既存のお客様がv2以下のバージョンからBox for Oracle NetSuite v3以上にアップグレードする場合は、v3をインストールした後、Boxのカスタムレコードを移行する必要があります。 カスタムレコードをCSVとして手動でエクスポートまたはインポートする代わりにBox Migration Toolを使用する方法もあります。
この記事では、カスタムレコードをCSVとして手動でエクスポートしてインポートする手順について説明します。
1. カスタムレコードのエクスポート
レコードをエクスポートするには:
- NetSuiteのグローバルダッシュボードで、[Customization] > [List, Records, & Fields] > [Record Types] に移動します。
- カスタムレコードリストを表示します。 まず、最初のカスタムレコードリストであるBox Account Associationに移動します。
- [Customize View] をクリックしてすべての列を表示します。
-
Box Account Associationでは、以下の列を追加して [Save] をクリックします。
- Box User id (BoxユーザーID)
- External ID (外部ID)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
- NetSuite User id (NetSuiteユーザーID)
- リストビューに戻ります。この時点で、リストビューには、前の手順で追加した列がすべて表示されます。 次に、[Export - CSV] アイコンボタンをクリックします。
- 残り5つのカスタムレコードに対して手順2~5を実行します。
-
Box Folder Collaborations
- Account Association id (アカウントの関連付けID)
- Box Collaboration id (BoxのコラボレーションID)
- Box Collaboration Type (Boxのコラボレーションの種類)
- Folder Association id (フォルダの関連付けID)
- External ID (外部ID)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
-
Box Folder Collaborations
-
Integration Config
- Name (名前)
- Box Root Folder id (BoxルートフォルダID)
- Box Subdomain (Boxサブドメイン)
- Box Verified Enterprise
- Enterprise id (Enterprise ID)
- External ID (外部ID)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
- Move V1 Content to V2 (V1コンテンツをV2に移動)
- Upgraded from V1 (V1からアップグレード済み)
-
Box Record Folder
- Box Record Folder id (BoxレコードフォルダID)
- External ID (外部ID)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
- Netsuite Record id (NetSuiteレコードID)
- Netsuite Record Type (NetSuiteレコードの種類)
-
Box Record Type Config
- Name (名前)
- Create (作成)
- Edit (編集)
- Enabled (有効)
- External ID (外部ID)
- Full (フル)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
- Permission id (権限ID)
- Prefix (プレフィックス)
- Record Field (レコードフィールド)
- Record Type (レコードの種類)
- Record Type Folder Name (レコードの種類のフォルダ名)
- View (表示)
-
Type Folder
- Box Folder id (BoxフォルダID)
- External ID (外部ID)
- Inactive (非アクティブ)
- Internal ID (内部ID)
- NetSuite Object Type (NetSuiteオブジェクトの種類)
完了したら、カスタムレコードのインポートに進みます。
2. カスタムレコードのインポート
注: NetSuiteの制限事項により、一度にインポートできる行数は最大25,000行です。 上記でエクスポートしたレコードのいずれかがこの上限を超える場合は、手動またはサードパーティ製のツールで、CSVエクスポートファイルを25,000行のファイルに分割する必要があります。 これは、Box Record Folderでよく発生します。このレコードの種類では、結果として特定のNetSuiteレコードにマッピングされたBoxフォルダを表示できない場合があります。
- [Setup] > [Import / Export] > [Import CSV Records] に移動します。
- 以下のフィールドを設定して、[Next] をクリックします。
- [Import Type] で [Custom Records] を選択します。
- [Record Type] で、[<レコードの種類名>] (例: Box Account Association) を選択します。
- [CSV File(s)] で、対応するレコードの種類の保存済みのCSVファイルをアップロードします。
- NetSuiteのImport Assistantでサポートされるレコード数は最大25,000個までです。 CSVファイルに含まれるレコード数がそれを超える場合は、複数のCSVファイルに分割する必要があります。
- インポートデータの処理方法を選択します。
- レコードの種類が以下の場合、[ADD] をクリックし、[Next] をクリックします。
- Account Association
- Folder Collaborations
- Record Folder
- Type Folder
- (必要に応じて) その他のカスタムレコード
- レコードの種類が以下の場合、[ADD] をクリックし、[Next] をクリックします。
-
- 以下の場合は、[UPDATE] をクリックし、[Next] をクリックします。
- Record Type Config
- Integration Config
- 以下の場合は、[UPDATE] をクリックし、[Next] をクリックします。
- すべてのフィールドが正しくマッピングされていることを確認し、[Next] をクリックします。
- インポートジョブを実行します。 フィールドへの入力とジョブの保存は省略可能ですが、 ジョブの実行だけは必要です。 [Save & Run] ボタンのサブメニューに移動し、[Run] をクリックします。
- 確認して [OK] をクリックします。
- 確認ページに移動します。 [Import Job Status] をクリックすると、進捗状況を確認できます。
[Job Status] の表示例を次に示します。
注: カスタムレコードを作成した場合は、存在しないレコードを示すCSVのレスポンスをダウンロードする必要があります。 その後、[ADD] を選択してレコードをインポートします。
- 残りのカスタムレコードに対して手順2~7を繰り返します。