ユーザーの詳細レポートを実行すると、組織内のすべてのユーザーに関するさまざまなデータ (名前、メールアドレス、グループ、コラボレーションの権限など) を表示できます。 このレポートにより、組織内のユーザーが管理対象外かどうかや管理対象外ユーザーの数を確認することもできます。
管理対象ユーザーとは、「公式の」Boxユーザーを意味します。企業に属し、認可されたBoxアカウントを所有する、組織のセキュリティおよびコンプライアンスポリシーの対象となるユーザーのことです。 管理対象外ユーザーとは、無料の個人用Boxアカウントを使用して、会社が所有するコンテンツでコラボレーションを行うユーザーのことです。 管理対象外ユーザーは、組織の管理対象ドメイン内に存在するものの、BoxのEnterpriseには属していません。つまり、管理対象外ユーザーのBoxアカウントにはライセンスがありません。 管理対象外ユーザーの場合、アカウントが会社のBoxセキュリティポリシーの制約を受けないため、セキュリティとコンプライアンスのリスクが高まるというのが重要な点です。 ユーザーの詳細レポートを利用すると、管理対象外ユーザーを特定し、まとめて招待して管理対象ユーザーにすることでこのセキュリティ上の欠陥を補うことができます。
ユーザーの詳細レポートを.csvファイルにエクスポートします。.csvファイルには、ユーザーが姓のアルファベット順で表示されます。 レポートを並び替えたり、フィルタをかけることもできます。
注
管理者と共同管理者のみ、[ユーザーの詳細] レポートを実行できます。 グループ管理者はこのレポートを実行できません。
ユーザーの詳細レポートを実行するには:
- [管理コンソール] の左側のナビゲーションで、[レポート] をクリックします。
- [レポート] ページが表示されたら、[ユーザーの詳細] レポートの隣にある [エクスポート] をクリックします。[ユーザーの詳細レポートのエクスポート] ウィンドウが開きます。
- [ユーザータイプ] ボックスで下向き矢印をクリックし、表示するユーザーのグループをクリックします。次の中から選択できます。
- 管理対象ユーザー (デフォルト)。 管理者と共同管理者。別々にラベル付けされていますが、どちらも管理対象ユーザーです。
- 管理対象外ユーザー
- すべてのユーザー
- [エクスポート] をクリックします。選択したリストがCSV形式でデフォルトの [レポート] フォルダにダウンロードされます。
- 別のフォルダを指定していない場合は、[すべてのファイル] > [Box Reports] に移動すると、Boxのデフォルトの [レポート] フォルダが見つかります。
ユーザーの詳細レポートには、各ユーザーの以下の情報が含まれます。
- 名前
- メール
- 予備のメールアドレス
- グループ
- ストレージ (上限)
- 外部コラボレーション制限 (有効/無効)
- ステータス
- 使用済みストレージ
- 前回のパスワード変更
- 最終ログイン
- ユーザータイプ (管理対象/管理対象外/管理者/共同管理者)
- 管理対象ユーザーの権限
- 共同管理者の権限
注
- 管理対象外ユーザーを選択すると、レポートは3つの列の値のみを返します。
- 名前
- メール
- ユーザータイプ
- ユーザーの詳細レポートでは、外部ユーザーであるかどうかは明記されません。 外部ユーザーは、会社に属さない (つまり、従業員や社内の請負業者ではありません) ものの、管理対象ユーザーが所有するコンテンツでコラボレーションを行います。 外部ユーザーは管理対象の場合もあれば、管理対象外の場合もあります。
管理対象外ユーザーを特定したら、管理対象ユーザーに簡単に変更できます。 この操作の後、管理対象外ユーザーが属していた不要なドメインの削除が必要になる場合があります。 管理対象外ユーザーの変更と不要なドメインの削除を参照してください。
注
[ユーザーとグループ] > [管理対象ユーザー] タブに移動し、[ユーザーのエクスポート] をクリックして、ユーザーレポートを取得することもできます。 ただし、このレポートやその他すべてのレポートは、[レポート] ページ ([管理コンソール] > [レポート]) から生成することをお勧めします。