションの名前を割り当てます (Box Filesなど)。
- セクションを1列にします。
- [OK] をクリックします。
- 新しく作成されたVisualforceページをページレイアウトに追加します。
- [[Object] Layout ([オブジェクト] レイアウト)] メニューで [Visualforce Pages (Visualforceページ)] をクリックします。
- [[object_name]BoxSection] を新しく作成されたセクションにドラッグします。
- [[object_name]BoxSection] Visualforceページのスパナのアイコンをクリックします。
- 見やすいよう、高さを600ピクセル (最小値) に設定します。
- [保存] をクリックします。
注
Box権限にはSalesforce権限が反映されます。つまり、Boxコンテンツに対するアクセス権は、Salesforceレコードに対するアクセス権に基づいて決定されます。
カスタムオブジェクトへのBoxの埋め込み
- Salesforce管理者としてSalesforceにログインします。
- カスタムオブジェクトの新しいVisualforceページを作成します (Visualforceページの作成については、Salesforceヘルプを参照)。
- 以下のVisualforceコードをコピーし、新たに作成したページに貼り付けます。
<apex:page standardController="Custom_Object__c" extensions="box.DisplayWidget" action="{!getLoginToken}" showHeader="false" sidebar="false" standardStylesheets="false">
<apex:stylesheet value="{!URLFOR($Resource.box__BoxEmbed, 'BoxEmbed/style.css')}"/>
<apex:variable var="isClassic" value="{!AND($User.UIThemeDisplayed != 'Theme4d', $User.UIThemeDisplayed != 'Theme4t')}" />
<!-- LOGIN or CREATE FOLDER or JOIN FOLDER -->
<apex:iframe id="classicBoxSection" src="/apex/box__BOXSection?id={!Custom_Object__c.Id}¶m=Custom_Object_Box_Section" rendered="{!AND(displayBoxSection, isClassic)}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" />
<apex:iframe id="lightningBoxSection" src="/apex/box__BOXSection?id={!Custom_Object__c.Id}¶m=Custom_Object_Box_Section" rendered="{!AND(displayBoxSection, NOT(isClassic))}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" />
<!-- /LOGIN or CREATE FOLDER or JOIN FOLDER -->
<!-- BOX EMBED WIDGET -->
<apex:iframe id="classicBoxWidget" src="{!folderShareLink}" rendered="{!AND(displayBoxWidget, isClassic)}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" scrolling="true" />
<apex:iframe id="lightningBoxWidget" src="{!folderShareLink}" rendered="{!AND(displayBoxWidget, NOT(isClassic))}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" scrolling="true" />
<!-- /BOX EMBED WIDGET -->
</apex:page>
上記Visualforceコード内のコピーして貼り付けたパラメータの一部は、企業の設定に合わせて変更する必要があります。例えば、Sales_Request__cというAPI名を持つSales Requestというカスタムオブジェクトを作成し、VisualforceページにBoxLegalRequestFilesという名前を付けたとします。
- Custom_Object__c: この変数は、カスタムオブジェクトのAPI名に変更します。
- 例: Sales_Request__c
- Custom_Object__c.Id: この変数は、カスタムオブジェクトIDフィールドのAPI名に変更します。
- 例: Sales_Request__c.Id
- Custom_Object_Box_Section: この変数は、Visual ForceページのAPI名に変更します。
- 例: BoxLegalRequestFiles
サンプルコード
引き続き、上の例のSales_Request__cというAPIとBoxLegalRequestFilesというVisualforceページを持つ、Sales Requestというカスタムオブジェクトを見ていきます。これは最終的には以下のようなコードになります。
<apex:page standardController="Sales_Request__c" extensions="box.DisplayWidget" action="{!getLoginToken}" showHeader="false" sidebar="false" standardStylesheets="false">
<apex:stylesheet value="{!URLFOR($Resource.box__BoxEmbed, 'BoxEmbed/style.css')}"/>
<apex:variable var="isClassic" value="{!AND($User.UIThemeDisplayed != 'Theme4d', $User.UIThemeDisplayed != 'Theme4t')}" />
<!-- LOGIN or CREATE FOLDER or JOIN FOLDER -->
<apex:iframe id="classicBoxSection" src="/apex/box__BOXSection?id={!Sales_Request__c.Id}¶m=BoxLegalRequestFiles" rendered="{!AND(displayBoxSection, isClassic)}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" />
<apex:iframe id="lightningBoxSection" src="/apex/box__BOXSection?id={!Sales_Request__c.Id}¶m=BoxLegalRequestFiles" rendered="{!AND(displayBoxSection, NOT(isClassic))}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" />
<!-- /LOGIN or CREATE FOLDER or JOIN FOLDER -->
<!-- BOX EMBED WIDGET -->
<apex:iframe id="classicBoxWidget" src="{!folderShareLink}" rendered="{!AND(displayBoxWidget, isClassic)}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" scrolling="true" />
<apex:iframe id="lightningBoxWidget" src="{!folderShareLink}" rendered="{!AND(displayBoxWidget, NOT(isClassic))}" html-allowfullscreen="true" html-webkitallowfullscreen="true" html-msallowfullscreen="true" scrolling="true" />
<!-- /BOX EMBED WIDGET -->
</apex:page>
新規作成したVisualforceページを使用した、レコードへのBoxの埋め込み
Salesforce Lightning経由
レコードにBoxを埋め込むには、[Page Details (ページ詳細)] セクションで以下の操作を行います。
- 歯車アイコンをクリックします。
- 表示されるドロップダウンメニューで、[Setup (セットアップ)] をクリックします。
- 左側のナビゲーションで [Objects and Fields (オブジェクトとフィールド)] に移動し、[Object Manager (オブジェクトマネージャ)] をクリックします。
- [Label (ラベル)] 列にあるカスタムオブジェクト名をクリックします。
- [Page Layouts (ページレイアウト)] をクリックします。
- Box Embedを追加するページレイアウトを探して、レイアウトを編集する [Page Layout Name (ページレイアウト名)] の下にある名前をクリックします。
- 上述の標準オブジェクトへのBoxの埋め込み - Salesforce Classic セクションの手順5へ進みます。
レコードの [Page Details (ページ詳細)] セクション以外の場所にBoxを埋め込むには、以下の操作を行います。
- 上で作成したVisualforceページで、[Available for Lightning Experience, Lightning Communities, and the mobile app (Lightning Experience、Lightningコミュニティ、モバイルアプリで使用可能)] という設定をオンにします。
- [Save (保存)] をクリックします。
- 上述の標準オブジェクトへのBoxの埋め込み - Lightning Experienceセクションの手順1へ進みます。
Salesforce Classic経由
レコードにBoxを埋め込むには
- Salesforceメニューで、右上にある [Setup (セットアップ)] をクリックします。
- 左側のナビゲーションで、[Build (構築)] > [Customize (カスタマイズ)] に移動し、[Objects (オブジェクト)] をクリックします。
- [Label (ラベル)] 列にあるカスタムオブジェクト名をクリックします。
- [Page Layouts (ページレイアウト)] セクションまでスクロールし、Box Embedを追加するページレイアウトを探して、[Edit (編集)] をクリックします。
- 上述の標準オブジェクトへのBoxの埋め込み - Salesforce Classic セクションの手順5へ進みます。
レコード固有フォルダの作成
Boxを標準オブジェクトとカスタムオブジェクト内に埋め込むと、チームがレコード固有のフォルダをBoxに作成できるようになります。
カスタムタブへのBoxの埋め込み
特定のBoxフォルダをカスタムウェブタブとしてSalesforceに埋め込むこともできます。
カスタムBox Embedウェブタブを追加するには
- Salesforceに埋め込むBoxフォルダを探します。次に、 この手順に従って埋め込みコードを作成します。後でコードをコピーして貼り付ける必要があるため、このウィンドウまたはタブは開いたままにしておきます。
Salesforceでウェブタブを作成します。これを行うには、[Setup (セットアップ)] > [App Setup (アプリケーション設定)] > [Create (作成)] > [Tabs (タブ)] に移動します。[Web Tab (ウェブタブ)] というラベルのセクションで [New (新規)] をクリックします。
[Full page width (フルページ幅)] ウェブタブをクリックして、[Next (次へ)] をクリックします。
[Tab Type (タブタイプ)] で [URL] をクリックします。
埋め込まれるコンテンツに関連したタブの名前を設定します。
[Tab Style (タブのスタイル)] をクリックして、[Next (次へ)] をクリックします。
- 手順1で生成した埋め込みコードをコピーし、[Button or Link URL (ボタンまたはリンクURL)] フィールドに貼り付けます。リンクが次の構造になるように変更します (iframe部分を削除します)。https://app.box.com/embed_widget/s/ SHARED_LINK_VAL
UE ?CUSTOMIZATION_PARAMETERS width="WIDTH" height="HEIGHT" frameborder="0"
- (必要に応じて) Box埋め込みタブのカスタムパラメータを追加します。例えば、外観をシンプルにするためにすべてのファイルの階層リンクを非表示にしたり、コメントやタスクを削除することができます。また、Post to ChatterなどのOpenBoxアクションをプロモートすることもできます。カスタムパラメータの詳しいリストと一連の手順については、developers.box.com/box-embedを参照してください。
- 新しいウェブタブのセットアップページで、タブを追加するユーザープロファイルとカスタムアプリをクリックします。[Save (保存)] をクリックします。
Salesforce (Mobile) の有効化
SalesforceモバイルアプリケーションのBox統合を有効にするには
- Salesforceメニューで、右上にある [Setup (セットアップ)] をクリックします。
- [App Setup (アプリケーション設定)] >[ Customize (カスタマイズ)] に移動し、Box Embedインターフェースを追加するオブジェクトをクリックします。サポートされているオブジェクトには、次のものが含まれます。
- アカウント
- ケース
- 機会
- 連絡先
- リード
注
Box for Salesforceモバイルインターフェースは、カスタムオブジェクトをサポートしていません。
- [Edit (編集)] をクリックします。
- [Object (オブジェクト)] > [Page Layouts (ページレイアウト)] に移動して、Salesforceを追加するページレイアウトを表示します。
- [[ObjectName] MobileBox] を [Mobile Cards (Salesforce1 only) (モバイルカード (Salesforceのみ))] セクションにドラッグします。
- 見やすいよう、高さを600ピクセル (最小値) に設定します。
- [Save (保存)] をクリックします。
インストール後のアクセス許可
インストール時にパッケージコンポーネントへのアクセスをすべてのユーザーに許可しなかった場合、またはBox for Salesforce統合へのアクセスが必要な新しいプロファイルがある場合は、個人またはプロファイルごとに権限セットを使用してアクセスを許可します。権限セットとは、アカウント所有者にさまざまなツールおよび機能へのアクセスを許可するための設定とアクセス権の集合です。
詳細については、 権限セットの割り当てに関する標準のSalesforce文書を参照してください。
Box for Salesforce権限セットを使用するタイミング
権限セットは次の状況で使用します。
- パッケージのインストール時にすべてのユーザーにはアクセスを許可せず、指定したプロファイルまたは個人にのみパッケージコンポーネントへのアクセスを許可する場合。
- インストール後に新しいプロファイルを作成し、新しく作成したグループにパッケージコンポーネントへのアクセスを許可する場合。
- カスタムシステム管理者プロファイルがあり、[Box Settings (Box設定)] タブに管理用設定が表示されない場合。
Box for Salesforceの権限セットの種類
- Box Admin (Box管理者): この権限は、統合を管理するユーザーに許可します (インストール時には、カスタマイズされたシステム管理者プロファイルに管理者アクセス権が許可されません)。
- Box Standard (Box標準): この権限は、統合を使用するすべてのユーザーに許可します。
権限セットの許可
Box for Salesforceを初めてインストールする際には、すべてのユーザーにパッケージアクセスを許可することができます。このオプションは無効にすることもできます。ただし、このオプションを無効にした場合、後から統合を管理したり使用したりできるようにするために、管理者権限セットや標準権限セットを許可しなければならなくなることがあります。
権限セットを許可するには
- Salesforce画面の右側にある [Setup (セットアップ)] をクリックします。
- 左側のナビゲーションで、[Permission Sets (権限セット)] をクリックします。
- [Permission Sets (権限セット)] ページで、[Box Admin (Box管理者)] または [Box Standard (Box標準)] をクリックします。
- [Manage Assignments (割り当ての管理)] をクリックします。
- [Add Assignments (割り当ての追加)] をクリックします。
- 該当するユーザー名をクリックして、[Assign (割り当て)] をクリックします。
- 各ユーザーに権限セットを付与し、設定を保存します。
注
一般的には、ユーザー1人ずつに権限セットを割り当てます。複数のユーザーを追加して権限セットをまとめて割り当てるには、無料のPermissionerアプリを使用してください。
管理対象パッケージの設定はこれで完了です。ユーザーがSalesforceにログインして、BoxアカウントとSalesforceアカウントをリンクできるようになりました。
Boxユーザー設定
[User Settings (ユーザー設定)] タブ内では、ユーザーが自分のBox for Salesforceインスタンスの以下の設定を管理できます。
システム管理者が (組織全体の) シームレスログインを有効にしている場合、アカウント所有者は自分のアカウントでシームレスログインを有効または無効にすることができます。詳細については、管理者設定を参照してください。
自動コラボレーションが有効になっている場合、レコードページを表示したユーザーは、そのレコードのBoxフォルダにコラボレータとして自動的に追加されます。自動コラボレーションが無効になっている場合、ユーザーは [Collaborate on Folder (フォルダでのコラボレーション)] をクリックすることで自分自身をフォルダに追加できます。詳細については、管理者設定のシームレスログインセクションを参照してください。
アカウント所有者は、Salesforceと自分のアカウントの関連付けを削除したい場合、Salesforce管理者に連絡する必要があります。
- 会社のサブドメインを指定します。例えば、cloud.app.box.comにあるBoxにログインしている場合、サブドメインは「cloud」です。
- [Permissions (権限)] タブに移動します。
- [Seamless Login (シームレスログイン)] タブに移動します。
- シームレスログインおよび自動コラボレーションを有効または無効にします。
- これらの設定は有効にすることをお勧めします。