概要
この記事では、Boxでファイルまたはフォルダの [開く] オプションが存在しないかグレー表示になっている場合がある理由と、そのボタンを復元/有効化する方法を説明します。
問題
WindowsまたはmacOSのBox Editを使用してファイルをデスクトップで開こうとすると、[開く] ボタンが存在しないか、グレー表示になっている場合があります。
[開く] ボタンは、以下のいずれかの理由で存在しないかグレー表示になっている可能性があります。
- ユーザーに対してBox Editが有効になっていない。
- ユーザーにそのファイルを編集する権限がない。
- Box Editがそのファイル用のデフォルトアプリケーションを判別できない。
- [管理コンソール] > [ユーザーとグループ] でファイルの所有者のステータスが [アクティブ] に設定されていない。
- そのファイルの種類のBox Editによる編集がブロックされている。 Box Editによる編集がサポートされていないファイルの種類には、スクリプトファイル (.py、.sh、.batなど) および実行可能ファイル (.exe、.dllなど) が含まれます。
- (Windowsのみ) Box ToolsのMSIエディションとEXEエディションの両方がインストールされている (両方のエディションをインストールした状態はサポート対象外です)。
解決方法
- Box統合 (https://app.box.com/services/box_edit) でユーザーのBox Editが有効になっていることを確認します。
- (Windowsのみ) デバイスにBox Toolsのエディションが1つだけ (MSIまたはEXE) インストールされていることを確認します。 ユーザー用インストーラ (EXE) と管理者用インストーラ (MSI) のそれぞれの場所にあるインストーラファイルを確認します。 両方のエディションが存在する場合は、https://support.box.com/hc/ja/articles/360043696134-Box-Toolsのアンインストールの手順に従って削除スクリプトを実行し、両方のエディションを完全にアンインストールします。 アンインストール後に、Box Toolsを再インストールします。
- ファイルを編集する権限があることを確認します。 ファイルを編集するには、「ビューアー/アップローダー」以上のロールが必要です。 権限の詳細については、コラボレータの権限レベルについてを参照してください。
- Box Toolsがインストールされ、そのプロセスが実行中であることを確認します (詳細については、Box Toolsがインストール済みで実行中かどうかを確認する方法を参照してください)。
- 使用しようとしているファイルの種類に関連付けられているアプリケーションがデバイスにインストールされていることを確認します。
結果
- [開く] オプションが、ウェブアプリまたはクライアント内の対象ファイルまたはフォルダに表示され、有効になります。
- 選択した方法 (Boxプレビュー、Box Tools/Box Edit、Office Online、Googleドキュメント、またはネイティブアプリケーション) でファイルが問題なく開きます。
- 適切な権限 (必要に応じて、編集者/アップロード/ダウンロードのロール) を持つユーザーが項目を開いて編集できます。
- 外部コラボレータは、共有の設定に応じて共有項目を開くことができます。
代替手段:
上記の症状が引き続き発生する場合は、Box Toolsのログを収集して送信し、support.box.comでサポートチケットを作成してサポートを依頼してください。
その際、以下の情報を提供してください。
- ネットワークキャプチャ - Boxにログインしていることを確認し、キャプチャを開始してから、ブラウザを更新します。
- Box Editのログ
-
以下の質問への回答:
- この問題は、すべてのユーザーに発生していますか?
- 別のネットワークを試しても、 同じ問題が発生しますか?
- この問題は、すべてのブラウザで発生していますか?
- 実行中の2つのプロセス (Box EditとBox Edit Local Com Server) が表示されたタスクマネージャーのスクリーンショットを添付します。
- Box Toolsがインストールされていることを確認できるように、コントロールパネルのスクリーンショットを添付します。
参考情報:
関連記事については、Box Toolsに関するトラブルシューティングを参照してください。