Boxユーザー祭り'25で紹介された機能のうちBox AIに関する内容を深掘りしたセミナーです。
Box AIに興味はあるけれど「どう始めたらいいか分からない」「触るきっかけが欲しい」とお思いではありませんか?このフォローアップセミナーではBox AIの利用シーンや操作方法、使い方のコツをご紹介します。デモとユーザー祭り登壇事例の解説を通してBox上でのAI活用のイメージを掴み、「まずは自社の○○業務で試してみよう」といった導入の第一歩を踏み出しましょう。
基礎編では、全ての有償エディションでご利用いただけるBox AI for DocumentsとBox AI for Notesについて、Box上のコンテンツをベースにセキュアに回答を生成するしくみと、Box AIからより良い回答を引き出すためのプロンプトのコツを中心にご説明します。
応用編では、Box AIの全体像と上位エディションでご利用いただけるBox AI for Hubs、Box AI Studio、Box AI for Metadataの他、今後リリースが予定されている様々なBox AI機能についてもデモをお見せします。
開催月
2025年10月・11月
基礎編:基本機能でここまでできるコンテンツ利活用
アジェンダ
- Box AIとは
- Box AI for DocumentsとBox AI for Notes
- Box AIのセキュリティ
- Box AIを使いこなすためのコツ
- 【Box管理者向け】Box AIに関する各種設定方法/レポート
セミナー動画・資料
動画
スライド
応用編:コンテンツ利活用の最前線と将来(Box Hubs・Metadata・エージェント連携)
アジェンダ
- AIの概要説明:Box上でのAIの役割とメリット
- Hubの説明とAI for Hubsの機能紹介
- デモ動画による具体的な操作イメージの提示
- 導入事例紹介:Enterpriseプラン以上の現場活用例
- AI Studio、Metadata Extractionの紹介と今後の展望
- MCP/A2Aとの連携可能性についての簡単な解説
セミナー動画・資料
動画
スライド
参考情報
プロンプトのサンプル
Boxユーザー祭り'25で発表された事例
<公開準備中>
セミナー中にいただいたご質問
※セミナー開催時点での仕様に基づいて回答しています。
| 質問 | 回答 |
| 昔の書類をスキャンし、文字認識しないPDFでも、要約などで Box AI は利用できるのでしょうか。 |
現時点では、紙からスキャンした画像から作成されたPDFファイル(=テキストデータが存在しないPDFファイル)については公式にはサポートしておりません。スキャンデータの精度によって結果は変わってくる形となります。 回避策として、画像系の拡張子(JPG)に変えていただくと画像としてAIが回答を返してくれる可能性はございます。またOCRによるテキスト化も一つの有効な方法です。 |
| Box AI for Documentsで文書の英訳を依頼したのですが。数日かかりますという返信がありました。その後放置したのですが、英訳された文書はどこにできるのでしょうか。 |
GPT-5 の特性として、人間らしいやりとりを再現するためのチューニングがなされているとのことです。 実際には、「すぐに回答してください」など回答をつつくことで、その場で回答を得られるケースが多いです。 BoxAIの回答については、BoxAI画面を閉じてしまうと指示したクエリが削除されてしまうので、回答はプロンプトを打っていただいた画面のみに表示される形となります。 |
| Box for Document でpdfファイルを要約、分析させる場合、「~」という語が含まれるかという問いに対しては、どの程度の幅をもって解析するのでしょうか。表記違いや異体字、特に類義語などを含めて広く解析するのか、逐語的に指示した「~」のみを対象とするのでしょうか。関連して、「~」という語は含まれていないという回答を得た場合の信頼性は、どの程度と考えればよいのでしょうか。類義語を見落としていないか疑問が残るように思います。 | 確実な回答をするのが難しいのですが、当方で以前テストをしたことがございます。全角と半角、太字と細字を区別して回答してください。というような補足を加えることである程度まで絞ることができましたが、100%の精度ではございませんでした。セミナースピーカーの言っている、70%ほどの精度と考えていただくのが安全かと思います。 |
| 社員以外の、雇用形態が異なるメンバーも多数在籍しているので、ユーザーによりAIボタンを表示、非表示変えることができますか | はい、Box AI機能の利用を許可する・しないを管理コンソールでユーザー単位で制御できます。セミナー内でお見せした資料に方法が説明されていますのでそちらをご覧ください。 |
| 複数のファイルに関して分析をする場合、同じフォルダ内に格納する必要がありますか?HubS内では対応できますか? |
Hubs内で対応可能です。また、対象となるファイルを一つのコレクションにまとめていただくと、違うフォルダにあるファイルもその中でまとめて選択していただくことができます。 コレクションの詳細については製品ガイドをご覧ください。 |
Box Notes上でひとつの質問について繰り返しやり取りをしたとき、そのすべての会話をノートに残したいのですが、可能でしょうか。メモに残すとした場合、最新のものだけがノートに貼られ、それ以前のやりとりは消えてしまうようですが・・。 |
申し訳ございませんが、現時点では一つのプロンプトを投げて回答を受けるたびにノートに書き出していただく形となります。 |
| 「社内ポータル」のようなサイトをBox Hubsで作る事例で「全ユーザーに閲覧権限を与えたい」ような場合の公開範囲の設定方法はどのようなものでしょうか?MicrsoftのSPOでいうところの、「外部ユーザー以外のすべてのユーザー」みたいな閲覧権限と公開方法です。 | Hubの共有リンクを発行して公開範囲を「会社のユーザー」にして頂くことにより、会社のユーザー全員にビューアー権限が付与され閲覧可能となります。 |
| Box Hubsを共有リンクで共有する場合、Boxナビゲーション(ブラウザ左側)からBox Hubsの表示一覧には載ってこないものと思いますが、共有リンクの場合のHubサイトへの入口は社内ユーザーにどのようにしてるのでしょうか?それぞれがお気に入りやコレクション等に登録するイメージですか? |
共有リンクを発行いただいた後に、全社共有フォルダの上位にブックマーク機能としてリンクを登録&各ユーザーが追加でお気に入りに登録する、の運用ケースが多いです。 またグループでのHub招待も可能ですので、全社員が参加するグループを作成し、全社員グループをビューアーとして招待いただく運用もよろしいかと思います。 ご参考まで、Box社では全社グループや部門グループでの招待を行うことで、業務において必要なHubsへまとめて招待する運用を取っております。 |
Box Hubsについて、各部署内にしか閲覧権限を与えていないファイルやフォルダをHubに集約した場合、そのHubを社内ユーザー全体に公開をすると直接ファイルへのアクセス権を持っていない他部署のファイルも見えてしまうのでしょうか?またHub内で各ファイルに対して、それぞれ閲覧権限を社内全体公開or部署内のみ閲覧可など権限を設定することはできますか? |
Boxの通常の権限設定で権限がない場合、Hubで共有した時点でHub内のファイルにビューアー権限が付与されます。 ただし、Hub経由でアクセスした場合のみビューアー権限が与えられる形になり、通常のBox上のファイルアクセス時には従来通りアクセスできない形となります。 Hub内で部署単位でのアクセス許可をしたい場合は、部署単位でメンバーを招待して頂く必要がございます。 |
Box AI Studioは、"Box default"のエージェントをカスタマイズすることは可能でしょうか? |
Box default のエージェントにつきましては、AI Studioでもカスタム不可となっております。 Box社が広く汎用的に利用いただけるよう検証しましたAIモデルがdefaultとして設定されており、現在は”GPT-5”が実装されております。 |
Box AIの活用を検討していますが、入力するプロンプトの監査ログが取得できないため、全社展開が難しいと考えております。 |
残念ながら現時点ではプロンプトのログ取得について計画はございませんが、機能要望としてBox Pulseに同様の内容が挙がっておりますので、ご必要の場合はご投票いただけますと幸いです。 |
| 過去にPerplexityとの連携(コネクタ)の評価を実施しましたが、最終的には評価出来ませんでした。 Perplexityのコネクタは正式リリースされているものでしょうか? |
現状はPerplexityとの正式な連携コネクタにつてはご準備がございません。 また、BoxMCPサーバー経由での連携可否についても、是非ともPerplexity側に確認いただけますと幸いです。 |
| Box AI Agent for Microsoft 365 Copilotは、CopilotからMCPサーバー経由でBoxへアクセスすることを容易にする機能でしょうか? |
Box AI Agent for Microsoft 365 Copilot はBoxとCopilotの直接の連携となります。そのため、MCPサーバーを経由せずに接続をいただけます。 Copilotとの連携のしくみにつきましては別のセミナー Copilotだけで十分?Box AIと使い分ける生成AI実装ベストプラクティス でも詳しくご紹介しておりますので合わせてご参照ください。 |
| Box MCP が利用可能なプランを教えてください。 | 全てのビジネス向けエディションでご利用いただけます。 |
| 検索エージェントが使用可能なプランを教えてください。 | 現時点では未定です。後日、正式に決まりましたらアナウンスいたします。 |
| Connectorが利用可能なプランを教えてください。 | 本セミナーでご紹介の生成AIサービスとの連携については、以下プランでご利用可能となっております。 ・Copilot連携:正式リリース前のため未定 ・ChatGPT連携:Businessライセンス以上でご利用可能 ※APIコールは課金対象となるため利用量に準じて追加課金が発生する場合あり |
| ChatGPTとの連携に関して、Box側で追加費用(Box APIコール(有償)や、AI Unit等)は発生しますか? | Box connector for chatGPTは、課金対象のAPIコールが発生します。 |
Box AI for Documents, Box AI for Notes, Box AI for Hubsについて過去のセミナーで頂いたご質問も併せてご参照ください