Box Driveでは、Boxに対する変更の保存時に問題が発生した場合、ユーザーに情報が通知されます。 Box Driveアプリケーションのインターフェースにファイルがリストされ、問題の簡単な説明が表示されます。
問題ファイル通知のリストを検索するには:
- メニューバーまたはシステムトレイのBoxアイコンをクリックして、Box Driveの検索バーを開きます。
- オプションを表示するには、(Macの場合は右下隅、Windowsの場合は左下隅にある) 歯車アイコンをクリックして、[1個の項目の更新中にエラーが発生しました...] をクリックします。
- ここに、すべての問題ファイル通知がリストされます。 これらの通知は、問題が解決されると自動的に消去されます。 通知が消去されていないが、問題が解決されていると思われる場合、[すべて再試行] をクリックして処理を手動で再試行できます。
以下のリストで、受け取った問題ファイル通知のタイプを確認します。 問題ファイル通知にエラーコードが含まれている場合、そのコードを使用してエラーの内容を特定します。 詳細については、リンクをクリックしてください。 また、次の記事で通知のタイトルやエラーコード (該当する場合) を検索することもできます (ブラウザの検索ツールを使用します)。
操作の失敗: 管理者により制限されました
企業の管理者が、それらの場所へのファイルの移動とコピーを制限しました。 管理者にアクセスをリクエストし、やり直してください。
操作の失敗: ファイルをダウンロードできません
Boxからファイルをダウンロードする権限がない場合、Box Driveでファイルをダウンロードすることはできません。 不明な理由でダウンロードに失敗した場合も、このエラーが表示されることがあります。
その項目に対する権限を確認してからダウンロードを再試行してください。 ダウンロード権限がないフォルダをオフラインアクセスの対象としてマークした場合、そのフォルダをオンラインのみの状態に戻すと、問題のある項目がクリアされます。
ダウンロードの失敗: ディスクの空き容量が不足しています
ハードドライブの容量を超えるファイルをダウンロードしようとした場合は、ファイルのダウンロードに失敗します。 これにはオフラインダウンロードも含まれます。
ハードディスクの領域を解放してから、ダウンロードを再試行してください。 オフラインフォルダをオンラインのみの状態に戻すとハードドライブの領域を解放できます。 また、Box Driveからログアウトして、キャッシュされているすべてのファイルとログを完全に消去することもできます。この場合、オフラインファイルや、オフラインで使用できるフォルダの設定も削除されます。
操作の失敗: ファイルのダウンロードが制限されました
コラボレータがBoxでファイルをロックし、さらにダウンロードを禁止した場合、ロックが解除されるまでファイルをダウンロードできなくなります。
ファイルをBoxでロック解除し、必要に応じてファイルをロックしたコラボレータに連絡してください。 このファイルがロック解除されたら、操作をもう一度試してください。
ダウンロードの失敗: 悪意のあるコンテンツが検出されました
悪意のあるファイルは、ダウンロードできませんが、Box.com上で表示できます。Box.com上でファイルを表示するには、Box Driveでファイルを右クリックし、[Box.comで表示] オプションを選択してください。
コピーの失敗: 悪意のあるコンテンツが検出されました
コピーしようとしたファイルが悪意のあるファイルであることが検出されました。悪意のあるファイルをBox内の別の場所にコピーすることはできません。
移動の失敗: 悪意のあるコンテンツが検出されました
移動しようとしたファイルが悪意のあるファイルであることが検出されました。悪意のあるファイルは、ファイルの移動が許可されていません。ファイルの移動に失敗すると、Boxはそのファイルを元の場所に戻そうとします。この場合、ファイルが開かれたままになっているため、元の場所に戻せませんでした。ファイルを元の場所に戻すには、ファイルを閉じてください。
コピーの失敗: 分類されたコンテンツが検出されました
コピーしようとしたファイルが分類されたファイルであることが検出されました。分類されたファイルをBox内の別の場所にコピーすることはできません。
操作の失敗: Boxでファイルがロックされました
コラボレータがBoxでファイルをロックした場合、ロックが解除されるまでファイルを更新できなくなります。
Boxでファイルを見つけ、右クリックして [ファイルのロック解除] を選択します。 ファイルのロックを解除する前であれば、ロックしたユーザーの名前を確認できます。 そのユーザーに連絡して、変更内容を調整してください。 このファイルがロック解除されたら、操作をもう一度試してください。
操作の失敗: ファイルがロックされているか使用中です
操作しようとしているファイルがローカルマシンでロックされています。
ファイルが別のアプリケーションで使用されている可能性があります。または、ファイルにアクセスする前に、コンピュータの管理者がロックを解除する必要があります。 他のすべてのアプリを閉じてからBox Driveを再起動して、もう一度やり直してください。
操作の失敗: ファイルサイズを超過しています
Boxにアップロードできるファイルサイズの上限は、そのファイルの所有者のアカウントタイプによって異なります。 サイズ制限については、Boxにアップロードできる最大ファイルサイズ
を参照してください。継承したファイルサイズの上限によってBoxにファイルを保存できない場合は、ファイルの所有者に知らせてください。
操作の失敗: Boxからファイルが削除されました
このメッセージは次の状況で表示されます。
- ファイルがオフラインで編集されたときに、Boxで削除しようとした場合。 Box Driveを再起動したときにこのエラーメッセージが表示されます。
- ファイルがBoxで削除されたときに、ローカルで編集しようとした場合。 競合が検出されると、直ちにこのエラーメッセージが表示されます。
変更内容が保存されたことを確認するには、デスクトップにファイルのコピーを作成して元のファイルを削除してください。 次に、新しく作成したコピーをBoxフォルダに移動します。 または、ファイルをウェブアプリ経由で別の場所にアップロードし、元のファイルを削除する方法もあります。
操作の失敗: ネットワークエラー
ファイル転送の問題は、一般的にネットワークの断続的な問題で発生します。 このような問題はネットワークのどこでも発生する可能性があり、自分の管理外の場所で起きることもあります。
ネットワーク問題の種類によっては、管理者、IT部門、または無線/インターネットプロバイダに連絡して問題を解決してもらう必要があります。 ネットワークの問題が解決後、アップロード/ダウンロードをやり直してください。
操作の失敗: 割り当てを超過しています
Box Driveの機能は、以前の所有者に割り当てられた利用資格とも関連しています。 アカウントのファイルサイズの上限は、フォルダの以前の所有者のアカウントタイプによって異なります。 利用資格の詳細については、https://www.box.com/ja-jp/pricingを参照してください。
継承したファイル割り当ての上限によってBoxにファイルを保存できない場合は、フォルダの所有者に知らせてください。
操作の失敗: サービスがビジー状態です
この問題は、Box DriveからBoxサーバーに生成されるトラフィックが多すぎる場合に発生します。
通常は、数分待った後ファイルが自動的に再試行されると通知により報告されます。 通知されない場合、または何らかの理由により再試行が失敗する場合、数分以内に手動でもう一度やり直してください。
操作の失敗: 一時フォルダを作成できません
アカウントにこの場所にアクセスする権限がない場合、Box Driveは一時フォルダを作成できず、この問題通知を発行します。
Box Driveに一時フォルダの作成を許可するには、Boxフォルダの親レベル (上記の例ではX:\Stuffレベル) にフォルダを作成する権限が必要になります。 フォルダの作成に必要な権限がない場合は、システム管理者に連絡してください。 フォルダを作成するために必要な権限を取得したら、Box Driveを再起動してください。
操作の失敗: 予期しないエラーが発生しました
操作の失敗: サポートされないファイルタイプです
Box Driveでは次のファイルタイプはサポートされていません (詳細については、Box SyncとBox Driveで無視またはブロックされるファイルの種類を参照してください)。
- Outlook PSTファイル
- QuickBookファイル
- Googleドキュメント/スプレッドシート (ローカルマシンに保存できないウェブのみのドキュメント)
- Macパッケージファイル
これらのタイプのファイルはBoxウェブアプリを使用してアップロードしてください。
操作の失敗: サポートされない名前です
オペレーティングシステムによっては、一部の特殊文字が使用された項目名をサポートしない場合があります。 そのような文字が名前に含まれるファイルやフォルダを保存しようとすると、下線のついた項目の名前の変更を求めるメッセージが表示されます。
- OSに関係なく適用されるBoxの制限事項: Boxでは「/」または「\」の文字を含むファイル名あるいはフォルダ名をサポートしていません。また、ファイル名あるいはフォルダ名の先頭または末尾にスペースを使用することもできません。
- Windows OSの制限事項:
- < (未満)
- > (より大きい)
- : (コロン)
- " (二重引用符)
- / (スラッシュ)
- \ (バックスラッシュ)
- | (垂直バーまたはパイプ)
- ? (疑問符)
- * (アスタリスク)
- ファイル名にWindowsがサポートしない文字が含まれる場合、問題ファイルとしてマークされます。 Windowsのファイル名制限のリストを参照してください。 Windowsファイル名の制限も以下に示します。
- Windowsは「.」(ピリオド) で終わるフォルダ名をサポートしていません。
- Mac OSの制限事項:
- Boxでは先頭のスペースはサポートされません。
- Macで行われるファイル名の文字変換はBoxでは認識されません (例えばMacではファイル名の「/」が「:」に変換される)。
- ファイル名にMacがサポートしない文字が含まれる場合、問題ファイルとしてマークされます。 ファイル、フォルダ、ディスクの名前変更に関する推奨事項については、Appleサポートにお問い合わせください。
Boxの項目にサポートされていない名前が含まれている場合、その項目の名前を変更すると、Box Driveのダウンロードが再処理されます。 ローカルファイルにサポートされていない名前が含まれている場合、ローカルでその名前を変更します。
ファイルを開けません
オフラインの状態でオンラインのみのファイルを開くことはできません。 オンラインの状態に戻ってからファイルのダウンロードを再試行してください。
同期が解除されたファイルを含むフォルダを削除できません
まだBoxに保存されていないファイルが含まれているため、フォルダを削除できません。 このフォルダを削除する前に、これらのファイルをローカルのBox Driveフォルダに移動する必要があります。
コラボレーションフォルダを移動できませんでした
Boxでフォルダ所有者が変更された場合、Box Driveではフォルダを移動できません。 例えばコラボレーションフォルダを自分のルートディレクトリに移動しようすると、フォルダ所有権が「個人用」に変換されます。
このエラー通知を解決するには、フォルダをローカルコンピュータの元の場所に戻します。 次に、Boxウェブサイトでフォルダを目的の場所に移動します。
依存関係の失敗: 別の項目で問題が発生しました
この問題は、特定のアクションが失敗した別のアクションに依存しているため、Box Driveがそのアクションを実行できない場合に発生する可能性があります。 例えば、Box Driveが親フォルダ「Y」にフォルダ「X」が含まれるフォルダ構造を作成するとします。 親フォルダ「Y」の作成に失敗した場合、フォルダ「X」の作成にも失敗し、Boxに「Dependency failed (依存関係エラー)」メッセージが表示されます。
ファイルをアップロードするための十分な権限がありません
ファイルを操作するには、編集者以上のアクセス権限が必要です。 コラボレータの権限レベルについてを参照して、対象ファイルを保存する権限がファイル所有者から付与されていることを確認してください。 権限の設定によってファイルを保存できない場合は、フォルダの所有者に知らせてください。 ファイルに対する適正な権限が得られたら、もう一度やり直してください。
Boxフォルダにコンテンツを直接作成できない場合は、[Enterprise設定] で管理者のコンテンツ作成が制限されていないことを確認してください。
Boxのファイルを別のユーザーが編集していて、そのファイルを上書きする権限が得られない場合があります。 この場合は、ファイルを別のフォルダに保存してから、Boxアプリケーションを再起動してください。
ファイルが、ローカルアプリケーション (MS WordやAdobe Acrobatなど) によって使用中になっている場合があります。 対象ファイルを使用している可能性のあるローカルアプリケーションを再起動してから、ファイルを手動で保存し直してください。
これらの方法で解決されない場合は、コンピュータを再起動してください。 Box Driveが自動的に起動するように設定されている場合は、コンピュータを再起動すると対象ファイルの保存が自動的に開始されます。
読み取り専用: 移動に失敗しました (エラーコード: 02)
このファイルを移動するのに十分な権限がありません。 ファイルを閉じると、Box Driveがファイルを元の場所に戻します。 Box Driveがファイルを戻せない場合、手動で戻します。
読み取り専用: 移動に失敗しました (エラーコード: 03)
このファイルを
読み取り専用: 移動/名前変更に失敗しました (エラーコード: 01および04)
ファイルを移動するか名前変更しようとしましたが、十分な権限がない場合、このエラーが発生します。 ファイルの所有者に確認し、適切な権限をリクエストしてください。
読み取り専用: 名前変更に失敗しました (エラーコード: 05)
読み取り専用: アップロードに失敗しました (エラーコード: 06)
このエラーは、編集するための十分な権限がないため、Box Driveがファイルに変更内容を保存できなかったことを示します。 ファイルを閉じると、変更内容がデスクトップに新しいコピーとして保存されます。 このローカルコピーを所有しているフォルダに移動して、Boxに保存します。
読み取り専用: アップロードに失敗しました (エラーコード: 07)
このエラーは、このファイルを編集するための十分な権限がないことを示します。 ファイルの所有者に確認し、再試行する前に適切な権限をリクエストしてください。
ファイルの名前変更の失敗: 名前がすでに使用されています
これはBox Driveでファイル名の競合を解決するときに起きる、稀な問題です。 ローカルのBoxフォルダにあるファイルの名前を変更して、再試行します。
Boxに作成されたMacパッケージをダウンロードできませんでした
現在、Box DriveでMacパッケージはサポートされていません。 Boxウェブアプリを使用して、Macパッケージをアップロードするかダウンロードします。 Pages、Numbers、Keynoteで作成したiWorkファイルの場合、該当ファイルを開き、[File (ファイル)] > [Advanced (詳細)] > [Change File Type (ファイルタイプを変更)] > [Single File (シングルファイル)] の順に選択することで単一ファイルに変換することも可能です。
iWorkパッケージの詳細については、 こちらを参照してください。
Macパッケージファイルをアップロードできません
現在、Box DriveでMacパッケージはサポートされていません。 Boxウェブアプリを使用して、Macパッケージをアップロードするかダウンロードします。 Pages、Numbers、Keynoteで作成したiWorkファイルの場合、該当ファイルを開き、[File (ファイル)] > [Advanced (詳細)] > [Change File Type (ファイルタイプを変更)] > [Single File (シングルファイル)] の順に選択することで単一ファイルに変換することも可能です。
iWorkパッケージの詳細については、 こちらを参照してください。
ウェブドキュメントファイルを更新できません
このエラーは、ウェブベースのドキュメントタイプ (Googleドキュメントなど) を編集しようとしたときに発生します。 このファイルを編集するには、適切なウェブアプリケーションを使用する必要があります。
ファイルのアップロードの失敗: ファイルが使用中です
このエラーは、ファイルが別のローカルアプリケーションで使用中であることを示します。 ファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてからBox Driveを再起動して、もう一度やり直してください。
G Suiteファイルのアップロードの失敗
このエラーは、ローカルのBox DriveではG Suiteファイルを作成または変更できないためファイルのアップロードに失敗したことを示します。 Box Driveに追加されたG Suiteファイルで発生するこの問題を解決するには、ファイルを削除するか、ファイルをBox Driveの外部に移動します。 ローカルで変更したファイルの場合は、Box.comでそのファイル名を変更し、ローカルの変更したバージョンを削除します。
サポートされないファイルタイプのアップロードの失敗
このエラーは、アップロードしようとしたファイルのタイプがBox Driveでサポートされていないことが原因でファイルのアップロードに失敗したことを示します。
ファイルのアップロードの失敗: Boxからフォルダが削除されました
場合によっては、親フォルダがBoxから削除されていたりすることがあります。 その結果、親フォルダのレコードが存在しないため、削除されたフォルダ内の項目の保存や移動ができなくなります。
ファイルを別の場所に移動して、フォルダを保存し直します。