Box Syncは、Boxに保存されているデータのデスクトップへのミラーリングを可能にします。ただし、このツールの利点を最大限に活用するには、正しく使うことが重要です。同期したいコンテンツを選択するとき、またはすでに同期を開始しているコンテンツを評価するときは、パフォーマンスを低下させる可能性がある2つの問題に注意してください。
「高アクティビティフォルダ」の同期に注意する
「高アクティビティフォルダ」には頻繁にアクセスされるファイルが大量に含まれており、通常は多くのコラボレータが設定されています。想像いただけるように、それらのフォルダでは1日にかなりの量の変更が発生します (編集、コメント、タスク、その他メタデータ)。それらすべての変更をBox Syncフォルダに反映させるには、かなりの時間とインターネット通信速度、(ユーザーの) マシンの処理能力が必要となる可能性があります。
日常的にアクセスしないフォルダの同期はしない
同期対象のフォルダに2、3の簡単な変更を行うだけでも、Box Syncでは大量の処理が行われます。ファイルの整合性とデータのセキュリティを確保するため、クラウド上での変更を実行する前に、同期されるコンテンツ全体 (編集された箇所だけでなく) をスキャンする必要があります。同期するファイルの数が増えると (「高アクティビティ」フォルダが含まれる場合は特に)、Box Syncが実行するスキャンが複雑になり、コンピュータやインターネット接続により高い能力が求められることになります。
アクセス頻度の高いコンテンツのみを同期する
Boxは最適なパフォーマンスを確保するため、10万ファイルおよび100GBまでの同期のみをサポートしています。日常的にアクセスするコンテンツのみを同期の対象として指定することをお勧めします。アカウント内のすべてのコンテンツを同期すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
問題の対処方法:
- 頻繁に使用するフォルダのみを同期します。
- 同期対象のフォルダに「高アクティビティ」の条件に該当するものがないか評価します。
- できるだけ下位のサブフォルダを同期します。
- 必要がなくなったフォルダはすぐに同期対象から外します。