AIエージェントやツールで効果を発揮するには、企業のコンテンツを参照する必要があります。 パートナー各社がこれまで以上に迅速に、さらに多くのコネクタや統合のサポートを追加し続ける中、AIプロバイダはますます多様な方法でBoxとの統合を進めています。 このドキュメントでは、一般的な種類のAI統合の概要を示し、その仕組みを明確にするとともに、Boxを使用する際のセキュリティ、ガバナンス、コストに関連した影響についても説明します。
重要
これらの統合は通常、BoxのパートナーがBox公開APIを使用して開発しています。 このような場合、Boxは必ずしも、その統合がどのように構築され、どのように動作するかを把握しているわけではありません。
一般的な種類のAI統合
次の表に、AI統合の種類に関する基本情報を示します。 詳細については、各セクションを参照してください。
| AI検索統合 | AIインデックス作成統合 | Box MCPサーバー統合 | |
| 説明 | サードパーティ製AIエージェントが、ユーザーのBoxデータをリアルタイムで検索します | サードパーティ製AIエージェントの環境内で、ユーザーのBoxコンテンツに対してインデックス作成、コピー、保存、更新が行われます | Boxが公開している特定のツールを使用して、MCPクライアントを搭載したサードパーティ製AIエージェントがBox MCPサーバーと対話します |
| セキュリティ |
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| コスト | 低 | 高 | 低 |
AI検索統合
ユーザーが関連するクエリを実行するたび、サードパーティ製AIエージェントがBox APIを呼び出し、ユーザーのBoxデータをリアルタイムで検索します。
セキュリティ
ユーザーのファイルとデータは、クエリで明示的に返される場合を除き、Box内に保持されます。 ユーザーは、Box内でアクセス権限を持つコンテンツのみにアクセスできます。 権限はリアルタイムで確認されます。
コスト
APIコールは関連する各ユーザークエリの実行時のみに発生するため、通常はコストが低くなります。 ユーザークエリはAPIコールに変換されます。APIコールは、通常、既存のBoxプランで付与されたAPIコールの上限/AIユニットに照らして課金されます。
AIインデックス作成統合
サードパーティ製AIエージェントの環境内で、ユーザーのBoxコンテンツ全体 (またはその大部分) に対して、インデックス作成、コピー、保存、継続的な更新が行われます。
セキュリティ
ユーザーのファイルとデータはコピーされ、外部環境に保存されます。その環境はサードパーティによって別途保護および管理されている必要があります。 ユーザーがBox内でアクセス権限を持つコンテンツのみを操作できるように、多くのインデックス作成コネクタには確認機能が備わっています。 ただし、これらの権限確認はサードパーティが自社環境内で管理しているため、Boxと同期されていない可能性があります。 重要: 統合に関するサードパーティのドキュメントを確認し、組織のセキュリティ要件が満たされていることを確認してください。
コスト
プロバイダはユーザーのすべてのファイルをコピーして保存するために大量のAPIコールを実行し、そのインデックスを最新の状態に保つために定期的なAPIコールを実行するため、通常はコストが高くなります。 この結果、企業は、既存のBoxプランに付与されたAPIの上限を予期せず超過する可能性があります。 ユーザークエリへの回答には、サードパーティ製エージェントがコピーして保存したコンテンツのあらかじめ作成されたインデックスが使用されます。
Box MCPサーバー統合
MCPクライアントを搭載したサードパーティ製AIエージェントは、Boxが公開している特定のツールを使用してBox MCPサーバーと対話します。 サーバーは、ユーザーが関連するクエリを実行するたびにBox APIを呼び出します。
セキュリティ
ユーザーのファイルとデータは、クエリで明示的に返される場合を除き、Box内に保持されます。 ユーザーは、Box内でアクセス権限を持つコンテンツのみにアクセスできます。 権限はリアルタイムで確認されます。 この統合では、サードパーティ製MCPクライアントとBox MCPサーバーの間の接続を確立するためにAPIコールを使用します。通常、このAPIコールも既存のBoxプランで付与されたAPIコールの上限に照らして課金されます。
コスト
APIコールは関連する各ユーザークエリの実行時のみに発生するため、通常はコストが低くなります。 ユーザークエリはAPIコールに変換されます。APIコールは、通常、既存のBoxプランで付与されたAPIコールの上限/AIユニットに照らして課金されます。 他のAPIコールは、サードパーティ製MCPクライアントとBox MCPサーバーの間の接続を確立するために使用されます。通常、このAPIコールも既存のBoxプランで付与されたAPIコールの上限に照らして課金されます。 既存のAI統合 次のリストは、AIとBoxの統合をすべて網羅しているわけではなく、新しい統合が作成されてリリースされるたびに更新される可能性があります。
| AI検索統合 | AIインデックス作成統合 | Box MCPサーバー統合 | リンク | |
| Amazon Quick Suite | 〇 | |||
| Anthropic Claude Connectors | 〇 | |||
| Anthropic Claude Enterprise Search | 〇 | |||
| Anthropic Claude Messages API | 〇 | |||
| Fin by Intercom | 〇 | |||
| GitHub MCP Registry | 〇 | |||
| Glean MCP Directory | 〇 | |||
| Glean Search | 〇 | |||
| Google Gemini Enterprise Agent (プレビュー) | 〇 | |||
| Google Gemini Enterprise Datasource Connector | 〇 | |||
| Groq Responses API | 〇 | |||
| IBM watsonx Orchestrate Agent | 〇 | |||
| Microsoft Agent 365 (プレビュー) | 〇 | |||
| Microsoft Azure API Center | 〇 | |||
| Microsoft 365 Copilot Agent (プレビュー) | 〇 | |||
| Microsoft Copilot Studio Tools | 〇 | |||
| Microsoft Foundry Tools | 〇 | |||
| Microsoft Copilot Connector | 〇 | |||
| Microsoft Windows On-Device Agent Registry (ODR) | 〇 | |||
| Mistral AI Le Chat | 〇 | |||
| Notion AI | 〇 | |||
| OpenAI ChatGPT App | 〇 (「オンデマンド」)* | 〇 (「同期」)* | ||
| OpenAI Company Knowledge | 〇 | |||
| OpenAI Platform - AgentKit | 〇 | |||
| Perplexity AI | 〇 | |||
| ServiceNow - エージェント | 〇 | |||
| ServiceNow - Moveworks | 〇 | |||
| Slack AI App | 〇 |
*ChatGPT Pro、Business、Enterpriseのユーザーの場合、Boxに接続すると、オンデマンドコネクタと同期コネクタの両方が作成されます。 初期設定時に同期を無効にするには、[Advanced settings (詳細設定)] を開いて [On-demand (オンデマンド)] を選択し、[Save changes (変更を保存)] をクリックします。 また、コネクタの作成後に、[Settings (設定)] > [Apps (アプリ)] > [Box] に移動して、3つの点のメニューをクリックし、[Disable sync (同期の無効化)] を選択することで、同期を無効にすることもできます。
ChatGPT Enterpriseプランの管理者の場合、ワークスペース全体の同期を無効にすることもできます。 これを行うには、[Account (アカウント)] > [Workspace settings (ワークスペース設定)] > [Apps (アプリ)] に移動し、Boxコネクタを見つけます。 [Enable sync (同期の有効化)] ボタンが表示されている場合は、すでに同期が無効になっています。 無効になっていない場合は、[Box sync configured (構成済みのBoxとの同期] 行を見つけて、右側にある3つの点のメニューを開き、[Delete (削除)] を選択して同期を無効にします。
また、組み込みのChatGPTコネクタを使用しない場合は、コンテンツにインデックスを作成しなくても、幅広いツールへのアクセスを提供するMCPベースのBoxコネクタを手動で構成することもできます (手順については、こちらを参照)。 管理者は、このMCPコネクタをChatGPTワークスペースに公開できます。これにより、ワークスペース内の従業員は開発者モードを有効にしなくてもこのコネクタを使用できます。